森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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橋下氏は発言するたびに大阪をだめにする。。。
そもそも全国学力テストの実施そのものが教育学者らの強い批判にあったものですが、その最大の理由は、競争激化、序列化でした。
今回は再開2年目です。今回結果がでて以降、その懸念は的中しました。実態を把握して指導の改善を図るという文部科学省の思惑はいまのところ明確に外れているといえましょう。
評判よろしくない学力テストですが、競争激化は、こんな形で現場をゆがめています。
- 成績の悪い学校の校長が教育委員会に呼び出され、教師が始末書を書かされた(秋田県)
- テスト対策を事前に繰り返した学校や教育委員会がある
こうなると、いったい何のための学力テストか、こう疑わざるをえない。学力テストは何を明らかにして、何に役立てるのか、皆目分からないのです。
それでも橋下氏は学力テストに価値を見出すのでしょう。だからこそ、ついに関東軍という言葉でもって教育委員会を攻撃するに至りましたが、そのばかばかしさと的はずれぶりを非国民通信さんが的確に指摘しています(いいわけないだろ)。
橋下氏の心性を、他者感覚の喪失と自己中心主義にあると私はかねてから思っていますが、繰り返される言動はそれを裏づけているようです。
この人物の頭のなかには、自分が他者に生かされているという発想も、自分が他者を大切にするという発想もまずないといえる。
だから、都合のいいように「8割が公表を支持し、非公表支持は2割」という視聴者の意見なるものを切り取り、もちだしてみせ、もちろん氏の言動に共感する部分もあるのでしょうが、あたかも国民の声、府民の声、その全体が公表にあるかのように演出してみせています。裏返しにいえば、非公表の意見をもつ国民、府民はまるで国民や府民ではないかのようです。極論すると、氏の言動の核心はこの点にある、といってよいのかもしれません。つまり、氏と異なる意見をもつものは明確に排除、無視するという「戦法」、政治的手法です。
なので、氏の言葉の「自分たちの領域は神聖不可侵なんだ」という態度をとっているのは、氏自身にほかならないといえましょう。
元にもどれば、学力テストの実施には少なくない反対があったはずで、そこに耳を貸すのが首長のとる態度だと私には思える。
そうではなくて、小泉のとった政治的手法と政策を、こんどは大阪府という枠組みで展開しようとやっきになっている橋下氏です。その小泉が日本社会に大きな亀裂を生起させ、それが社会のゆがみとなって露呈しているというのに。小泉のあとを継いだ安倍、福田政権は一方で小泉路線を踏襲することが半ば義務づけられると同時に、それがもたらす社会の分裂を為政者として修復していくことも同時に求められてきました。それが安倍の場合は、保守主義的施策の強調だったのですし、その後の福田政権は、小泉、安倍を引き継がざるをえないという性格をもちろんもちつつ、与野党の議席配分が逆転したことも手伝って、同時にとるべき亀裂修復の方途はいよいよ限られてきたといえるでしょう。その結果が、安定的議席を確保するという一点での大連立の志向だったと考えるのです。それほどに小泉構造改革のもたらした「遺産」は逆に大きかったといえるのでしょう。
自民党政治のゆきづまりがいよいよ加速している、こう思えるのです。
さて、当の橋下氏。氏は、大阪を建て直すといいながら、同じように大阪をダメにする、今のところこう見立てるのですが。
(「世相を拾う」08178)
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橋下知事に対する支持は府民の中にある妬みや嫉みといった劣等意識をくすぐって自分が作り出した安全な敵に対して、同じような敵意を向けさせてることにあります。「府民感覚」は錦の御旗のように使われる言葉ですが、感覚を作り出す前提条件が冷静な視点に立った政策改善を目指したものではなく感情に任せた懲罰意識なんですから正常なものとはいえないでしょう。
実際、橋下知事が公開を求めているテストの結果についても公開した後、どうしたいのかは全く表明されないし、府民からも議論にあがりません。(おそらく次の攻撃材料になるだけだと思っていますが)
選挙時の公約から就任後の議会対応、マスコミ発表に至るまで給与削減以外に知事の具体的な政策マネジメントを挙げる事ができる人が何人いるでしょうか。そんなものはどうでもよくて、けしからん公務員や教員をとっちめてくれる事だけを求めて手段も目的も結果も実際のところどうでも良いというのが魔女狩り的な府民感覚となっているのではないでしょうか。
以前の国政選挙で投票率を下げて組織票中心に当選者をコントロールしたいと考え投票日に寝てて欲しいと言った政治家がいましたが、府民の意識をどこまで高めるかも知事の資質にかかるならば、橋下知事の意思は何も考えずに支持だけしてくれる府民を求めて成功しているのだろうと思います。
