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読売巨人軍 高木投手の野球賭博謝罪会見に見る異様さ。

2016年03月10日 14時53分20秒 | 日記
 最近のニュースには、筆者の腹が煮えくり返るほど、腹立たしい内容が多い。

 保育園に入れなかった若い母親の悲痛な叫びのブログが、安倍政治の言葉だけの女性活躍社会を、激しい言葉で皮肉っていた。

 国会で、これを取り上げた民主党議員に対しての、自民党議員からの心ないヤジが、多くの子育て中の若い母親の反発を生み、抗議運動にまで広がった。

 それでも安倍政権の支持率は、50%程度あるという信じられないメディアの発表だ。

 そして野球賭博問題で、読売巨人軍の高木投手も明るみに出て、とうとう逃げ切れなくなったのだろうが、巨人軍のオーナーや社長の引責辞任の会見があったが、原稿用紙に目を落としたままの、誠意の感じられない会見であり、最高顧問のナベツネも辞任すると発表されたが、一言の辞任会見もなしだ。

 結局、上層部は、辞任すればよいだろうという、腹立たしい態度が見え見えであった。

 そうすると翌日に、高木投手一人だけが立ち、謝罪の会見を行っていた。

 筆者も見ていたが、下に貼り付けた天木直人氏のブログにあるように、弁護士もおらなければ読売関係者もおらない。本当に高木選手がさらし者になったような感じだった。

 筆者は、おそらく「このように高木選手が謝っているので、今後も投手として活躍させてください」という、巨人軍の思惑があったのだろうと深読みしたがネ。

 天木氏のブログは、この問題を取りあげ、メディアや権力の批判にも連なっている内容になっている。  ぜひ一読をお願いしたい。


(天木直人のブログより貼り付け)
ひとりの投手をさらし首にしたナベツネ読売の大罪 
2015.3.9

 高木京介という若い投手が野球賭博を認める記者会見を行った。
 その一部始終をテレビで見た私は、なんともいえないやるせない気持ちと、こみ上げる怒りを抑えることができなかった。

 これほど異様な記者会見を見た事が無い。
 記者会見を取り仕切る者もいなければ、この種の記者会見では必ず立ちあう弁護士らしき者もいない。

 突っ立ったまま、聞かれるままに、答えさせられていた。
 まるでさらし者にされているようだった。

 このような異様な記者会見をさせたものは誰か。
 いうまでもなく読売グループのドンであるナベツネこと渡辺恒雄に違いない。

 俺の顔に泥を塗ったこの野郎は、見せしめにしろ、そう命令したのだ。

 しかし、ナベツネの読売はこれで終わった。

 野球だけではない。
 (読売は)まともなメディアとしてもはや存続できないだろう。

 野球賭博の背後に存在するのはこの国の組織犯罪だ。
 しかも暴力団がらみだ。

 そのことをもはや誰もが知っている。

 それを暴くのがジャーナリズムの使命であるはずなのに、みずからが関与している事を知っていながら隠ぺいし、明るみになっても、本気で膿を出そうとしなかった。

 さすがに今度ばかりは首脳そろって引責辞任の形を取らざるを得なかった。

 ならば首脳がみずから雁首を揃えて記者会見で謝罪するのが、どの大企業もやってきたことなのに、それを逃げて、投手ひとりをさらし者にした。

 組織のトップとしてあるまじき往生際の悪さだ。
 しかし、この醜態は読売の問題だけでは終わらない。

 いや、終わらせてはいけない。

 プロ野球に天下りした検察OBも同罪だ。
 天下りさせてもらった借りがあるから追及できない。

 そして大手メディアは同業者を叩けない。

 いつまでたっても暴力団を取り締まる事に出来ない警察もまた同じ穴のむじなだ。

 これを要するに、高木京介投手の記者会見は、この国の権力者たちの不誠実を見事に暴いて見せてくれた。
 権力者たちが、その悪行、失態を皆で共有し、かばい合って、最後は弱者をさらし者にして逃げようとする。

 それはまさしく今の日本の権力構造の姿だ。
 その根源こそいまの日本の政治の姿である(了)

(貼り付け終わり)

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