かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・渓流・ワカサギなどの釣り情報と身近な自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):ウコギハグキツトフシ・・・

2017年07月26日 | 虫えい(虫こぶ)

今朝は4時頃に屋根を叩く雨音で目が醒めた。 折角の水曜定休日だけど既に碓氷川は25cmも水位が上がっている。 今後の降り方によってはさらに増えるだろうから釣りは無し、かといって畑もグチャグチャで作業が出来ない。

ということで、今日も虫えい(虫こぶ)のお話・・・けっして、困った時の神頼み(ネタに困った時の虫こぶ頼り)じゃないからネ~(笑)

昨日は、夏休み明けに樹木学実習で行く予定の場所を下見がてら歩いてきた。 毎年たくさんのウコギハグキツトフシが形成されているヤマウコギは伸びすぎて道路にはみ出して大分枝が切られていたけど元の方は健在だった。

ウコギハグキツトフシの名称はと云うと、ウコギの葉柄=葉茎(ハグキ)が苞(ツト:藁などを束ねて両端を束ねて中央部に物をいれるもの)のように膨らんでいる虫えい(虫こぶ)というところからきている。 そして、久しぶりに詳しく観察してみようかなと安易に一枝を素手で折ったら見事にトゲが刺さってしまった・・・(泣)


部屋に持ち帰って幾つかの虫えい(虫こぶ)を解剖してみた・・・


虫えい(虫こぶ)の大きさや形状は様々で幼虫室が幾つも集まってできていて、一つの幼虫室にウツギトガリキジラミの1mmにも満たない幼虫が1匹ずつ入っていた・・・


画像があまり良くないのだけど大きくしてみるとこんな感じで、カメムシやセミの仲間だということが分かる・・・


4月初めころに幼虫が孵化して虫えい(虫こぶ)が出来はじめるらしいけど、幼虫は2齢で長く過ごしているらしく今の時期はまだ2齢幼虫なのだそうだ。8月下旬に3齢になり9月中旬から10月上旬に羽化し成虫で越冬するのだそうだ・・・


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虫えい(虫こぶ):ヨモギハエボシフシ・・・

2017年07月25日 | 虫えい(虫こぶ)

久しぶりの虫えい(虫こぶ)ネタ・・・先日、アユ釣りの途中に河原で見かけたヨモギハエボシフシ!

ヨモギハエボシフシは全国各地に普通にみられるヨモギの虫えい(虫こぶ)で、拙ブログでも1~2回登場しているけど幼虫の写真が無かったので再登場・・・


この虫えい(虫こぶ)は主に葉の表に作られる円錐形の形状で烏帽子に似ているところからヨモギハエボシフシの名前が付けられた。 表面は緑色で、時に紫紅色を帯びることもあり白毛が密生している。


葉裏にはあまり大きくは膨らまず丸く突出するくらいである。


虫えい(虫こぶ)の内部は円筒形の幼虫室があって1匹の赤橙色の幼虫が入っていた。


ヨモギハエボシフシの発生回数は多く、年に3~4世代は繰り返すらしい。 11月以降の発生はなく3齢幼虫が虫えいの中で越冬し4月頃に発生するという・・・


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虫えい(虫こぶ):エノキカイガラキジラミの成虫探し・・・

2017年07月05日 | 虫えい(虫こぶ)

ひょんなことで(「ひょん」と云う言葉もイスノキの虫えいが語源と言う説がある)群馬県の初記録となったエノキハツノフシだけど、気にして見ていると方々で見つかるのだね・・・碓氷川沿いにも有った!

エノキハツノフシの形成主:エノキカイガラキジラミの研究者が出来れば成虫を捕まえてほしいというので時間を見つけては探しに行っているのだけどなかなか捕獲できない・・・


昨日も空振り終わって農林大校内の道をゆっくりと登って帰ってきた・・・

エゴノキの虫えい(虫こぶ)のエゴノネコアシは至る所で見られた・・・


ナツツバキの花が盛り・・・一日しか持たない花だけど好きな花の一つだ!