個別の政策課題を分析して無駄があるのなら職員と問題意識を意識を共有して、より効率的な手法、体制を作り上げていくことが、首長としての責務だと思いますが、朝礼では自説のアジテーションに終始し、次の敵作りに目を光らせるトップに共有感覚は育たないでしょう。意に沿わない意見をすれば敵認定なんですから。
橋下知事の求める事柄は、朝礼の件や盗撮の件、学力テスト件など違法性の疑いのあるものや混乱を引き起こす可能性のあるものが大半です。議論のきっかけを作っている。という意見もあるんですが、自らの意に沿わない者に対する処置が恐怖政治そのもので議論とは程遠い現状ですから。
職場では、幹部が馬鹿殿の暴走のフォローに右往左往しつつ、本人の前では恐れながらと機嫌を損ねないように持ち上げる。現場では、物言えば唇寒い状態で粛々と仕事をする。馬鹿殿の太刀持ち(私設秘書)は隠密宜しく隠し撮りにいそしむ。これで将来展望が明るいかどうかは民間感覚でも明白だと思うんですがね。
少々やけくそで思うことなんですが、大阪府はこれからは橋下知事の独裁国家になれと思ったりします。なまじフォローしようとして敵にされるくらいなら、すべて知事の言質、指示書、命令書を確保して完全なトップダウンでするんですよ。結果の混乱や苦情は密告大歓迎の秘書室で受けてもらうということでどうでしょう。職員レベルでの前向き提言や起案をすべて封じ込んで疑義があれば秘書室に直行。指示書に従って公僕(皆さん大好きですよね)として執行するので良いじゃないですか。
冗談はさておき府政の今後ですけど、可能性は低いながら良い結果は出るかもしれません。けれどマネジメントがない上での話ですから偶然です。けど、自分の成果とするでしょう。逆に出ない可能性は高いと思います。で、職員の責任(努力不足とか)にするでしょう。決して特別職として特別重い責任を追う事はないと思います。(フィットネスとか特別ゆるい扱いは享受しますが)
職員給与の削減に始まって、教育委員会を槍玉に挙げたり、マスコミを使って相手を抵抗勢力として位置付け、自らの支持基盤に結びつけるこの手法は、政治家にとって少ないリスクで支持を得られるのと中身を問われない点で新しい行政モデルとして流行りそうな気配です。
確かに中間機関(委員の公選制が無くなっているので)を介した運営(指示、命令)しかできない構造は効率的でないと感じるかもしれませんが、イデオロギーの塊ともいえる政治家の意思が直接公教育に反映されるデメリットをおそらく理解していないのでしょう。
意に沿わない教育内容、意に沿わない教員や職員。これらに対して直接的に指示したり、人事権を発動したり、盗撮したり始めたらどうでしょうか。
同じような委員会に公安委員会があり、その管理下で警察本部が運営されていますが、「治安が悪い」「改善のビジョンが感じられない」とか言って僕の思いどうりに取り締まりや強制捜査をさせるべき。とか言うのと同じなんですよね。
首長の意思を直接反映させるところ、そうでないところ、それぞれの組織制度にはそれなりの歴史と意味があると思います。少なくとも自らの政治的支持基盤を確保する為の敵認定する為に組織が振り回されることがない様にあって欲しいと思っています。
橋下氏がそれでもこれに固執するのは、テストの結果公表をふくめて、そこに価値を見出しているのでしょう。つまり、その(結果)責任を教育委員会に、教師に転嫁するということでしょうね。
仰るように、敵を明確化することによって自らの存在意義を明らかにしようというものですね。ちょうど小泉と同様に。
ただし、この政治手法は常に内部に分裂をもたらすというリスクを本来、抱え込んでいます。小泉後の政権が、亀裂修復のために腐心せざるをえなかったことにも、分裂の意味の大きさが端的に尽くされているように私は思うのです。
したがって、橋下氏が考えていようがいまいが、小泉と同じような手法をとれば、結果的に自らを掘り崩すと、こう考えるのです。
そんなことすれば大阪の成績がもっと下がるだけだし
そうすれば間違い無く三下知事は大阪の教育を崩壊させた引き金を引いた知事として悪名が末代まで残るだろう。
こいつ、本当は教育のことなんざ、どうでもいいんだろう?ただ敵を作って叩きたいだけ。
子供のけんかでお前のカーちゃんに言いつけてやる、って言うよりもレベルが低い発言
結局、国がもっと加速させたがっている競争教育に道を開いているようです。
うちの市長は、何にも言わず、
何も言わないことで、国の目指す方向を進もうとしています。
橋下さんとは対照的なうちの市長の
「国言いなり」記事をTBさせていただきました。
>本当は教育のことなんざ、どうでもいいんだろう
なんて、思ってしまいますよね、彼の態度は。まさに敵をつくっておかなければいられない性分なのでしょう。結局、それが彼の命とりになるのではないでしょうか。
>maisy さん
>何も言わないことで、国の目指す方向を進もうと
する自治体は少なくないですね。財政的には、国の施策に同意するか否かによって国庫からの助成金が決定されるわけですからね。橋下の言動はこれを踏襲しているようなものです。財政をちらつかせて、同意させるというやり口、卑怯なものです。