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道尾秀介/ラットマン

2012年09月07日 | 小説

道尾秀介 著  「ラットマンを読みました。




高校時代から14年続いているアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。

浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。

亡くすということ。

失うということ。


アマチュアロックバンドが練習中のスタジオで起こる殺人事件

さて、その犯人は・・・

バンドメンバーである主人公の痛ましい過去、複雑な家族関係、同じメンバーである姉妹の愛憎等々

静かな前半から事件後の畳み掛けるような展開が続きます。

犯人像も個々人の思い込みや勘違いから複雑に交差してしまう・・・。

そして、最後はどんでん返し的な結末!

ミステリーとしての面白さはもちろん、人間の悲しさ、愚かさ、そして優しさを読ませてくれます。

「ラットマン」という言葉の意味はこの作品を読んで感じて下さい。


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