グリーンローズ 第8話

ジョンヒョンは、新製品発表会のため上海にやって来たスアが滞在するホテルの部屋に忍び込み、スアの寝顔を見ていました。こんなに近くにいるのに、抱きしめてあげることもできないことに涙を流しましたそして、スアに気付かれることなく、ホテルを後にしました。

一方、シン・ヒョンテと会っていたユランは、「お前を迎えに来たんだ」というヒョンテの言葉を信じて、ヒョンテに指示された場所へ行ったものの、怪しい男達に連れ去られ、「二度とシン・ヒョンテに近づかないように！」と脅されてしまいました。何とか命拾いしたユランは、「あなたを陥れたのは、すべてシン・ヒョンテの仕業よ！」とジョンヒョンに告げるのでした。

「事実を知った以上、ソウルへ戻るしかない！」と言い出したジョンヒョンですが、「シン・ヒョンテの仕業だというのは、あくまでも推測で、動かぬ証拠は何1つないの。それに、私たちは、不法滞在者だから、ソウルに戻るためには密航しかないの。それに、ソウルに戻ったとしても、産業スパイと脱走犯の言うことなんて、誰も耳を貸さないわ。」とユラン。今、2人ができるのは、息を潜めて待つことだけなんです。そして、ユランはチュンボクとティンティンが暮らすアパートの隣へ引っ越しました。

その頃、ヒョンテはスアのプロフィールを詳細に調べ、スアにアプローチするべく方法を考えていました。
そしてスアの誕生日、ヒョンテはスアを呼び出してお祝いするのでした。スアは、ジョンヒョンを思い出して涙が止まらなくなりましたヒョンテもそんなスアの気持ちに気付いていたようです。

家に帰ったスアは、ジョンヒョンとのホームページに想いを綴りました。
「ジョンヒョンさん、今日が誕生日だって忘れてたわ。覚えてる？去年の誕生日に私をおぶってくれたこと。今日、あなたじゃない人からプレゼントをもらったの。きれいなネックレス。その人が首にかけてくれた時、思わず涙が出たわ。ジョンヒョンさん聞こえる？私の声が聞こえる？聞こえてるの？」

ジョンヒョンはスアの声が聞きたくて、SR電子に電話しました。受話器越しに聞こえるスアの声に涙、涙、涙・・・スアにしてみれば、ただの無言電話なんですけどね。

チュンボクは、想いを寄せる中国人女性リンリンに夢中。リンリンが食事にやって来る予定のテーブルに盗聴器を仕掛けてまでも、リンリンの心を掴もうとしていました！そんな時、リンリンから誘いの電話を受けたチュンボクは、喜んで出かけて行きました。
リンリンは、自分も「チュンボクのことを思っている」と言い出し、「投資してくれたら、3ヶ月後には5倍にして返す」と誰が聞いても胡散臭い儲け話を持ちかけました。ユランやジョンヒョンは、「怪しい」って言うんですけど、恋に盲目状態のチュンボクは、「何としてでも投資する！」言い張り、リンリンにお金を貸してしまいました

チュンボクが家に帰ると、ティンティンが盗聴器に録音されていた内容のことで慌てていました！そこには、中国の財界の大物チン総裁の暗殺計画が録音されていたんです
ジョンヒョンは、その録音テープをチン総裁の会社に届けるんですけど、そのテープがチン総裁本人に届くことはありませんでした・・・

チュンボクは、リンリンから手紙を受け取り、自分が騙されていたことに気付き、ひどく傷つきました。チュンボクにとっては、お金を騙し取られたことが何よりもショックだったようで・・・「チン総裁を助けて、謝礼金をたくさん貰おう！」と言い出します！

そして、チン総裁暗殺が実行されると言われていた日。チュンボク、ジョンヒョン、ユラン、ティンティンの4人は、テープに録音されていた場所に行きました。すると、チン総裁が何者かに連れ去られる現場を目撃した4人は、車で後を追い、何とかチン総裁を救出することに成功しました！
「謝礼金がたくさん貰える！」と期待するチュンボクでしたが・・・チン総裁が4人に言った言葉は、「こいつらを閉じ込めろ！」でした・・・

一体なぜ？
またまた気になるところで第8話終了です。