道尾 秀介 著 「鬼の跫音」を読みました。
刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。
家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており…(「〓(ケモノ)」)。
同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。
彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。
僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが…(「悪意の顔」)。
心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。
「鈴虫」、「ケモノ」、「よいぎつね」、「箱詰めの文字」、「冬の鬼」、「悪意の顔」の6作を収めたホラー短編集です。
どの話も暗く、妖しげな雰囲気がプンプン漂います・・・。
人が悩み次第に狂気の世界へと踏み越えてしまう過程がジワジワと・・・。
誰の心の奥底にも<鬼>が住んでいる・・・。
そしてラストは・・・。
そう来たか!!
道尾さん、上手いね~!!
この小説の満足度:☆☆☆☆
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