とんとん牧場

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

これからの TPP 174

2016-12-12 21:15:40 | 日記
     TPP協定の国会での承認は
           無意味で危険な行為だ
          
         東大名誉教授 醍醐聡氏が意見陳述
 
 
 11月2日の参議院TPP特別委員会の参考人質疑で、東京大学の醍醐名誉教授は要旨以下のような意見陳述を行った
 もはや発効が見込めなくなったTPP協定を国会で承認することは、無意味であるにとどまらず、危険な行為だ
 協定文書を国内で承認すれば、TPPが発効に至らないとしても、「日本はここまで譲歩する覚悟を固めた」という不可逆的な国際公約と受け取られ、日米2国間協議の場で協議のスタートラインとされる恐れがある

 安倍首相は「協定案が国会で承認されると、日本がTPP並みのレベルの高いルールをいつでも締結する用意があるという国家の意思を示すことになる]と明言している

 TPP協定案は、安倍首相が胸をはれるほどの内容なのか? バスの行き先は墓場だ 例外なき関税撤廃にひたすら走り続けることになる

 安倍首相は「再協議には応じない」と繰り返しているが、そもそもTPP協定案では「継続協議を約束する」ということが明記されている

 「継続協議の約束」を「任意の再協議」ができるかのように呼びかえることはすり替えだ  しかも、「継続協議は関税撤廃の片道切符となっていると指摘
 
 多国籍製薬資本の営利に国民皆保険制度を侵食されてよいのか  国民皆保険制度を財政面から揺るがさないためにはTPPバスから下車するのが唯一最善の道と考えると強調された

 醍醐教授の意見陳述には、国民多数の「要望」が込められている 最後まで共同して頑張ろう