Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

「バンクシー展」@横浜アソビル

2020-08-22 17:16:37 | 機内食・映画・美術展

ゲリラ的にメッセージ性の強い落書きアートを残すことで有名なイギリスのバンクシー、横浜で展覧会が開かれていることを知り、どんなものかと行ってみた。

 会場は横浜駅南東口から繋がっているアソビル。
横浜中央郵便局別館が去年の春にエンタメ施設に模様替えしたのだそう。

 事前予約制でチケットはオンラインで購入済みなのですぐに2階の会場へ。
 
アーティストのアトリエと称するコーナーを通り、中に入ってみると思いのほかに来場者が多くてびっくり。年齢層は圧倒的に若い。

展示はオリジナルと言ってもリトグラフ、あとは写真やビデオなので写真撮影が許されている。
 
まずは反商業主義の作品。「こんなクソを買うなんて、お前ら馬鹿じゃねえの」のキャプションが皮肉だが、そんな彼の作品がいまやとんでもない値段で取引されているんじゃないの、と思っていたら展示の最後の方に
 
一番有名な風船を飛ばす女の子の絵がオークションで1億5千万円で売却された途端、作者がこっそり仕掛けたシュレッダーが作動するという作者自ら撮影したらしいビデオが流されていて、これには笑った。もっともこのシュレッダー、途中で止まってしまって、おかげでこの絵の価値がさらに上がってしまったとはこれまた皮肉。

 
イギリスを皮肉り
  
 
警察や軍隊を否定するが、「命令されたことをやっているだけ」が一番の問題とのメッセージには深く同意する。

 
パレスチナの分離壁前に作られたというWalled Off Hotelの再現部屋とか
 
某ネズミ国をパロったイベントのビデオとか、こんな活動もしているのかと興味深く、その主張には共感するところが多い。その絵に何千万もの価値があるかどうかは疑問だが。

 出口前の表示も気が利いていると思ったら、これはバンクシーが撮った映画のタイトルだそうで、知らなかった。

ところで会場となっているアソビル
  
 
こちらの壁面も落書きアートだらけでなんともカラフル。
 これだけは元郵便局らしいが、これもアート作品。
 1階は飲食店街になっているが、居酒屋風の所が多くてお昼には食指をそそられない。

そこでスカイビルまで足を延ばして、28階のメキシコ料理屋へ。
 
見事に晴れた横浜の景色を見ながら
 
タコスとトスティーダ、エンチラーダのコンボプレートをいただくとこれがおいしい。
特にフレッシュなサルサともちもちのトルティーヤがおいしくて、家の近所では食べられないものを、と選んだ甲斐があった。

 帰路には駅の崎陽軒で「シウマイまん」。
 
こんなものは初めて見たが、肉まんの皮にシウマイが入っているもの。
蓋を開けるとあの独特のにおいがぷーんとして、温めずに食べてもおいしい。
一口サイズながら10個も入って510円の値段もうれしく、さすが崎陽軒。
 そう言えばスカイビルから本店がよく見えた。


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2 コメント

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Unknown (trintrin)
2020-08-24 12:59:36
こんにちは。
今年の春ごろだったか
バンクシー本人がロンドンの地下鉄にお絵描き中。
という動画を見ました。
防護服的ウエアに防止とメガネで顔はわからなかったけどまだまだお若い兄ちゃんっぽかったですよ。
日本人で唯一本人に会ったってお姉さんが解説してましたが、影武者も映ってるようだって・・・
家が買える値段のつく落書き。落書きとは言えないですね。
Lunta (trintrin 様、)
2020-08-24 14:16:29
バンクシーが活動を始めたのは2000年ごろからなので、たぶん40歳前後ですね。
落書きなので消されちゃったり、勝手に壁を切って売っちゃう奴が出てきたり、それがとんでもない値段になったりもするのでアートの世界も怪しいもんです。
落書きを買うと家が一軒付いてくる、なんてのもあったらしいですよ(壁画を家ごと買うってことですね)。
そういう物件の扱いもいかがですか。

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