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福袋を買い求める消費者が、百貨店に詰めかける現実は、景気が良くなっているせいか?

2017年01月03日 17時59分13秒 | 日記
 百貨店などの初売りで、福袋を買い求める客が前年よりも若干多かったという。

 筆者も数年前までは福袋を買い求めたこともあったが、今は福袋を買わなくなった。

 確かに個々の福袋は、通常価格で買うよりは安くなっている商品が多いとは思う。しかし、業者側からすれば、安くしなくても売れる商品であれば、あえて福袋に詰める必要もないはずだ。

 よくよく見れば、安く仕入れ出来る商品を大量に仕入れて、消費者に安さを訴えている感がない訳でもない。

 消費者がより安く商品を買いたいという心理が強い状況を考えると、日銀黒田総裁が目標にする2%の物価上昇などは、いつまでたっても実現しないだろう。

 消費者の懐が本当に豊かになれば、2%の物価上昇もOKという消費者が増えるだろうが、現実の生活は懐が豊かにならない状況が改善されないために、いつまでたっても福袋を求める消費者が減少しないだろう。



(日本経済新聞 電子版より貼り付け)
初売り、福袋に列 「消費弱含み」映す?
2017/1/3

 1~2日に小売り各社が開いた「初売り」は前年を上回る来店客を集めた。年末年始の曜日の巡り合わせが例年に比べてまとまった休みを取りにくかったこともあり、天候に恵まれた首都圏の各店舗では開店前に長い行列ができた。各社とも売上高は前年を上回ったものの、福袋やセール対象品などを買い求める消費者が多く、消費の本格回復にはまだ時間がかかる見通しだ。

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)はグループの大半の店舗で初売りを3日に遅らせるなか、三越日本橋本店(東京・中央)は例年通りの2日に実施した。午前4時50分に並んだという一番乗りの男性(42)は「老舗すきやき店『今半』の肉など食品を中心に買いたい」と話した。開店前に前年を約500人上回る5150人が行列をつくり、開店を午前10時から10分繰り上げた。

 三越日本橋本店が用意した福袋は前年より3%多い5万5300個。売上高は前年比2%以上の伸びとなり、滑り出しは好調だった。ただ、売り場では肌着や靴下など生活関連商品をまとめ買いする姿も目立ち、三越伊勢丹HDの大西洋社長は「福袋に関心が集まるのは足元の消費が弱含んでいることの表れ」と気を引き締めていた。

 高島屋日本橋店(東京・中央)では前年を8%上回る5000人以上が開店前に列をつくった。多くの福袋が午前中に売り切れるなどし、売上高は前年を1%上回ったとみられる。
 関西の主要百貨店でも2日から初売りがスタート。阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店(大阪市)には午前6時半から買い物客が集まり、約7000人が行列をつくった。開店時間を予定より30分前倒しし、午前9時に営業を始めた。

 婦人服や化粧品といった人気商品の福袋をインターネットでの事前受注に切り替えたことで開店前の行列は前年より1000人ほど少なかったというものの、子供服の福袋を扱う催事会場や婦人服のセール売り場は来店客でごった返した。子供服の福袋を目当てに夫婦で来店した男性は「5万円くらいは買う予定」と話した。2日の売上高は前年を15%上回った。

 イオンリテールが運営する総合スーパーでも1日の客数は前年比で1割前後伸びた。売上高は前年並みにとどまったものの、イオンでは「人混みを嫌う人の予約が毎年増えており、その分を含めれば好調」としている。長期の休暇が取りにくかった今回、来店客からは「どこにも行けなかったから、普段は来ない初売りに来た」(埼玉県越谷市の30代夫婦)といった声も多く聞かれた。

(貼り付け終わり)