瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋に初夏の薔薇2

2009年09月21日 17時58分16秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
タイトルに「秋」と入れたからには、秋が終わるまでに書き終えないと間抜けになるって今気が付いた…。
間抜けになるのは嫌なんで、微妙に焦りつつ前回の続きです。



撮影に没頭してる私の携帯に、母から連絡が入った。

「アンカーズラウンジでケーキ食べながら待ってる」

そんな訳でナイアンローデ城を潜り抜け、ブルーケレンに在るバス停から、バスに乗ってスパーケンブルグまで行きました。
ホテル・ヨーロッパに行く場合、キンデルダイク(実際にはブルーケレン)のカナルステーションから、専用のカナルクルーザーで直に行ける。
が、入国した時間が早かった為、通常のブルーケレン~ユトレヒト間を航行するタイプしか出てなかったのです。
ブルーケレン~ホテル・ヨーロッパとを直で結ぶカナルクルーザーは、チェックイン客を見据えて午後の時間帯に航行している。
ホテル・ヨーロッパを含め、場内ホテル(場外もか)の通常のチェックイン時間は15時より。
クルーザーに乗って優雅にチェックイン出来るのは、ホテル・ヨーロッパとフォレストヴィラに泊まる客だけなので、是非利用したいサービス。
場外でも全日空ホテルの宿泊客は、ホテル~専用のクルーザーに乗って、場内(ユトレヒト)に入る事が出来るけどね。
ブルーケレン~ユトレヒト迄の航路は、河岸に瀟洒な建物が多く建ち並び、眺めがとても素敵なのですよv

しかしこの時私が選んだのはバスで、石畳の道をガタゴト揺られながら、港街スパーケンブルグに在るバス停に到着。
それから少し裏通りを歩くと現れるのが、記事上写真(↑)の如き立派な佇まいのホテル・ヨーロッパ。
薔薇祭に合せ、玄関前の花壇に植えられた花は薔薇。
華麗な薔薇に彩られたホテルは、何時もにも増して絢爛豪華に見えました。
玄関を潜る際には思わず知らず、背筋がシャンと伸びます。



↑陸路から玄関を潜り入館する客を出迎える、ロビーに据えられた大輪の花。
やはり薔薇祭を直前に控え、薔薇と初夏に咲く百合を中心に活けられていた。



↑けど何だか花が草臥れてる様な…?
これには理由が有る、ヒントは「明日は金曜日」。
解答は○回目の記事まで待て暫し。

此処のホテルロビーは、まるでミュージアムの様に色々な物が飾られているのが面白い。
アンティークに興味の有る人なら、楽しく廻れる事でしょう。
大きなのっぽの古時計は特に必見。
ただ木目細かいサービスを売りにしてるホテルなもんで、じっと佇んでると「何かお困り(お探し)ですか?」とばかりに、スタッフが傍に寄って来る。
例えるならデパート服売場の販売員の様に…放っといて欲しい人には、ちと合わないかもしれない。
とは言え本当に困ってる際には、此処のフロントに飛び込む事をお薦めする。
(ホテルスタッフの仕事を増やすようで申し訳無いが)、総合インフォメーションばりに頼りになりまする。
帰りの高速船が急に欠航した時等、私は此処のスタッフの方に随分助けて貰った、今でも感謝しています。
ハウステンボスの中軸(中枢?)と呼んでも過言じゃないのではと。

さてロビー奥のアンカーズラウンジに来たものの、母の姿が見えない。
何処か寄ってるんだろうな~と思い、ホテル内あちこちを撮影して廻った。



↑アンカーズラウンジ正面から見晴らせるポンツーン(船着場)。
ホテルの建物は「口」の形をしていて、中には運河を通じ海水が引き入れられている。
そうして造られた内海がこのホテルの景観の特徴で、専用のクルーザーは此処を入ったり出たりする。
のんびり行き交うクルーザーを優雅に眺めるラウンジ、設計した方は大したロマンチストだよ。

撮影を終えても母は現れず、時間を持余した自分は、先にテーブルに着く事にした。
案内されたのは何時もの船着場を正面から眺める席。



↑テーブルには母の日が近かった事から、カーネーションが飾られていました。
ピンクで可愛らしいねv



↑ケーキセットを注文、ホテルでケーキを注文すると、ケーキ全種類をトレイに盛り付け、店員がどれになさいますかと伺いに来る。
私はキルシュ(サクランボ)風味のスポンジに、苺や生クリームやチョコが飾ってある「ルロ・フレーズ」を選んだ。
…なんだか何時も選んでる気がしなくもないけど(汗)、てゆーかポピュラーなショートケーキだけど、スポンジしっとり生クリームは甘過ぎず、とても美味しいと思う。
紅茶はアールグレイ…を選んだっけか?(汗)、木目細かく泡立てたミルク&ストーンシュガー(白)がポットと一緒に用意される。
1杯目をカップに注いで貰ってる所へ、母がやって来た。