花卉果樹の学生さんが植えたのかな? 矮性のキキョウが咲き出していた・・・


萎んだキキョウの花にヤマトシジミがとまっていた。 幼虫はカタバミが食草・・・写真の中のカタバミが食い荒らされているから此処で成長して羽化したばかりだったのかな?


ネジバナも咲いていた・・・


また暫くしたらエノキカイガラキジラミを探しに行こう・・・


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虫えい(虫こぶ):ウチワドコロハマルフシを3年ぶりに確認・・・

2017年06月20日 | 虫えい(虫こぶ)

2014年に群馬県憩の森で県内初記録となったウチワドコロハマルフシ(ウチワドコロタマバエ、青森・岩手・秋田・山形で記録)だけど、その後は下刈り等でウチワドコロが少なくなってしまい見つけることが出来なかった・・・

ウチワドコロの生えている場所の刈り払いを少な目にしてもらっていたら、先日の群馬県憩の森(森林学習センター)の森林観察会で3年ぶりに再会できた・・・


この虫えい(虫こぶ)は国内では1939年に見つけられ日本原色虫えい図鑑にリストとして載っているものの詳しい生態などは分かっていないそうだ・・・ネットで調べても私のブログを含め2~3件しかヒットしないので希少種なのかな? 

6月中旬頃まで虫えい内で成長した後、6月下旬に葉裏側に穴を開けて脱出するようである。 その後は土中に潜って蛹化するのかな???

今回は幼虫が入っていそうなのでサンプルを九州大名誉教授の湯川先生にお送りしたところ「解剖してみたら、1齢幼虫:3匹、2齢幼虫:8匹、3齢幼虫:8匹、空ゴール:2個の結果が得られた」との回答が有り「このタマバエは、ウチワドコロタマバエ Riveraella dioscoreae Shinji, 1939 として記載されていますが、成虫が得られたら、属の再検討をしなければならないと思っています。」との回答があった。


私も幼虫の画像を撮ったのでアップしておくね・・・


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虫えい(虫こぶ):マンサクとカンバ類を住み替えるアブラムシ達・・・

2017年06月06日 | 虫えい(虫こぶ)

マンサクの虫えい(虫こぶ)には主にアブラムシ類によって作られる3種類があげられる。

一つは、葉の表面に袋状の虫えい(虫こぶ)が形成されるマンサクハフクロフシで・・・

形成主はマンサクフクロフシアブラムシ・・・

そして、あと二つはマンサクの芽に作られるマンサクメイガフシ(形成主:マンサクイガフシワタムシ)とマンサクメイボフシ(マンサクイボフシアブラムシ)があげられる。 この二つについては残念ながら見たことが無く、もちろん写真も無いのであるが・・・

これら3つの虫えい(虫こぶ)を作るアブラムシに共通することはマンサクに付くことと寄主転換をしてカンバ類について帽子状(袋状)の葉緑素が抜けて黄色く膨らんだ虫えいを作ることなのである・・・

マンサクハフクロフシのマンサクフクロフシアブラムシはシラカバに寄主転換する・・・↓の写真は群馬県林業試験場内のシラカバにできたものの写真。


そしてマンサクメイガフシのマンサクイガフシワタムシはウダイカンバに・・・(写真は無い)

マンサクメイボフシのマンサクイボフシアブラムシはダケカンバやミズメに移動して虫えい(虫こぶ)を作るといわれている・・・

↓は伊香保森林公園のダケカンバに作られていたものの写真。

↓は群馬県憩の森のミズメに作られたものの写真。

これらマンサクとカンバ類の寄主転換の仕組みは複雑で・・・

例えばマンサクイボアブラムシではダケカンバやミズメの樹上で1齢幼虫で越冬し、葉の展開とともに移動して葉に袋状の虫えい(虫こぶ)を形成する。
虫えい(虫こぶ)の中で育った有翅成虫はマンサクに移動するものと残るものがあるが、マンサクに移動し有翅成虫は雄雌を産み、それが交尾して越冬卵を産み、孵化した幼虫がマンサクの花芽に寄生して10~12本のいぼ状突起のある虫えいを作るのだそうだ。
この虫えい(虫こぶ)から夏~秋に脱出した有翅成虫はダケカンバやミズメに移動して幼虫を産む・・・といった繰り返しの様である。

