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人はこうして<合理化>する!

昨日の記事の続きである。

小生の授業評価が全体の平均値に比べてかなり低いことは昨日述べた通りである。

我々が、自分にとって歓迎されざる極度のマイナス情報をモロ受けた時には、2つのパターンのどちらかで反応する。

パターン1:極度のマイナス情報の直撃により、精神的に落ち込む。そ   

       して、何かもいやになる。

パターン2:極度のマイナス情報の妥当性について仔細に検討を加え、   

       極度のマイナス情報そのものの問題点を明らかにし、マイ 

       ナス情報であるかどうかの判断を停止する。つまり情報そ   

       のものの妥当性について、判断を留保する。世間でよく言  

       うところの<合理化>をするのである。そして、<言い訳>

       に徹するのである。

 

精神的につぶれないためには、ラーゴムに、言い訳ができた方が望ましい。しかし極端な言い訳マンは、「あの人、あんなに言い訳ばかりしていてイイワケ!」と裏で陰口をたたかれることになる。精神的にまいらない程度に、合理化し言い訳をするようにしたいものだ。

話を本題に戻そう。

<私の合理化>・・・

火曜日1限約300名、木曜日3限約400名で、ほぼ同じ内容の授業をしている。授業科目名が同じなので、同じ内容。毎回出席を取っているので、授業評価の時もほぼ全員が出席している。

この中には、シラバスを見て積極的な動機付けに基づいて授業参加している学生もいれば、時間割の都合上、この授業でも取っておくか、これしかあいてないから関心ないけど取っておくかという学生もいる。松竹梅全員にマークシートしてもらうわけだ。

我が社のティーチングアシスタント制度の恩恵により、全員参加の授業が展開できる。内容は別として、形としては、理想的である。

しかし、我が社の授業の中でいったいどれだけ毎回出席を取る授業があるのだろうか。専門や語学の必修科目なら当然出席を取るであろうが、選択科目であれば、出席を取るも取らないも自由。めんどくさいから出席取らないよという授業も結構あるのではないか。

出席を取らない授業で出席している学生はどのような学生か?もともとその先生やその先生の展開する授業に興味があって参加している学生である。当然評価は高くて当たり前。

こんな授業の評価と比較されてはたまったものではない。

そこで・・・

授業評価実行委員会(そのような委員会があればの話だが)に申し上げたい。

今後の望ましい授業評価の方法

①当該科目のテスト受験者数を各教員に報告してもらう。

②当該科目の授業評価マークシート枚数と比較し、グループ分けをする。<授業評価マークシート枚数/テスト受験者数>を計算し、90-100%、70-90%、50-70%、30-50%、30%以下の5つにグルーピングする。

③グループごとに全体平均値を出し当該科目と比較できるようにする。

④私の授業は、大規模授業である。今年の前期は過去5年間でもっとも大学の授業らしい雰囲気を14回保つことができた。内容は別にして、あの規模であの静かさであれば、大成功であろう。しかし、一般的には、大規模になればなるほど、私語が多くなり、大学の授業らしい雰囲気は保てない。従って、授業開始3回目ぐらいの学生数を各教員から報告してもらい、この数に従って、大規模、中規模、小規模、超小規模の4つにグルーピングすることが必要だ。

⑤結局、2つの軸をクロスさせてグルーピングを行い、各グループごとに、全体平均値のグラフを出し、当該科目と比較するのがベスト。

⑥こうした手続きを踏まないのであれば、全体平均値と当該科目を比較させる<意味がない!>

私の精神が動揺しないよう、言い訳と合理化をしつつ、さらに授業評価の望ましいあり方について提案も行った。ここまで書くのに90分かかった。

合理化するためには時間的コストも犠牲にしなければならないよ。

 

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