瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

夏草や 化物共が 夢の跡

2009年09月12日 17時09分22秒 | ただいまおかえり(雑記)
百物語が無事終了しました。

……いや終ってないじゃん、百話まで語ってないじゃんと、ツッコミ入れたい方も居られる事でしょう。
しかしこの回で語った通り、「完成」それは「崩壊」の始まり、99話で打ち止めるのが幸いというもの。
子供の頃噂に聞いた人も多い筈、「学校の七不思議全て知ったら死ぬ」とか、「不吉に見舞われる」とか。
百話まで語る事を期待して通ってくれた人には申し訳無いけど…ぶっちゃけ99話~百話目の回は、凄まじい混雑振りで御座いました。
怖い怖いと言いつつ覗き見た、皆様の不屈の野次馬根性に乾杯(完敗)。

けどさぁ…怖いもん、マジ怖かったもん。
もし百話語って何か起きたりしたら、洒落にならんじゃないすか。(汗)
怖いなら語るなよってか?それとこれとは話が別腹の別問題なんで御座いますよ。
オカルト好きな人間って、実際には人一倍臆病なものです。
「怖い」と感じる気持ちが無けりゃ、そういう話に興味持ったりしないって。(笑)
敢えて自分から恐怖に飛び込む事で、来たる恐怖に耐える力を付けよう、慣れておこうと考えるんではと。
見えない未来を知ろうと、占う気持ちに似ていますな。

とは言え百話語って噂の真偽を確めようという気持ちまでは無い。
怖いものは見ないに越した事は無いですからねえ。
それはこの記事を読んでる方々も同感の筈だ。
お互いの心の平穏を守る為に、99話でお開きに致しましょうぞ。

閉会を機に、裏話なぞを細々と。

百物語を思い立ち、己の知ってる不思議で奇々怪々な話を、ノートにリストアップする事から始めた。
「99話(最初から百話語る積りは無かった)も集められるだろうか?」と、最初は不安に思っていたんすが、やってみたら軽く五百以上集まってしまった…。
つくづく自分はオカルトが好きなんだなぁと実感。
しかしそれでは百物語ではなく、千夜一夜物語になってしまう。
そんな訳で次に話を削る作業を行った。
一応図書館で本読んだりして、新たな怪談を仕入れようともしたんすが、結局は思い入れの強い、昔から知ってた話を多く選んでしまったなと。
読んでて「妙に偏ってるな」と感じた方は多いでしょう。
岡本綺堂ばっか取上げて済みません、半分近く怪談言うより、フェアリーテールになってて済みません。(汗)
綺堂の怪談は「人から伝え聞いた」という手法で語られる分、百物語の会の席で話しているという、リアルな感覚が持てる気がしまして。
フェアリーテールは……まぁ……結局は己の趣向の問題です。(汗)

怪談って短い方が怖さが引き立つ気がします。
話作りの巧い作家が書いても、怖くて面白い怪談が生れる訳じゃない。
例えばこの女子高生作と思しき怪談なんて、充分ゾッと出来る。
元の話が在るにしても、上手い事アレンジしたなぁと感心してしまう。

最後に紹介したヒュー・ウィリアムズの話には、更に底知れぬ謎が在るらしいです。
1664年12/5、1785年12/5、1860年12/5にメナイ海峡で起きたと言う3件の沈没事件だけでなく――

1660年12/5、ドーバー海峡で1隻の船が沈没した時の生存者も、ヒュー・ウィリアムズ唯1人。
1780年12/5、ドーバー海峡で1隻の船が沈没した時の生存者も、ヒュー・ウィリアムズ唯1人。

