一歩

小さな

胸で


感じた

こと


いつかの

ときめき


侘しさ


見上げた星



どんな

夢も


叶ったような

もの…


だって


ひとつ ひとつ

考えながら

感じながら


歩いたのだから…



もしも


昔の私に

会ったなら

抱きしめるでしょう


そして

今に繋がる


出来事に

ありがとうと

言うでしょう



だって


何度も 何度も

後ずさり

しながら


歩いたのだから…

見つめて

コンタクトを

外して


部屋にいたら


テレビの人の

表情も

見えない



ぼんやりの

世界



細かいことまで

見えない

ところで


ふと

我に帰る



見なくていい

所まで


見ていたの…



窓際で


ここに

埃が残ってる

わよ？


なんて

言ってたみたい



降り積もった

白い粉


ひとに

わたしに


大きなマルを…

赤い花

言葉に

しなくても


想いは

穏やかに



言葉は

出なくても


想いは

優しく



ベランダに

花が

咲いた



赤い花

人

とても

人間らしいのに


群れに

馴染むことが

できない


だけど

ふとしたときに


人の

美しさを

感じる


色々

辛かったけど


気づける

特技を

覚えたみたい

月明かり

少し

疲れていた

みたい


体調を

崩して


家で

休むことが

多くなった


たくさん

の時間


自分を

振り返っていた


恥ずかしかったり

褒めてみたり


夜のそうじ

出来るように

なって


空を見上げた


月がきれい