このように2年で1サイクルの生態環を持っているらしいのだが、なぜこのような複雑な生き方をしているのか私には分からない・・・

追記>マンサクメイボフシと云われるアブラムシはさらに二つに分類されるようで突起の多いものと少な目のものがあって、少な目のものの方がミズメに着くH.kagamiiでマンサク上の虫えい(虫こぶ)には名前が付いていないらしい。 素人の私にはますます分からなくなってしまう!


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虫えい(虫こぶ):エノキハクボミイボフシ(群馬初記録)・・・

2017年06月04日 | 虫えい(虫こぶ)

追記>その後の検討でエノキハツノフシの角が発達しなかったものかもしれないということになったので初記録はオアズケです! 成虫を見つけないことには・・・6月10日記す。

エノキは虫えい(虫こぶ)が出来やすい樹で今までエノキハトガリタマフシ(タマバエ)やエノキハイボフシ(フシダニ)などをアップしていて、先日はエノキハツノフシ(エノキカイガラキジラミ)が群馬県内で初記録だったと書いた・・・

群馬県内での記録の証拠として、エノキハツノフシの標本が欲しいという昆虫学の大家に送るため幾つか探していると、ツノフシの他にエノキハクボミイボフシ(クロオビカイガラキジラミ)と思しき虫えい(虫こぶ)を見つけた・・・

自分では確信が持てないので、かの昆虫学の先生に問い合わせると「ほぼ、そうだろう」ということで、これも群馬県内で初記録となってしまった・・・


エノキハクボミイボフシはツノフシのように角状に突出せず先も尖らないのだ・・・


そして葉裏はツノフシと同じように白い円形のろう質の殻(lerp)で蓋をしている・・・


蓋をはがしたら1匹の幼虫が入っていた・・・


アップしてみるとけっこうかわいい顔をしているのだ・・・

クロオビカイガラキジラミは6月中旬頃から成虫になるらしいので成虫で確認して欲しいとのことだった・・・

(当ブログ掲載134種類目)

 

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虫こぶ WANTED・・・

2017年06月02日 | 虫えい(虫こぶ)

先週の土曜日にある方から奈良の地酒が届いた・・・

この方は関西の著名な昆虫学者でなのだけど、私のブログを見てわざわざメールを送ってきてくれた。

「エノキハツノフシを県単位で初記録をされた方には賞品をお送りしています」とのこと・・・そこで初めて私が群馬県内での初記録をしていたことが判明した!


半信半疑だったのだけど「賞品はお酒」という言葉に釣られて返信した・・・(笑)

↓エノキハツノフシ(エノキカイガラキジラミ)かエノキハクボミイボフシ(クロオビカイガラキジラミ)の初記録に1970年代からWANTEDをかけていたらしい・・・

私がエノキハツノフシの写真を撮ったのが2010年6月9日だったので7年も経ってからの賞品ゲットだった・・・農林大にもないかなと校内のエノキを見て回ったらここでも見つかったよ。 葉裏にろう質の白い貝殻状の蓋をするのが特徴なんだ・・・

白い殻を剥いだらろう物質に包まれた幼虫が動いていた・・・


あとで専門の先生に診て貰ったら殻に小さな穴が開いているので寄生蜂が卵を産みつけた可能性が有るらしい・・・

このWANTEDは、あくまでも研究の為だからね・・・(笑)

そして現在全国的に調べて欲しいとWANTEDがかかっているのが「マタタビツボミタマバエの冬寄主」・・・マタタビツボミフクレフシで、形成者はマタタビツボミタマバエなのだけど冬の生態が不明のままなのだそうだ!