↑同じくケーキセットを注文した母が選んだ「レスプリ」。
濃厚なカシスのムースに、香ばしいナッツをアクセントに効かせてるケーキ。
カシスムースだから酸っぱいだろうと注文したらしいが、意外にも食べ較べてみたらショートケーキ(ルロ・フレーズ)の方が甘くなかった。
あっさりした甘味が好みなら、ルロ・フレーズはかなりお薦めで御座います。
いや「レスプリ」も美味しかったけどね、正に濃厚な味わいに感じられた。

場内ホテルのケーキはどれも美味しさ一級品、詳しくはまったりさんのブログを御覧下さい。
季節に合わせて新作も登場、そういうケーキは人気が高く、早く行かないと売切れてしまう。
ホテルラウンジに無い場合は、新しく出来たカフェ・デリ「プリュ」でテイクアウトして、ホテルの部屋で食べるのも良いんじゃと。
ラウンジで食べられるケーキとは違うだろうけど、同じホテルメイドの味を楽しめると、ファンの間で注目されとる店で御座います。
ケーキ以外にパン食品等も販売してますよ。(→http://www.huistenbosch.co.jp/restaurant/special/cafe_deli.html)
ちなみに現在サイトでは垂涎の場内秋スイーツを並べて紹介中。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/photo/?contest_id=3)

合流して一緒にケーキを食べるも、母は正味15分程で平らげ、ランガダイクへ向った。
このランガダイクについての残念なニュースは後で。
昼食場所にロード・レーウを設定した後、母と私は再び別れて各々の目的の地を目指したのでした。



↑ホテルを出て、私は薔薇の運河を観に行った、これはスパーケンブルグ~ユトレヒトを繋ぐシンゲル橋を眺める景色。



↑こっちはドム・トールン展望台の入口に続くトールン橋付近を撮った写真。



↑薔薇の運河を観るなら、階段を下りて運河沿いに歩かなければ。
って事で緑の蔦が這うシンゲル橋の下に参りました。
このトンネルをホテル・ヨーロッパ方面に潜ると――



↑――ユトレヒト地区に在るカナルステーションに出ます。
天気が好ければ近くに広がる野外席に座って、サンドウィッチ等を食べるのも気分が良いでしょうね♪



↑トンネルを逆方向に進むと――



↑――ジョーカー橋下の魚ッチングスポット迄、さながら滝か簾の様に薔薇が運河に沿って咲く眺めが出現する。
いやいやこの見事な眺めはジョーカー橋を過ぎても尚先へと続きます。
しかも写真は片岸しか写してないけど(御免…)、実際には両岸ずっと続いてる。



↑これが今年の初夏に初披露された「薔薇の運河」。
3年の歳月を懸けてるそうで、完成までは相当苦労したらしい。
ハウステンボスは海を臨む街、運河に流れる水は海水で、吹き抜ける風は塩を含んでいる。
かてて加えて下に向って蔓を伸ばす薔薇の例は無く、ならば如何なる工夫で拵えたのか?
詳しくは公式サイトの記事を御覧下さい。(→http://www.huistenbosch.co.jp/flower/special/rose.html)



↑運河に降り注ぐ薔薇の滝飛沫を、良くぞ実現したと思う。
今迄自分はハウステンボスを初めて訪れると言う人には、「光の運河」や「光のパレス」を観られる冬(クリスマス頃)を勧めて来たけど、この「薔薇の運河」が観られるなら初夏もお勧めかなぁと考えるようになった。
薔薇の運河――光の運河に匹敵する、ハウステンボスならではの季節イベントに育つ予感がします。



↑運河に沿って歩いているだけで、立ち込める薔薇の良い香りに酔いしれますv



↑水面を滑る白鳥をお供に運河をお散歩♪…写真の白鳥は逆方向に進んでるけど。(汗)




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2 コメント

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いよいよですね。。。 (ふくちゃん)
2009-09-23 15:49:16
私、昨日上高地から帰ってきたばかりでまだ少し神戸の気候になじんでいません。。
上高地、本当に涼しくてからっとしていて気持ちよかった。。
 あ、何のコメントをするところだったのか。。。
 ヨーロッパのクルーザーは、早い時間は動いていないと初めて知りました。ハウステンボスのいろんな顔を教えてくださいね。。
 楽しみにしています。
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お帰りなさいv (びょり)
2009-09-23 21:55:02
上高地ですか、私は未だ行った事無いので、憧れの土地です。
日本屈指の絶景だそうで。
ヨーロッパのクルーザー、帰りは午前から動いてるんですけどね~。
チェックイン前に喫茶使う人も居るだろうし、せめて正午から行き方面にも出航させて欲しいものです。

応援のコメント有難う御座いました♪
今月は多分後2回位レポを更新すると思うんで、また遊びに来て下さい♪
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