瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋那須美味街道4

2008年10月04日 18時15分34秒 | 旅の覚書
毎度食いしん坊万歳…じゃなかった那須旅行記の続きです。




・9/28、那須2日目。

早朝6時頃、下でガタゴト言う音で目覚める。
牧場の人が朝の勤めをしてる音らしく。
耳を澄ませば聞える、戸を引く音、廊下を歩く音、風呂の支度をする音。
しかし隣で寝ている友人は死んだ様に爆睡。
高校時代の部の合宿中、全員朝食取ってる脇で、気付かずに眠ってられる程の「つわもの」だもの。
そのまま暫く寝っ転がって音を聞いてたが、眠くなる気配も無いんで諦めて起き出し、折角だからと朝風呂に向ったのでした。

うちらの泊ってる部屋から、風呂&トイレはかなり歩く位置に在る。
夜中トイレまで暗い廊下を歩いてる時なぞ、田舎の家を懐かしく思い出した。
今は違うけど…昔の田舎の民家って、トイレが外に在ったでしょ?
外に無くても、家の最も奥まった場所に在ったり。
子供の頃は暗い中行くのが恐くて、朝まで我慢しようとしたもんです。
んで結局我慢出来ずに、ビクビクしながら駆け込んだり。
こんなが有りますからね~。
自分で話しときながら、偶に思い出して背筋寒くしてまする。(笑)



↑これが宿の洗面所兼脱衣場。
顔を洗ったり歯を磨く時は此処で。
廊下を出て突き当りにはトイレが2ヶ所並んでる。
意外にも洋式で御座います。



↑洗面所の隣、曇り硝子の向うは浴室。
温泉大浴場ではないが、洗い場が広々としてて、気持ち好かった。
浴槽には熱い湯がなみなみ溜めてありました。

最初泊った時から気になってるんですが、此処の風呂は入浴時間内、ずっとお湯をチョボチョボ出しっ放しにしておるのですよ。
かけ流しの温泉って訳じゃないのに…つい勿体無い意識が出て止めたりしたんすが、自分が入る時になって理由が解った気がした。
此処のお風呂には沸かす装置が付いてないんですよ。
止めちゃうとお湯が冷めてっちゃうんですね~。
でもそれなら入る人に溜めさせればと考えなくもないんですが…宿流のおもてなしなのだろうし…寒いトコの習慣から来るものなのかもしれないしと、最近は出しっ放しのままにしている。
寒いトコって水道管が凍っちゃうから、常時チョロチョロ出しっ放しにしてるって聞くし。
んでも生来の貧乏性から気になって仕方ないのでした。(苦笑)

尚風呂に入る時は、脱衣所の外に掛かってる札を、「入浴中」にして置く決まりになっている。
そして風呂は並んで2ヶ所在り、客が数組居る時は(たって最大3組迄だが)2ヶ所をフル稼働させるよう。
今回うちらが入った浴室より、もう1つの方が広い造りになってる。
そんでそっちの脱衣場には洗濯機まで有る。
2人しか泊ってなかったんで、個人用の浴室のみ用意したのだろうな。

お風呂に入ってさっぱりし、部屋に戻ってみれば、友人は未だ熟睡していた。
朝食時間は8:15~、未だ時間も有るんで、音を最小にしてTVをぼんやり観る。
予報では天気は段々晴れて来るらしい。
2日目は歩き回る予定なんで助かる。
昨日チェックインした時、部屋に用意してあったクッキーを茶の共に、独り時間を潰す私。
クッキーは此処の牧場製で、バター風味の素朴な味でした。

8時近くになり、外の駐車場に車が数台入って来る音が響いた。
窓を開けてみたら、既に何台も停められている。
入口に鍵かけてるよな牧場じゃないし…評判の朝ご飯を食べに、早くから飛んで来る人が多いらしい。
近所には別荘が多く建ち並んでるしね。

外が煩くなっても、友人はとんと起きる気配を見せず。
いいかげん8時近かったんで、TVの音を大きくして目を覚まさせた。


友人が支度を整え終った所で、丁度朝ご飯の時間となり、2人食堂へ下りました。
日曜の朝だからか、食堂内では結構な数の人が、朝ご飯を食べてましたです。
うちらの席は、昨日夕飯を食べた時と同じ、暖炉の傍に用意してあった。
これ以降もずっと席は此処…友人じゃないけど、宿泊中うちらの指定席だったらしく。
宿泊者優先のアリーナ席だろうか?
暖炉傍に積んであった薪が減ってて、昨日そんだけ燃やしたんだな~と。


