野田秀樹の才能、見たり

12日のことですが、舞台「エッグ」を観劇しました。

架空のスポーツ種目“エッグ”でオリンピックの栄光を掴む日を夢見続けるアスリートたち。
そして彼らの間で歌い、踊り、そして心揺れ動く女性シンガーソングライター
“スポーツ”と“音楽”　そこに向けられる大衆の熱狂。愛情、嫉妬、私欲、時代。

野田秀樹作・演出の舞台
野田さんといえば 日本の演劇界の中心といえる人で

ぜひとも生で野田秀樹の舞台は見たいと思っていて
そんな中に再演となる「エッグ」が公演となり

もちろん 僕としては初めてとなるわけで

いや～ このストーリー構成の巧みさ、素晴らしさ
まったく読めない 奇想天外な物語

エッグ という架空のスポーツという発想
そして そして その歴史の秘密は・・・

驚きの展開、ここまで深くなるとはという!

また、展開のスピード性やテンションというか
これが野田秀樹らしいといえるけど

怒涛のごとく、まさに飽きさせず　

音楽がまた今作では大きな役割となり
椎名林檎 楽曲がまた良いんですよね

主演 妻夫木聡のバカなほどまっすぐな男を好演してるし
深津絵里の驚きの歌声を聴かせてくれ

笑わせてくれる大倉孝二もツボで

橋爪功のベテランの味を良いなぁと
そして 野田秀樹の自分自身ともいえる役の面白さと女役という幅広さ

豪華俳優陣による演技、楽曲のもつ強さ、ストーリーの奥深さ
舞台ならではの面白さを堪能できたね

パンフレット:3000円
　　　　　　CD付きなので、これはサントラ欲しくなりますよ
　　　　　　パンフも読みごたえありで

私的評価:４+
　　　　この１作だけじゃ大きくはいえないけど、やっぱり野田秀樹の凄さを感じ
　　　　演劇の面白さを大いにわかって使っているというか

DVD化、ほとんどされていないだけにね
また公演があれば見たいですね


それでは、また