佐々木 譲 著 「廃墟に乞う」を読みました。
道警の敏腕刑事だった仙道は、ある事件で深い心の傷を負ってしまう。
PTSDを癒すため、休職中の仙道のもとに、さまざまな事件が持ち込まれる・・・。
休職中の刑事仙道がかかわった事件の人間模様を描いた六つの連作短編集。
事件に対し何の権限もないまま、依頼人の懇願により、真相究明に乗り出す。
限られた時間、限られた事柄から、彼は事件の裏に隠された真実に迫っていく。
そして、その真実にからみついたさまざまな人間たちの愛憎や悲哀も知ることになる・・・。
物語の中に北海道のそれぞれの町の情景がありありと描かれていて味わい深い作品ばかりでした。
表題作はH22直木賞受賞作。
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