La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

現場事務所(小屋)

2016年07月10日 | 新築

Lさんが(途中まで)描いた図面で積算が可能となり、概算見積も出てきた。ちょっと予算オーバーだったので、天井高を15センチ(ブロック一段分)下げ、一部床面を上げた。が、さあこれで!と決まった6月末にLさん一家に3人目が生まれ、かつ別のデカイ仕事を受注できそうだの何だのと言って、当初彼が言っていた日から2週間遅れで、現場事務所の建設と相成った。

本当は、Lさん自身は3人目誕生の翌週半ばにはOKだったんだが、始まったのはキッチリ2週間後。Lさんが予定している親方に電話して「明日からならOKだけど…」と言ったら、親方は「わかった、今度の月曜日な」と答えた。ユカタンの親方はみんな、「仕事始めるのは、なぜか絶対に月曜日」なんだそうな。

で、9日(土)に現場事務所の材料を発注し、本日10日、現場事務所を建てる準備をした。11日(月)から本格的に始まる。

 

<本日の工事>

① 裏の家の角を基準に、だいたいの敷地境界を決める
② 現場事務所を建てるところの木を伐採する
③ 現場事務所の柱を立てる

 「ここで10メートル」の印。とても大雑把。

 「ここで20メートル」の印。ますます大雑把。

 土地の三分の2は、こんな原生林。

 植生はこんな感じ。

 使うのは、マチェーテ(山刀)。

 木を切り倒した後、事務所の柱を立てる。

 

えー、ご覧のように現場事務所とは小屋のことです。夜中に資材などを盗まれないよう、親方はここで寝泊まりする。昼間は日陰を提供(重要!)してワーカーの休憩場所になる。

建材は使い古した木材と、何でできてるのかよくわからない波板。木材は長さがバラバラなのを買ってきて、切ったり繋いだりして使う。だいたい何平米用って感じのパッケージになっているらしい。本来は、工事が終わったら解体して別の現場小屋用に売れるんだが、うちは鶏小屋か物置にするためにそのままにしておいてもらう。波板はトタンでもPVCでもないよくわからない素材で、ゴムみたいに見えるが石油製品なんだそうな。こちらも使いまわす。

親方や親方が連れてきたワーカーのお兄さんの服装が、なんともラフ。Tシャツに膝下くらいの短パン、野球帽にビーサン。ここでは典型的な労働者(肉体)の格好だが、まさか建設現場でもサンダル履きとは!



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