星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

ICFモデルで考えると、教師も「環境因子」である

2008-09-01 07:03:35 | SFS【星槎教育研究所】
先日、NPO東京都自閉症協会 高機能自閉症・アスペルガー部会主催の
ICF(国際生活機能分類)って、何だろう?
に参加した。

「ICF」は「国際生活機能分類」と訳され、
2001年5月世界保健機関(WHO)総会で採択されたもの。
障害や病気などを、個人の心身機能面からだけではなく、
環境面なども含め総合的に捉え、支援するという考え方による。

私は星槎大学開学の年
二宮信一先生の「学習障害概論」のスクーリングでICFについて学んだ。
高山恵子さん品川裕香さんの講演でも必ずといっていいほど出てくる言葉だ。
お二人の著書「気になる子がどんどん伸びる授業」にもわかりやすい事例が出ている。
今回 講師をつとめられた先生方が所属する ICF-CY Japan Network 
(ICFやその活用、そして子どもたち、家族のこと等を考える仲間達のネットワーク)のHPにわかりやすいリーフレットがあるのでぜひご覧ください。
http://www.icfcy-jpn.org/wp/wp-content/uploads/2007/05/ifcyjpnyeyoyiyaye05072007.pdf


また独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所(特総研)のHPにも
ICF児童青年期バージョンの教育施策への活用に関する開発的研究
としてくわしく載ってる。
http://www.nise.go.jp/blog/2007/10/icf_2.html


特別支援教育においても、ICFの活用が推進されており、
厚生労働省のサイトでも紹介されている。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html

障害や病気を「個人因子」だけでなく「環境因子」からも考え
活動や参加に影響する要因とみるのだ。
学校や教師も環境因子であることを忘れないようにしたい。

先生の一言で 授業や活動への参加も
変わっていく例をたくさん知っている。

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