瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2021年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2021年12月21日 21時22分26秒 | クリスマス
毎年恒例ミス·メリーのクリスマス雑学企画〜〜!!――と景気良く行きたいところですが、大変残念なお知らせです。
去年に引き続いての新型コロナパンデミックにより、ミス·メリーが来日出来ないそうです。
…彼女の居る北欧は日本以上に感染者急増してるからな〜。(汗)
で、去年みたく私びょり宛に記事書いた手紙を送り付けて来まして――早くネット繋げば良いのに――その手紙文を代理人の私が読み上げる形で企画を進行致します。
まどろっこしいと思われるでしょうが、今回もクリスマスの十二夜明けるまで、宜しくお付き合いくださいませ。m(_ _)m
それではミス・メリーから届いた手紙(記事)を読み上げましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 毎年クリスマスが近付くと北欧から日本にやって来て、ここのブログ主に代わりクリスマス記事を書いて皆とクリスマスソングを歌うのを楽しみにしてるのに、今年も新型コロナ大流行のせいで私のハッピーなクリスマス計画おじゃんよ!!
 クリスマスを二度も台無しにするなんて、油汚れ並にしつこいウイルスね!!
 早くキュキュッとウイルスを除去する特効薬が完成しないかしら?
 クリスマスに歌って騒げないなんてストレス半端ないわ〜〜〜!!!
 なんていつまでも愚痴ってないで、そろそろ今回のクリスマスのテーマを発表しなくちゃね☆
 今回のテーマは《クリスマスツリーに飾るオーナメント》!
 クリスマスツリーに飾る代表的な装飾品を紹介してくわ♥
 その前に今夜は《クリスマスツリー》について、おさらいしときましょ!

 クリスマスツリーと言えばモミの木が有名だけど、実は昔からそうだったわけじゃないの。
 大昔は林檎等の食べられる果実を付ける木を、信仰の対象として綺麗に飾り付けたと云うわ。
 でも食べられる果実を付ける木の大半は、冬になると枯れる広葉樹。
 一方の常緑樹は冬になっても枯れず、荒涼とした真冬でも緑葉を繁らせる…その姿に大昔の人は永遠の命を重ね、神秘の樹木として崇敬する様になっていったの。
 クリスマスの起源は真冬に行なわれる冬至祭、太陽の復活を祈願するのが目的だから、真冬でも枯れない木を祀るのは自然な成り行きに思えるわね。
 世界各地で冬至祭が行われる様になると、その土地を象徴する常緑樹が《生命の木》として祀られたわ。
 樫、月桂樹、オリーブ、松、柊、ヤドリギ、ローズマリー………モミの木が無いわね?
 冬至祭の初期にはモミの木を優先的に飾る習慣は無かったと云うわ。
 モミの木を冬至祭(クリスマス)に飾る様に仕向けたのはキリスト教会だそうよ。
 キリスト教が世界で勢力を伸ばす時代、キリスト教会の信徒達は異教の信仰を否定し、キリスト教の教えを各地で布教したの。
 樹木信仰もその過程でキリスト教会により弾圧されたわ。
 ところが樹木信仰だけに根強く残り、かえって民から反発された指導者は、妥協策としてモミの木のみ信仰する事を赦したの。
 モミの木のシルエットは美しい三角形をしている、これはキリスト教の教義である三位一体を体現してる物だ、と理屈を説いてね。
 ちなみに《三位一体》とは父と子と聖霊――父なる神、神の御子のイエス・キリスト、神や御子を通して信者に注がれた聖霊を意味する教義よ。
 三位一体=別々に存在しながら本質的には一つとの見解が、キリスト教の柱になっている三位一体説らしいわ。
 ただキリスト教会の中でもこの見解に反対する人達が大勢居て、宗派が分かれる原因になってたりするの。
 宗教ってややこしいわね。
 …といったところで今回のお話はお終い、続いて今夜歌うクリスマス・ソングを選ぶわね!
 モミの木がテーマとくれば、ストレートにこの歌しか無いわ——もみの木(O Tannenbaum)よ♪
 え?去年、一昨年と、3年続きかって?――いいの!!今回はおさらいだから、メリーの好きなクリスマスソング12選を強行するわ!!
 ドイツ北部に古くから伝わる民謡を、去年同様、翻訳家で童謡詩人の中山知子氏が作詞した日本語バージョンを紹介するわね!
 今夜のメリーの話はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
本人もツッコまれる事を先読みして触れてましたが、これで3年続きですね…しかし逆らうと後が面倒なので、こちらを参考にミス・メリー紹介の「もみの木」日本語バージョンを歌いましょう!



【もみの木(O Tannenbaum)】




樅の木♪ 樅の木♪
いつも緑よ♪
樅の木♪ 樅の木♪
いつも緑よ♪

輝く♪ 夏の日♪
雪降る♪ 冬の日♪

樅の木♪ 樅の木♪
いつも緑よ♪


樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪

喜び♪ 悲しみ♪
優しく♪ 見守る♪

樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪


樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪

雨にも♪ 挫けず♪
風にも♪ 折られず♪

樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪


↓はヨハン・アウグスト・ツァルナックとエルンスト・アンシュッツが共同で歌詞を付けたドイツ語バージョンです。


O Tannenbaum,
O Tannenbaum,
Wie treu sind deine Blätter!

Du grünst nicht nur zur Sommerzeit,
Nein auch im Winter wenn es schneit.

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Wie treu sind deine Blätter!


O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Du kannst mir sehr gefallen!

Wie oft hat schon zur Winterszeit
Ein Baum von dir mich hoch erfreut!

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Du kannst mir sehr gefallen!


O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Dein Kleid will mich was lehren:

Die Hoffnung und Beständigkeit
Gibt Mut und Kraft zu jeder Zeit!

O Tannenbaum,
O Tannenbaum
Dein Kleid will mich was lehren!


【訳】
おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の葉は変わらず在り続ける!

夏だけでなく
雪の降る冬でも青々と繁る

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の葉はなんて瑞々しい!


おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
私は心からお前を愛す

冬に幾度となく
お前は私を深く喜ばせてくれた!

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
私は心からお前を愛す


おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の衣が私に教えてくれる

希望と永続、
快さと力とを、どんな時も

おお、樅の木よ
おお、樅の木よ
お前の衣が私に教えてくれる


…今回の見出し写真は新宿パークタワーのクリスマスツリー、今年は1階アトリウムに生モミの木が飾られるとの話を聞き、観に行って参りました。
確かに綺麗な三角形のシルエットを描いていて、正統派のクリスマスツリーといった趣きです。
仕事の途中で寄ったため、ゆっくり観賞出来なかったのは残念。
新宿駅南口から甲州街道を一直線、都庁第二本庁舎ビルが斜め横に建っています。
地下道ワンデーストリートを通れば、横断歩道を待たずに済みます。

↓は毎年開催される東京駅丸の内ストリートのイルミネーション
 


↑私が撮った写真だと伝わらない気がしますが(汗)、綺麗なシャンパンゴールドカラーに輝く街路樹が一直線に続きます。
今年はハリーポッターのイルミネーションショーを同時開催してるのとコロナ禍の反動も加わってか混雑が例年以上に凄まじく感じられました。
ハリーポッターのイルミネーションショーについてはまた後日。

↓更に東京駅前行幸通りでは東京ミチテラス2021を開催中。
 

 
↑今年は夜明けをイメージしたイルミネーションで、東京駅前を幻想的に彩っております。
混雑回避目的か15時頃~点灯してますが、明るい内は光が目立たず、綺麗に観えるのは日が落ちる17時以降です。
コメント
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