ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ドクター・クロス

2006-05-07 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 「サア、次ノクロスニ行クカラ。」、とまた車に乗って、同じ日曜日の午後、レースのはしごです。午前と午後、レースのはしごはわたしの得意とするところなので、勇んで移動します。

 次のレースの主催者はお医者さん。会場にはオムロンの血圧計を使って血圧測定のコーナーもありました。でも、とても風変わりなクロスで、お医者さんの言うところによると、「速ク走ルノハ身体ニ良クナイ。」とのことで、全長6キロのコースのラスト300mまでをすべてのランナーが一緒に走り、最後の300mだけで勝負するのです。

        

 このレースもクラス分けがあって、わたしは一番速い男女クラスで同時スタートしました。1キロほど男子選手も一緒に走ったけれども、彼らはペースを徐々に上げ、ビルドアップしていきました。わたしは残りの女子選手とおしゃべりしながらイージーペースで湖の周りを走ります。一人、審判かな?男子ランナーが一緒でした。

 今回もアナと走りましたが、なにせ一緒に集団で走るのがこのレースのルールなので、楽について行きます。でも、やはりアナもビルドアップ。ラスト2キロくらいからペース上がり、ラスト1キロくらいは全力スパートでした。残念ながらまたもや離され、とても付いて行けませんでした。もう少しうまく練習して、彼女とデッドヒートしたいものです。

 2位の私がいただいたのは、ポロシャツ(=大きすぎたので人にプレゼント)・キャップ(=何の変哲もない普通の白のキャップ)・ちょこっとした食品などで、ほかの入賞者もみんな同じ商品でした。残念ながら主催者サービスの血圧を測ってもらう時間がありませんでした。

アロエ・クロスで優勝

2006-05-07 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 次なるレースは日曜日のアロエ・クロス。主催者がAloe Vera という健康食品のメーカーなので、この名前です。年代別があって、一般男女それぞれ35歳までの部、35-44歳の部、45歳以上の部。子供たちも細かいクラス分けがあります。

 わたしのエントリーする女子の年代別クラスわけの中では一番若い年齢ですが、同じ年代に元ルーマニア国家チーム所属のエリートランナーが出走するというので、果たしてどんなレースになるのか緊張していました。

 彼女の名前はアドレアナ、過去には大阪女子マラソン・長野マラソンや日本での国別対抗駅伝を走ったことのある本物のエリートです。昨年度にロシアの女子選手に破られるまでのユーラシアマラソン(イスタンブール)の女子の記録保持者でもあったそうです。
 
 彼女とは昨年10月のロッテリー・クロスでも出会い、そのときにはわたしが優勝できました。こちらに来てからも、トラック練習で何度か出会い(=といっても一緒に練習しているわけではありません、彼女は現在ではコーチが主)、彼女も日本からやってきたわたしを覚えてくれたようです。
 
 走る距離は約4キロとのこと、こちらでは距離の明示はなく、記録も取ってくれません。つまり、順位だけが大事なのです。走り仲間は速いランナーが多いので、わたしも彼らに混じっていつもの日本でのレースでするようにスタートラインに近いところに位置取ります。

 スタートダッシュの雑踏ものすごく、転ばないようにするのにとても気を使います。今日のわたしの目標はアナ。昨日のレースで完敗したママさんランナーです。まだ彼女の年齢を尋ねていないけれども、おそらく30歳中頃くらい。ご主人も速いランナー、それと6歳の女の子がいて、いつも家族で会場に来ています。彼女もうまくスタート位置を取り、一緒にスタートです。

 ブカレストの凱旋門や各国大使館のある市街地を走るので、わたしには慣れない石畳の道です。ガタガタと車でも走りにくそうな石畳。路面は硬く、へっこんでいたりでこぼこであったりするので、バランスを取るのに一苦労。アナを追走するも、3分の2を過ぎたあたりで離されてしまいます。そんなに速いペースで走っているとは思えないけれども、わたしの力不足です。でも、女子2位でゴールする私にたくさんの声援をもらいました。

        

 アナとは年代が異なるので、わたしは年代別優勝でした。年代別2位のアドレアナが、「コノ子ガ、年代別優勝ノ日本人ヨ。」と記録係にわたしを紹介してくれました。ゴールのときに着順カードをもらい、それを年代別の記録係に掲示して、着順を確認します。ほんと、大事なのは勝ち負けだけなんですね~。

 表彰式では高いステージの表彰台の一番高いところに上げてもらい、たくさんの人がわたしを見て少し驚いているようでした~しまった、こういうときに日の丸の旗を持ってくるんだった~~こちらでは中国人が多い(=衣類や雑貨品の取引をしている)ので、よく「チャイニーズ?ニーハオ!」と間違えられます。

        

 いただいたのは賞状とアロエ社の健康食品。ビタミンなどのサプリメントとエナジーバーです。日本から少しは持ってきているけれども、今後また購入しなければならないので、助かります。総合トップスリー(もちろん男子)には、賞金とカップがありました。