夕焼け

2021-07-30 14:51:00 | 
一歩

歩くたびに

深まる夕焼け


あの淡いところへ

手を伸ばしたら

届きそう


それは

温もりの色


心はいつも

れんげ畑に繋がっている







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宝石箱

2021-07-28 15:19:00 | 
路地の奥に

夜の間だけ開く

宝石箱がある


坂の多い街ね…


いつか

期待を胸に

この街へ来た日を

思い出す


あの頃と変わったことは

期待より

希望を持つようになったこと








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日々

2021-07-27 20:40:00 | 
商店街の先に見える

都市高速


空は

オレンジからマゼンタへ


道ゆく人の顔は

どこか柔らかで


今日という一日も

美しく感じる


その繰り返し

繰り返し






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パスタ

2021-07-25 15:00:00 | エッセイ
昨夜、パスタのアレンジ対決が
テレビで放送されていた。
美味しそうなパスタを見ていると
遠い昔、祖母とパスタ屋さんに
行っていた頃を思い出した。

田舎町にあるパスタ屋さんで
祖母のところに遊びに行っては
お昼に連れて行ってもらった。

私は、ミートソースやペペロンチーノなど
オーソドックスなものを
頼んでいたのに対して
祖母は、イカ墨パスタを頼んでいた。
ばあちゃん、洒落とるね
なんて笑ったものだった。

それから、しばらくして
私は一人暮らしを始めた。
街を散策していると、いい香りに
誘われてパスタ屋さんに入った。

けれど、みんなフォークとスプーンで
上品に食べられるのを見て
なんだか恥ずかしくなって
パスタ屋さんに行くことは
なくなってしまった。

それから、時が経ち
夫と出会って何度目かのデートで
夕食はパスタにしようか
という話になった。

恐る恐る…
私ね、上手に食べれないから
恥ずかしい
と言うと

夫は、笑いながら
楽しく食べればいいんだよと
言った。
気になるなら、お箸のある
パスタ屋さんにするかい?と…

夕食、パスタ屋さんに入ると
夫は豪快に食べてみせた。
肩の力がスッと抜けて
私も楽しく食べることができた。

その時も、私はオーソドックスな
ミートソースを頼んだ。
それに対して
夫は何かとても変わったのを
頼んでいた。

洒落とるね
なんて思ったものだった。





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衣替え

2021-07-21 19:56:00 | 
夕暮れ涼しくなって

お地蔵様の衣替え


夏色の前掛け

大正ロマン柄?の敷物

お花も夏らしく…


鐘の中には

小さな蜘蛛さん発見

最近越して来た

黒猫さんもここらへんが

お気に入り


明日気づいてくれるかな??




お地蔵様のお世話を任されてから
何度目かの夏です。
町は変わりなくでも少しずつ
変わっていきます。
お地蔵様の前掛けも
季節ごとに変わります。





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