ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

小人物行進曲

2012-09-17 03:36:25 | 音楽論など
 ツイッターを覗いていたら、よそ事ながら心の底から情けなくなるような一連の発言に出会ってしまいました。下のような発言に代表されるものですがね。

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ヒップホップと繋がっとるのはマイルスよりもむしろコルトレーンだと。ヒップホップが愛したのはマイルスよりもコルトレーンでは無かったかと。” ヒップホップが愛したのはコルトレーンのほうで、ヒップホップを愛したのがマイルスですか。
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 つまりは、同好の士が寄り集まって、あれこれ理屈をこねてはジャズとヒップホップを無理やり関連付ける試み、というか悪あがきを繰り広げているわけです。
 なんのことはない、権威付けを欲しがって高名なジャズマンに擦り寄る、ヒップホップひいきの見下げ果てた心根が丸出しになっているんだけど、そのみっともなさの自覚さえない。情けない限り。

 もの欲しげな小細工はせずに、「ジャズなんて知らねえよ!」と蹴飛ばしてやればいいと思うんですがね。何かというと「それなりの権威」が欲しくなってしまうのが小者の証明。
 まあ、ヒップホップ好きの頭のレベルなんてこの程度のもの、という結論でも出しておけば十分なのでしょう。


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