さて朝食…夕食も楽しみだが、此処の朝食は更に楽しみだったり。
如何にも牧場の新鮮朝ご飯って趣で、とっても美味しいのです♪




↑先ず牛乳が900mlサイズで出される。
目覚めのシャンパンならぬ、目覚めの牛乳。
遠慮せずぐいっとやってくれってな勢い。
栓代わりに被せてある硝子コップが豪快です。
記事上の写真はグラスに注いだ牛乳。(↑)
2人注いでそれでも残ったのが、瓶に入ってる分量という事で。



↑次に出された生ハムのサラダ。
野菜にかかってるドレッシングは、サルサソースっぽい酸っぱい味わいだった。



↑その次に出されたコーンポタージュスープ。
このスープが自然のコーンの甘味がして、頗る美味しいんだなぁ。
ク○ールカップスープなぞとは違います。
とか言いつつ家では好んで飲んでますが、カップスープ。(笑)



↑そして牧場内に在る工房で焼かれたパンが篭にいっぱい。
このパンがまたメチャ美味い!
売店内で焼き立てパンが並ぶと、すぐさま無くなってしまうほどの人気。
乳製品も美味しいけど、次いでお薦めなのが、このパンなのです。



↑生クリームの様なコクのバター。
最初見た目でチーズかと思い、そのまま食べてしまった事が有る。
バター以外に、リンゴジャムとミルクジャムも出された。
全て牧場製品で、全て美味。



↑ミルクジャムは、水の代わりに牛乳で練って作ったと言うミルクパンに塗って食べた。
練乳の様なジャムの風味に惚れた友人が、後で土産として買ってました。
私も前回8月に行った際に買いましたです。



↑ビーツを混ぜ込んで焼いた、ビーツパン。
皮がパリパリ、中は赤く、ほんのり甘い。
バターを上に載せて食べました。



↑バターの風味がいっぱいのデニッシュパンには、リンゴジャムを塗って戴いた。
プリザーブド状の果肉は、そのまま舐めてもイケます。



↑素朴で食べ応えの有るロシア黒パン。
最初はこのロシア黒パンだけを焼いてたんですよ。
人気も有ったし、時代に合せる形で、種類を増やしてったんだと思う。
今ではカレーパンやクリームパンといった物も売ってます。

メインの卵料理を持って来る所で、目玉焼きとオムレツ、どっちが良いか尋ねられる。
2人共オムレツを頼んだ。




↑産み立て卵で焼いたオムレツ。
上にはベーコンを載せてあり、茄子のミートソース和えが添えられていた。
好みでケチャップをかけてお召し上がり下さい。
ホテルヨーロッパのオムレツ並に見事な焼き方じゃないですが、此処のオムレツも大好きなのですv
つって一流ホテルと比較するのもアレだが(汗)…ちなみに自分が今迄食べた限り、美味しいオムレツのベスト3は――

1位、長崎ハウステンボス場内に建つ、ホテルヨーロッパのメインレストラン『デ・アドミラル』のオムレツ。
2位、箱根芦ノ湖畔に建つ、小田急山のホテルのオムレツ。
3位、此処、南ヶ丘牧場のオムレツ。

――だったり。

まぁかなり贔屓目も入ってるし(笑)、日本全国廻って出した答じゃないんで、あまり気にしないで下さいませ。




↑最後に出たデザートは、ヨーグルトにイチゴジャムをかけた物でした。
酸っぱさがマイルドで美味しいヨーグルトでした。



↑珈琲はセルフで戴く形。
結構濃いので、2人して牛乳を入れて飲んだ。
それでも半分以上瓶に残ってる牛乳…。
残すのも勿体無いな~と思い、試しに「残った分部屋に持ち帰って良いか?」と訊いたらば、OKを貰えた。
風呂上りに飲めるねと、2人大喜びしたのでした。(笑)

朝から完食、満腹になった所で、部屋に戻る。
戻る前にレジで那須観光シャトル周遊バス『キュービー号(1日乗り放題1,000円、子供500円)』の券を買ってった。
この『キュービー号(→http://www.nasukogen.org/qb_go/)』のお陰で、那須観光がずっとスムーズに出来る様になり助かっている。
今迄ストレートに行けなかった南ヶ丘牧場が停留所になった事が1番の大助かり。
どうか末永く運行してて欲しい…。

部屋に戻ると、布団は綺麗に片付けられていた。
廊下では掃除が始まっており、このまま居ると邪魔になりそうだって事で、出掛ける支度を整え、バスの停車時間に合せて外出したのでした。




【続】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋那須美味街道3 | トップ | 秋那須美味街道5 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。