いちごのソルベ山
クリームの雲
スプーン片手に
冒険しよう
チョコの岩を掘り進み
たどり着いた
ラズベリーソース
お宝はどこにある?
空っぽの器の中
お宝はここにある
満面の笑み
コポコポと
お湯を沸かしカップへ注ぐ
あったかい手のひら
あったかい指先
頬に手をあてて
今日が始まる
何かいいことあったら
いいな…
何もなくても
いいな…
春を見つけられたら
いいな…
君が笑ってたら
いいな…
窓越しに舞う雪を
君は掴もうとしている
猫よ
この雪は
いつかの夢のようだね
若い私が
窓に映る
今ふり返ると
夢を掴むことより
その道のりが
愛しいと思う
不意に君と目が合うと
こちらへ
トコトコやってきて
私の足を枕に
眠ってしまった…
こんな夜に
夢は降りてくるのだろう
小さくても
愛のある
夢…
眠れない夜
ラジオをつけて
音楽と戯れる
愛の歌から
哀愁まで
こころの奥底
奥底の
真っ暗闇にも
やってくる
そして
語らい
微笑み合う
明日
いい日になるように…
花屋さんに
咲く
フリージアがあんまり
素敵だったので
微笑み浮かべました
小さいことは
気にしない会話が
あんまり
素敵だったので
こころ楽になりました
ふと
思えば好きになる
セキレイ走る
通り
明かり灯る
看板