ある素敵な日 第16話

■最終話　また逢う日まで

ついに最終回を迎えてしまいました・・・毎回楽しみにしていたので、
喪失感、ちょっぴり寂しいです

出張に出かける支度をするパク会長。
妻の手を握り、「今までずいぶん苦労をかけたな」と言いました。
パク会長の真意を知らない妻は、「水くさいわね」と笑顔でこ言うのでした。
穏やかな表情で出かけていったパク会長を妻はいつものように見送るのでした。
でも、これが最後だったんですね・・・

運転手に車を停めるように言ったパク会長、
「久しぶりに自分で運転したいんだ」と言って運転手を帰らせ、
自分で車を運転し始めました。15年前の事故のこと、ゴンに責められたこと、
息子テウォンのこと、娘ハヌルのこと・・・
様々なつらい出来事が脳裏をよぎり、涙を流し、意識を失ったパク会長、
でも車は走り続けます。
そうして、パク会長は亡くなったのでした・・・

海からソウルへ帰るゴンとハヌル。
2人は仲良く楽しい時間を過ごしていたのですが、
ゴンの携帯にパク会長の訃報が入るのでした・・・
ハヌルは、ゴンの車で斎場へ向かいました。車を降りたハヌルは、
「ここからは1人で行けるから」とひとりで母とテウォンのもとへ向かうのでした。

ゴンのもとに、ヒョジュが危篤だという連絡が入りました。
病院へ向かったゴンがソンチャンとギョンテクにパク会長が亡くなったことを
伝えると、2人は驚きました。

パク会長が亡くなっても、涙を流さず冷静なハヌルに対し、
「父さんはお前を傷つけまいと、今まで必死に隠し通してきたのに、
お前は何をした？許せばよかっただろ！
娘を苦しめて逝った父さんの気持ちが分かるか？」と責めるテウォン。
「悪いと思うなら、死ぬなんてダメよ。ひどいわ。
娘にこんな大きな罪を犯すなんて。
せめて許す機会ぐらいくれてもいいのに・・・
パパは最期まで私を傷つけて逝った。
本当に娘を思うなら、こんなことできない。」とハヌル。
このやりとりを偶然見てしまったチーフは、しばらくハヌルの様子を見守り、
道端で泣いているハヌルに「思い切り泣いた？気が済むまで泣け。
でないといつまでも悲しみが残る。お父さんもそれを望まない。」と声を掛け、
家まで送っていきました。
そして、「ハヌルにはお前が必要だ。気持ちが揺れないよう、支えてやれ」
とゴンに伝えて帰って行きました。

「早く斎場へ戻れ。お父さんが寂しがるぞ。」と優しく声を掛けるゴンに
「行く資格がないわ。もう少し、待っていてくれたら許してあげられたのに・・・
まさか、こうなるなんて・・・あのとき、許してあげればよかった・・・」
と悔やむハヌルなのでした。ゴンもすっかりパク会長を許したようですね。

パク会長の弔問に訪れたゴンをテウォンは追い返そうとするのですが、
母親はゴンに「来てくれてありがとう」とお礼を言って迎えました。
ハヌルは、しばらくパク家で母親と一緒に過ごすことにするのでした。

危篤状態を脱したヒョジュは退院し、
「オーストラリアへ帰りたい。一緒に行ってくれない？」とゴンに言いました。
様子を見ていたソンチャンは、ヒョジュの兄として
「ハヌルとのコトは反対だ。
でも、お前がヒョジュに縛られるのもイヤだ。一緒に行ったら、
お前は卑怯者だ」とゴンに言うのですが、その直後
「気にせず、ハヌルと行け！思うように生きるのが人生だ！
ときにはそのほうが周りも幸せになれる。一度ぐらい思う通りに生きてみろ！
その資格は十分にある！」とベストフレンドとして言いました。
ソンチャンの「一度ぐらい思うとおりに生きてみろ！」という言葉が印象的でした。
今まで我慢ばかりしていたゴンの人生がとっても痛々しくて・・・

パク家で養母と過ごすハヌル。
「ごめんね、ママの娘として生まれて来なくて・・・
実の娘だったら良かったのに。」とハヌル。
「ママもよ。産んであげられなくてごめんね」と養母。
いろいろあったけど、血のつながりはなくても、やっぱり親娘なんですね。

マルチャはハヌルに「ゴンがヒョジュとオーストラリアへ行くかもしれない」
と話しました。
そして、「ヒョジュには悪いけど、ゴンさんと別れるなんてダメ。
心を鬼にして（ゴンを）引き止めてよ！」と言いました。

