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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

私の「思い出のサンフランシスコ」

2020年10月11日 | 旅の思い出(ブログ開設以前の旅)

「思い出のサンフランシスコ」という曲がありましたね。前回、ゴールデンゲートブリッジの思い出を書いたので、今回はそれ以外のサンフランシスコでの思い出を綴ってみようと思います。いわば私の「思い出のサンフランシスコ」です。

サンフランシスコは思っていたよりずっと小さく美しく魅力的な街で、滞在は4日間でしたが、街をすぐ把握でき自在に歩きました。

サンフランシスコは坂の街で、急な坂道を上り下りするケーブルカーはこの街の名物ですが、私達もこれに乗ってみました。鈴なりの観光客を乗せて走り、風を感じることが出来るので、快適と言えば快適ですが、乗り心地の面では今一つでしたね。それに、発着所には長蛇の列が出来、乗るのに30分位待つことはザラでした。乗っているのは観光客が大半の様でしたけれど...。そんな訳でケーブルカーには数回乗っただけで、路面電車のストリートカーなどで移動することが多かったです。


サンフランシスコのダウンタウンの中心はユニオンスクエアと呼ばれる広場で、絵を売る露店があったり、色々な催しがあったりして、夜遅くまで多くの人々で賑わっている、そんな広場でした。ホテルがこの広場に面していたので、毎夜部屋の窓から下の広場の賑わいを見ながら過ごしたのも、今となってはよい思い出です。

ユニオンスクエアから一駅先に荘厳な雰囲気の市庁舎や、いくつかの行政機関、美術館が集まっているシビックセンターがあり、ここに、先の大戦後にサンフランシスコ講和条約が締結された、オペラハウスがあり感慨深かったですね。
<オペラハウス>

サンフランシスコといえば、絵葉書などでよく紹介されるビクトリアンハウスと呼ばれる建物があります。ビクトリアンハウスの多くは19世紀に建てられたそうですが、パルテルカラーの壁にアーチ形に張り出した窓が付いているものが多く、エレガントで美しい建物でした。
ビクトリアンハウスは市内の所々にありましたが、アラモススクエアと呼ばれる公園近くにあった6軒のビクトリアンハウスは美しく、絵になる眺めでした。ここにどの様な方々が住まわれ、どの様な生活が繰り広げられているのかな~なんて、憧れの気持ちで眺めていたのを思い出します。アラモススクエアは丘の上にあるのでビクトリアンハウスのはるか向こうにダウンタウンの摩天楼が一望出来るのも素晴しい景観でした。

<ビクトリアンハウス>

サンフランシスコの海辺のエリアはフィッシャーマンズワーフと呼ばれる場所で、ここにあるピア39は最も賑わっている場所でした。ここに長蛇の列が出来ていたので何だろうと見てみると、サンフランシスコ湾を廻るクルーズ船に乗る人々の列で、私達も最後尾に並び、クルーズを楽しみました。
<ピア39>

ピア39には100軒以上の小さなレストランやギフトショップが並んでいて、ここで名物のクラムチャウダーを食しました。酸味の効いたパンのボウルに入ったそれはなかなか美味しく、パンも全部頂いてしまいました!
<クラムチャウダー>

また、ある日の午後は路線バスに乗って隣街のオークランド市のジャズライブに行ったりしました。ジャズにあまり関心がない私は、ライブ会場でノリノリのアメリカ人の様子を観察するのも楽しく、今でも時々彼らの動作や表情を思い出しますよ(笑)。

連日ガイドブック片手に徒歩や電車に乗って
街を歩き回りましたが、ノブヒルやロシアンヒル等の丘からは風光明媚な街や美しいサンフランシスコ湾が見渡せ、今でもまぶたに浮かんで来ます。