マタタビツボミフクレフシは漢方薬として現在も使われていて生態が解明されれば安定的な量産も望めるので、今の時期に卵を産みに来るはずなのでその成虫を捕まえたいのだそうだ・・・


これには賞品はかかっていないよ・・・(笑)


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虫えい(虫こぶ):アカシデメムレマツカサフシ・・・

2017年03月18日 | 虫えい(虫こぶ)

前回のイヌシデメフクレフシを採取したあとアカシデの枝も眺めていたらこちらには小さな突起が幾つも集まったような虫えい(虫こぶ)があったのでこれも切り取ってじっくりと観察・・・

この虫えい(虫こぶ)もフシダニの一種が芽を変形させたものでアカシデメムレマツカサフシ(赤四手・芽・松毬・五倍子)と呼ばれています。


観察した限りでは、ほとんどのものは側芽に作られていて冬芽の芽鱗などの組織が変形して小さな冬芽状になったようです・・

変形した冬芽状のものは数個から2~30個集まってマツカサのように見えるのでこの和名が付きました。一つひとつの冬芽状のものは通常の冬芽よりも小さく、個々の鱗片は開き気味で毛も多いようです・・・・(↓)は見つけた中では最大級のもの


アカシデメムレマツカサフシも切断してみました・・・


芽の集合なので何処を切って好いのか分からず中心部に向かって切ったらボロボロとこぼれてしまいました・・・

虫えい(虫こぶ)となった芽は葉を開くことは無く、1芽に50匹程度のフシダニが入っているそうですがルーペでは観察できませんでした。


虫えい(虫こぶ)の形成者には複数の科を寄主とする幅広いもの(広食性)もいれば、複数の属を寄主とする広義の狭食性のもの、同属の複数種を寄主とする狭義の狭食性、単一樹種にしか寄主しない単食性のものが有るのですが、ほとんどは狭義の狭食性か単食性なのです。

イヌシデとアカシデを冬芽で見分けるのは慣れないと大変なのですが、イヌシデメフクレフシとアカシデメムレマツカサフシのフシダニは単食性なのでこの虫えい(虫こぶ)がそれぞれの樹に着いていれば簡単に樹種同定が出来そうですね!

(当ブログ掲載133種類目)


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虫えい(虫こぶ):イヌシデメフクレフシ・・・

2017年03月17日 | 虫えい(虫こぶ)

木々が芽吹く前に最後の冬芽観察でもと思って校内を回っていると管理上の理由からなのかイヌシデの枝が無残にも切り落とされていました。


「イヌシデやアカシデは自然樹形が美しいのになぁ・・・それに樹木学実習にならないや!」と残った枝を見ていると白い毛に覆われ異常に膨れたものがたくさん着いていたので幾つかを高枝切りで採集して観察してみました。


ソロメフクレダニ(フシダニ科)によって芽が変形したイヌシデメフクレフシ(犬四手・芽・膨れ・五倍子)だったので、部屋に持ち帰ってルーペで観察・・・


大きさは8mm~25mmと様々、頂芽や側芽の一枚一枚の鱗片が肥大化して白い長毛を密生し球形になっています。


大き目なものを切断してみました。 右は正常な冬芽・・・


切断面のアップ・・・鱗片が肥大して重なり毛のようなものが絡み合っていて、その間にフシダニが無数にいるのだそうですが、小さいのでどこにいるのか分かりませんね・・・

葉が展開し始めればこの虫えい(虫こぶ)は見つけづらくなるので今の時期が見頃ということなのでしょうかね?


当ブログ掲載132種類目)


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虫えい(虫こぶ):テイカカズラミサキフクレフシ・・・

2017年03月08日 | 虫えい(虫こぶ)

ホームページに掲載してあって拙ブログに載せて無かった虫えい(虫こぶ)の再掲載シリーズです。 拙ブログで昨年書いたテイカカズラ(定家蔓)の果実に作られた虫えい(虫こぶ)でテイカカズラミサキフクレフシの記事です。