ハヌルはチーフのもとへ行き、葬儀に来てくれたお礼を言いました。
すると、チーフは「仕事は続けるように」と辞表を返却し、
自分は研究員としてアメリカへ発つ予定であることを話しました。
「送るんじゃなかった。あの海だよ。ご両親の命日に・・・
お前は後悔するな」というチーフの言葉、心に残りました

日々弱っていくヒョジュを見かねたギョンテクは、ハヌルを呼び出し、
「人殺しの娘」と言ってしまったことを詫びました。
そして、「ハヌル、お願いだからヒョジュを助けてくれ！
ヒョジュは生きるのを諦めちまっている。あいつはゴンがいないとダメなんだ！
ゴンを行かせてやってくれ！ヒョジュの最期のお願いなんだ！
お前が許さなければゴンは行かない。だから、許すと言ってくれ！
ハヌル、お願いだ・・・」と泣いてハヌルにすがりました。

ハヌルが家に帰ると、家の前でゴンが待っていました。
「俺と会えたら、してみたいことはなかったか？」と言うゴン、
2人は思い出作りのために遊園地へ行き、楽しい時間を過ごすのでした
昔のようにしりとりをする2人、「天の川（ミリネ）」の次は
「愛しい人（ネサラン）。愛しいハヌル」と言った後、
ハヌルを抱きしめたゴン。
「俺、しばらく留守にするよ。長くかかるかも。」と切り出しました。
ギョンテクに言われて心の準備ができていたハヌルは
「早く帰ってきて。待ってるから・・・」と素直に言うのでした。

そして、数年後。
マルチャは陣痛に苦しんでいました。
隣にはなぜかアメリカ帰りのチーフ
ギョンテクとソンチャンはネットカフェで働いているんでしょうか？
そんな中、ソンチャンとマルチャの子供が誕生したようです

3年ぶりに再会したチーフとハヌル。
チーフはアジア支部の支部長に出世したようです「俺をフッたこと、後悔してるだろ？また付き合うか？」
と言うチーフに「そうしてくれます？」とハヌル。
でもチーフは、ゴンを待つハヌルに付き合う気はないんだって！
すっかり、吹っ切れたようです

ゴンと最後に行った遊園地で撮った写真を眺めながら、
ゴンが以前使用していた携帯の番号に電話するハヌル。
「おかけになった番号は、現在使われておりません」・・・
「テコンV　出動」ハヌルは、かつてのように呟きました・・・

その頃、ゴンはオーストラリアでヒョジュと一緒に暮らしていました。
ヒョジュは手術したんでしょうか？
ヒョジュはゴンに「悔いなく愛したからこれで終わり。
あなたも帰って。いくら時間が経っても忘れられない場所へ。
そこでは、どんなに時間が経っても忘れずに待ってるわ。ハヌルがね。」
と手紙を残して去って行きました・・・

韓国へ戻ったゴン。
歩道橋、南山タワー、遊園地・・・思い出の場所を巡り、そして水族館へ。
そこには以前のように水槽を掃除するハヌルの姿がありました。
目の前に現れたゴンに驚いた様子のハヌル。
「사랑해（愛してる）」と呟くゴンに
「나도 당신을 사랑해요（私もあなたを愛してる）」と手話で表現するハヌル。
水槽越しに見つめ合い、思いを伝え合った2人

以上を持ちまして『ある素敵な日』全16話終了です
おつかれ様でした～

■感想
このドラマ、コン・ユさんが見たくて視聴してました
ストーリーは、とっても切なかったです
切なくて苦しくて・・・でも、全体的にキレイな印象のドラマでした。
オーストラリアや南山タワーの風景、海辺のシーン、子供の頃のエピソードが
とっても良かったです。

ラストシーンのハヌル、別人かと思っちゃいました。
スッピンだったのかな？それはそれで可愛いんだけど、
あれがラストっていうのもちょっと微妙・・・

コン・ユさん、2008年1月14日に現役軍入隊予定だそうです。
しばらく新作が見られないのは残念ですが、たくましくなって戻ってきて欲しいですね！
『コーヒープリンス1号店』は早く観たいです来年中に見れたらいいな～と思っているんですけど・・・

それから、チーフ役のナムグン・ミンさんは最初から最後まで不思議な印象でした。
なんとも言葉で表現できないような・・・
まぁ、好印象なんですけどね。
機会があったら、他のドラマでも見てみたい俳優さんです。

全16話視聴を終えて、正直とっても寂しいです・・・
また素敵なドラマに出会えることを願って、
このドラマのレビューを終了したいと思います