1820年8/5、テムズ川で1隻のボートが転覆した時の生存者も、ヒュー・ウィリアムズ唯1人。

――これまで含めるのは流石に無理矢理過ぎる気もするけど。(笑)
メナイ海峡とドーバー海峡で起きた沈没事件の生存者名が、同じく「ヒュー・ウィリアムズ」なのも驚愕っすが、同じ日に起きてるっつうのが不気味に思えませんかね?
名前だけだったら、こちらで言う所の鈴木一郎さん並にポピュラーなんだなと納得行くけど(イチロー御免)、日にちまでピッタリ同じっつうのは凄い。
ちなみにメナイ海峡で起きた3番目の事故は、乗客20人全て「ヒュー・ウィリアムズ」と言う名前だった可能性も有るんだそうな。
なんでも「ヒュー・ウィリアムズ」って名前なら、沈没しても助かるだろうって、集まったらしい。
…本当かいな?で、結局その内のたった1人の「ヒュー・ウィリアムズ」さんが選ばれたと言う……聞けば聞くほどゾッとしますな。



↑百物語を終えた所で、厄払いでも致しましょう。
那須温泉神社鳥居で御座います。
会に参加された方、モニター越しで構いませんので、手を合せて拝んで下さい。
少しは気分が良くなると思うよ?(笑)



↑8/27にレンタカー借りて、那須に日帰りで遊びに行ったんですよ。
この建物は南ヶ丘牧場のレストラン。



↑これは牧場に咲いてた花。
花の名前に疎いんで名は知らず。(汗)
場内赤蜻蛉が飛んでいて、秋の風情で御座いました。

…前日にこんな怪談を話してたから、車内では密かに怯えてましたよ。
我ながら自虐的だと呆れる。

書いた話は会終了後、多少修正を入れました。
特に1年目は、未だキャラ(?)が統一されてなかったもんで。
誤字脱字無駄な改行なんかはそのままにしてあるけど…順に読んでくと次第にこなれて行くのが見て取れて微笑ましかったり。(笑)

百物語のやり方についてなんですが、岡本綺堂の「百物語」に見られるように、蝋燭を百本用意するのではなく、行灯に百筋の灯心を入れて火を灯し、一話終える毎に1つずつ消すというのが正しいそうです。
でなきゃ火事になりかねんからねぇ、蝋燭に変ったのは江戸末期の頃からだそうな。
現代では蝋燭の方がイメージし易いと思い、選んだんだけど、由緒正しい作法に拘る方は、灯心を百筋用意されて下さい。
つってもコックリさん同様降霊術だからね…危険だからやらない方が良いですよ。(汗)

さて秋はマジカルエミの感想を中心に、懐アニ記事を更新してく予定を立ててたんですが……

ハウステンボスがピンチという話を伺い…いやあそこは何時だって大ピンチですが。(汗)
正真正銘かつて無い大ピンチらしい。(汗)
そこで急遽ハウステンボス中心に記事を更新してく事にしました。
コロコロ予定を変更して御免なさい。
けどハウステンボス外の記事を書いていて、その間にあそこがヤバクなったら、自分後でかなり悔やむだろうなと。
そういう訳で来年の3/25迄、ハウステンボス中心で行かせて頂きます。
具体的に何を書くかってぇと、今年の初夏に訪れた時のレポと(今頃…)、7月に書こうと思ってたワンピとハウステンボスのコラボストーリー。(汗)
夏~秋は仕事の忙しさが年度末並にピークを迎えるんで、ゆっくりのんびり更新になるとは思いますが、お付き合いのほどどうか宜しくお願いします。

そう…今丁度忙しいんですよ。
毎日更新しているように見えて、実際には「予約投稿」機能を使った、過去に書いた記事が今年の百物語だったり。
予め指定した日が来ると、ブログが勝手に公開してくれるという。
そんで後は携帯使って修正したり、ネットカフェのPC使って修正したりしてました。
8月は殆ど自宅のPC使ってなかったのです。(弟がノーパソを新しく購入、ネットに繋ぐ際に不具合発生、その煽りを食らって使えなかったっつう理由も有る)
自分がPCの前に座ってないのに、日々記事が更新されてく様は、考えてみればオカルトだった。
果たしてこのブログの主は誰?
自分が更新を止めたとして、それでもブログが続いて行くとしたら、それは……

世に不思議は尽きまじ。

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