この写真(↓)は十数年前に妙義山の自然観察会の時に「大の字」付近で撮影したもので、その後テイカカズラミサキフクレフシには出会っていません。

テイカカズラは二股に分かれる集散花序にジャスミンに似た香りがする花を咲かせるので、果実も本来は2個の細長い実がV字型に付くのですが・・・


虫えい(虫こぶ)はこの果実が細長く伸びる前に先端部分でくっつき不規則な形に肥大してしまうのです。 

中には十数個の幼虫室が有ってテイカカズラミタマバエの幼虫が1匹ずつ入っています。


生活史の詳細は不明のようですが幼虫は地中で繭を作って越冬し、4月頃に成虫となって羽化するようです・・・

(当ブログ掲載131種類目)


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虫えい(虫こぶ):新種第一号はゴンズイミフクレフシ・・・

2017年03月03日 | 虫えい(虫こぶ)

今から15年も前のことになりますが、観音山で森林調査の時にゴンズイの果実(↑は正常な果実)に作られた(↓)の虫えい(虫こぶ)を見つけたのですが、色々な資料を調べましたが名前が分かりませんでした。

当時、東京環境工科専門学校の薄葉先生(故人)に問い合わせたところ「たぶん、新種だろう」との回答があり、ゴンズイミフクレフシと言う仮の名前が付けられました。

かくして、この虫えい(虫こぶ)が記念すべき私の新種発見第一号となったのでした。ホームページの方には掲載してあったのですがブログに掲載してなかったので、こちらにもアップしておきます。 (当ブログ掲載130種類目)

形成主もゴンズイミタマバエという名前になったようですが、詳しい生態は未だに解明はされていないようです。

 

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虫えい(虫こぶ):釣り餌としては一級品・・・

2017年02月27日 | 虫えい(虫こぶ)

以前はこの時期になると野山や川沿いを歩き回って採取していた渓流釣りの釣り餌の「ブトウの虫」ですが、最近は一日中歩き回っても1~2本しか採れなくなってしまい「養殖のブドウの虫」に頼ることがほとんどになってしまいました。

養殖のブドウの虫はハチミツガという蜜蜂の巣を食い荒らす養蜂の害虫でまるっきり別の虫なのですが、この虫でもけっこう釣れて渓流の餌やワカサギの寄せ餌として使われていますね・・・

天然のブドウの虫が獲れなくなった理由はヤマブドウやノブドウ、エビヅルなどが開発によって少なくなってしまったこと、釣り餌としては一級品のため捕獲圧が高くなって獲り尽くされてしまったことなどのようです・・・

なのに拙ブログでは虫えい(虫こぶ)として掲載してなかったのでアップしておきます(ホームページは既掲載)。

「ブドウの虫」と呼ばれているものには正確に言うと2種類あって、ハチに擬態するムラサキスカシバがノブドウやエビヅルに作った「ノブドウツルフクレフシ」と、ブドウスカシバがブドウやヤマブドウ、エビヅルに作った「ブドウツルフクレフシ」に入っている幼虫があります。

まぁ、簡単に言えばブドウやヤマブドウ・ノブドウ・エビヅルに入って虫えい(虫こぶ)をつくる蜂に似たガの幼虫が「ブドウの虫」なのですね・・・

(当ブログ掲載127種類目)

クズの茎が膨れているクズクキツトフシも良く間違えられるのですが、こちらはオジロアシナガゾウムシによって作られたもので中にいる幼虫は釣り餌にはなりそうもありませんね・・・

(当ブログ掲載128種類目)

蔓性の植物に作られる虫えい(虫こぶ)にはヤマノイモツルフクレフシもありますが、これはヤマノイモウロコタマバエによって作られるもので形状的にも間違えませんよね・・・

(当ブログ掲載129種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ヨモギの虫えい(見直し編)・・・

2017年02月25日 | 虫えい(虫こぶ)

先日から開始した虫えい(虫こぶ)の画像整理・・・写真を整理していたら分類が違ったかな?と思われたものがあったり、拙ブログに掲載してないものがあったりしたので改めて掲載しておきます。

