久しぶりの
青空に
うつむく
あの花も
ほころぶ
通りの梅が
香る
春があしあと
つけてゆく
遠いお山の
段々畑を
あなたは
忘れないでしょう
遠くに見渡す
海と
心地よい海風を
あなたは
夢に見るでしょう
季節の中の
蜂や蝶に
胸をときめかせ
太陽と星空に
逢いたいと思うでしょう
みかんよ
どんな気持ちで
ここへ来て
爽やかな香りを
広げてゆくの…
そっと
微笑み向かい合う
可愛い
みかんよ
雨がしとしと
降って
梅の蕾が
膨らんで
弾むこころは
毬のよう
ポン
ポン
跳ねて
駆けてゆく
すき
が住むまち
ひだまりの
猫
ムラサキ
カタバミ
すき
が住むまち
小鳥の
おしゃべり
木々の
香り
すきって
いいね
ぽかぽか
するね
青い空
白い雲
たまに会釈
たまにおしゃべり
すき
が住むまち
黄色い
たんぽぽ
夕ごはんの
匂い
すきって
いいね
ラジオから
流れる
春風のような
曲
夜の掃除で
冷えた
体も
ちょっぴり
弾む
気分は
小さな
春探し
風は
ヒューっと
冷たいね
寒い日が続くと
春が待ち遠しいです。