このイヌシデに付いた虫えい(虫こぶ)を最初に見たのは平成19年8月の自然観察会でした。この時は、えい形成生物も分からず、標本も採取しなかったのでそのままになってしまいました。
今年(平成22年6月13日)になって「NPO 群馬県自然保護連盟」の自然観察会で再度確認することが出来ました。そして標本も採って虫えい研究者のY先生(九州・福岡)のところに送って見て戴いたところ、新しいものになりそうです。
小さな虫えい(虫こぶ)で葉表・葉裏にこぶ状に突出しますが葉表の方が若干大きく、成熟してくると褐色になってきます。虫えい表面には細毛が密に生えていて、えいを切断すると中に1尾のフシダニがいました。この1尾は母世代で、今後数が増えてくるだろうとのことでした。
そしてコブが小さいところから「イヌシデ ハ コブケフシ」という名称が適当であろうとのことで、和名は「イヌシデハコブケフシ」と命名です。
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