虫えい(虫こぶ)には寄生しやすい植物と寄生しづらい植物が有り、今回とりあげたヨモギは寄生しやすい方で、知られているものだけでも10種類以上あるようです。

まずは葉に作られた烏帽子のような形をしたヨモギハエボシフシで、ヨモギエボシタマバエによって作られる円錐形の虫えい(虫こぶ)で緑色~紫紅色、白色の微毛が密生します。 これは結構見ることが出来る虫えい(虫こぶ)ですね・・・

次も葉に作られた虫えい(虫こぶ)でヨモギハシロケタマフシ(↓)・・・名前のとおり白い毛が生えた球形の虫えい(虫こぶ)でヨモギシロケフシタマバエによって作られます。

紅色を帯びていたので違うものかなと思っていたのですが、陽当たりの良いところでは赤味を帯びるのだそうです。

(当ブログ掲載123種類目)

そして茎に作られたヨモギクキナガズイフシ(コクロヒメハナノミ:甲虫)・・・

(当ブログ掲載124種類目)

同じく茎に作られたヨモギクキコブフシ(ヨモギクキコブタマバエ)・・・

(当ブログ掲載125種類目)

これも茎に作られた虫えい(虫こぶ)でまるで綿のように見えるヨモギクキワタフシ(ヨモギワタタマバエ)・・・残念ながら群馬県内では無く長野県の駒ケ根市で撮影したものです。

(当ブログ掲載126種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ブナの虫えい3種追加・・・

2017年02月21日 | 虫えい(虫こぶ)

樹木学の資料で虫えい(虫こぶ)の写真を整理していて拙ブログで未だ記事にしていない写真が何枚か有ったので少しずつアップします。 まずはブナの虫えい(虫こぶ)の3種類・・・

2015年6月に群馬県憩の森で開催された森林観察会(虫こぶ)で観察したままで、その後マイ・コレクションNoを与えてなかったブナハカイガラフシ・・・

ブナカイガラタマバエによって葉の両面に作られる二枚貝状の虫えい(虫こぶ)です。 6月頃から目立ち始め落葉で地上に落下し越冬するそうです。

(当ブログ掲載120種類目)

次は、人から戴いた写真ですがブナハカイガラフシと比較のため載せておきます。ブナハカイガラフシと似ているのですが少し大きめで葉裏にだけ出来るのでブナハウラカイガラフシ(タマバエの一種)として区別した方が好いと言われている虫えい(虫こぶ)です。

(当ブログ掲載121種類目)

そして渓流釣りに行った時にたまたま見られたブナハアカゲタマフシ(タマバエの1種)です。 カメラを持たずに行ってしまい友人のカメラで撮影したものでピントがちょっと甘いですね。 淡紅色の綿毛に覆われて美しい虫えい(虫こぶ)ですがなかなか行き会えないですね・・・

(当ブログ掲載122種類目)

ブナハアカゲタマフシは4~6月に見られるのですが、もし見かけたらぜひ情報をお寄せください・・・もう一回写真を撮りたい!

 

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樹木学の最終資料は「虫えい」・・・

2017年02月10日 | 虫えい(虫こぶ)

早いもので後期の授業も残すところ今日の森林保護学と月曜日の樹木学&森林保護学の3コマのみ・・・来週末からは期末試験が始まります!

ところが何時もより早く進めたつもりもなかったのだけど樹木学(図鑑と私が作ったプリントで講義している)は予定していたプリントを一コマ残しで終了してしまいました。

学生たちを遊ばせるわけにもいかないので急遽「虫えい(虫こぶ・ゴール)」の資料を作成し、画像を見せながら講義をすることにしました・・・水曜日に画像の整理をしておいてよかった!


森林観察会や自然観察会で説明しているのでそれほど時間もかからずに何とか出来上がりました・・・


今までの観察会資料よりも詳細に作ったのでこの資料は今年の観察会にも使えそうです・・・


それにしても樹木学で「虫えい(虫こぶ・ゴール)」を講義する先生もそうはいないだろうな・・・(笑)

期末試験の採点が終わって成績表をつけ終われば3月は溜まっていた有給が取れるので松原や赤城に行けそうだな・・・

 

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