宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

マヤ・アステカ・インカ 神々の起源と宇宙人

2010年07月23日 | マヤ文明・アステカ文明
  
最近の精神世界では、中南米のフィールドワークがブームのようだ。

中南米の探索者として世界的に有名なのは、ドランヴァロ・メルキゼデク氏あたりだろうか。いまや、精神世界関係者が何人か集まると、たいてい話題に出る人物だ。日本では、「地球巡礼者」のエハン・デラヴィ氏、「2012年 最後の真実」の浅川嘉富氏などが、精力的に中南米を探査しているみたい。

何が、これらの人々を中南米に惹きつけるのか。それは、滅び去った神秘の文明、宇宙的なスケールを誇るナスカの地上絵やマチュピチュの遺跡、そしてご存知、「2012年の冬至で終わっている」というマヤのカレンダーだろう。

筆者が個人的に注目するのは、徳間書店の5次元文庫から出ている、ゼカリア・シッチン著「マヤ・アステカ・インカ 神々の起源と宇宙人」という本。「古代シュメール文明を創ったのは、宇宙人アヌンナキだ」という説で知られる人だけに、本書でも、「中南米の古代文明を創ったのも、やっぱり宇宙人アヌンナキなのだ」という大胆な仮説を展開する。シュメール文明の古代ロマンは、なんと、大西洋を渡って新大陸にまで広がっていた。真偽はさておき、まさしく、第一級の精神世界エンターテインメントとして楽しめる内容だ(笑)。
 
「古代シュメール語で書かれた粘土板を読める、数少ない学者」とまで言われる人が書いただけあって、参照している文献の豊富さと、緻密な現地調査は、他の追随を許さない。惜しむらくは、せっかく集めた客観的な事実と、作者本人の自由奔放な想像とを区別せず、渾然一体に記述する傾向があるところか。できれば、その両者の区別がしやすければ、より一層ありがたかった。まあ、時代の先駆者とは、えてして、そういうものなのかもしれないが・・・(笑)。
 
それはともかく、ヨーロッパ人と、メソアメリカ(中米)の文明との出会いは、悲劇的な「アステカ帝国の滅亡」で幕を開けた。

日本でいえば室町時代から戦国時代初期くらいにかけての時代に、現在でいうメキシコの中央高原で栄えたのが、かの有名なアステカ帝国。この地の歴史上、おそらく最も繁栄した大帝国だったのだが、16世紀にやってきた、コルテス率いるわずか500人のスペイン人によって、アッサリと滅ぼされた。結果だけを見れば、まるで無力だったように思えるのだが、実際のアステカ帝国は、一千万人を超える人口を擁する、当時の世界の基準からすれば相当な大国だった。

首都のテノチティトランは、人口が30万人に達していたという。江戸やロンドンが大発展して百万都市となるのは、まだまだ先の話。当時としては、テノチティトランが世界最大級の都市だったのは確かだろう。
 
荒涼たるイベリア半島から、大西洋の波濤をはるばる越えてやってきた野蛮なスペイン人たち。熱帯の密林を抜けると、天空に近い高地の湖上に浮かぶ島の上に、目にもあやなる桃源郷・テノチティトランはあった。。長くて広いメインストリートを通って街に入ると、整然と区画された街路を無数の人々が歩き、張り巡らされた運河を多数のカヌーが行き交い、市場は商人たちで活気づいていた。そして、金銀財宝が満ち溢れる宮殿。
 
地上に、こんな誰も知らない都市があったとは。しかも、スペインの首都・マドリードなんか、目じゃないほどの大都会ではないか。まさしく、異空間の幻想世界に迷い込んだほどの衝撃だったろう。

だが、シッチンによれば、最大の驚きは大神殿にあった。そこには、「羽毛の生えた蛇の神」こと、ケツァルコアトル神が祀られていたのだ。

>しかし、この都市と王国の中心は、なんと言っても大きな宗教センターだった。百万平方フィート以上もありそうな大きな長方形の区域で、くねくね動く蛇の形に似せてつくられた壁で囲まれていた。この聖域の中には、多数の大きな建物が建っていた。中でも、最も目立っていたのは、2つの塔と神ケツァルコアトルを祭っている、一部が円形の寺院のある「大神殿」だった。(同書より)

そんな素晴らしい花の都・テノチティトランは、残虐な侵略者・コルテス隊によって滅ぼされてしまった。建物はすべて取り壊され、大半の住民は死に絶えた。まるで、ジンギスカンのモンゴル騎馬軍みたい。彼らが通った後には、ペンペン草も生えなかった。

アステカ帝国が滅亡したあとも、悲劇は続いた。特に、ヨーロッパから持ち込まれた伝染病の被害は大きく、免疫のないメキシコ先住民は壊滅的な打撃を受けた。長きにわたる暗黒の中世において、いつも戦乱と疫病の連続だったヨーロッパ人は、やはり鍛えられ方が違っていた。逆境は、人を強くする。中世ヨーロッパ人こそ、その見本だったのだ。
  
今に語り継がれる、アステカ帝国の滅亡。

だが、テノチティトランの歴史が、それで終わったわけではなかった。その後、湖は埋め立てられ、かつての湖上に新生メキシコの首都が再建された。「メキシコ・シティー」と呼ばれる、その都市は、いまや人口2千万人の巨大都市圏となっている。姿かたちは変わっても、世界屈指の巨大都市であり続ける。やはり、選ばれたる王城の地にみなぎる王者の気は、時を経ても失われるものではないのだろう。
 
アステカ帝国が滅びた後のメキシコには、「マヤ文明」をはじめとする、メソアメリカ諸文明の遺跡が残されていた。20世紀になって、ゼカリア・シッチン氏が遺跡を調査したところ、驚くべき事実が浮かび上がってきた・・・!?


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シッチン (ジェインエア)
2010-07-24 10:52:15
あタイムリーですね。私もこの5次元文庫の本読んでます。ただシッチンの本はどれも読みにくくて(泣)超知ライブラリーの「地球の主エンキの失われた聖書」という本は途中で挫折してしまいました。なかなか読み進められないのは作者の自由奔放な想像力のせいもあったのかも(笑)この5次元文庫のもたくさんの図が載ってて興味深いですよね。ゆっくり読み進めたいと思います。
Unknown (コンサル星人)
2010-07-25 21:28:51
>私もこの5次元文庫の本読んでます。

そうですか~。こんなワケわかめな本を、よく読む気になりましたね!!

・・・て、人のことは言えないか。

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