かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・渓流・ワカサギなどの釣り情報と身近な自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):アカシデメムレマツカサフシ・・・

2017年03月18日 | 虫えい(虫こぶ)

前回のイヌシデメフクレフシを採取したあとアカシデの枝も眺めていたらこちらには小さな突起が幾つも集まったような虫えい(虫こぶ)があったのでこれも切り取ってじっくりと観察・・・

この虫えい(虫こぶ)もフシダニの一種が芽を変形させたものでアカシデメムレマツカサフシ(赤四手・芽・松毬・五倍子)と呼ばれています。


観察した限りでは、ほとんどのものは側芽に作られていて冬芽の芽鱗などの組織が変形して小さな冬芽状になったようです・・

変形した冬芽状のものは数個から2~30個集まってマツカサのように見えるのでこの和名が付きました。一つひとつの冬芽状のものは通常の冬芽よりも小さく、個々の鱗片は開き気味で毛も多いようです・・・・(↓)は見つけた中では最大級のもの


アカシデメムレマツカサフシも切断してみました・・・


芽の集合なので何処を切って好いのか分からず中心部に向かって切ったらボロボロとこぼれてしまいました・・・

虫えい(虫こぶ)となった芽は葉を開くことは無く、1芽に50匹程度のフシダニが入っているそうですがルーペでは観察できませんでした。


虫えい(虫こぶ)の形成者には複数の科を寄主とする幅広いもの(広食性)もいれば、複数の属を寄主とする広義の狭食性のもの、同属の複数種を寄主とする狭義の狭食性、単一樹種にしか寄主しない単食性のものが有るのですが、ほとんどは狭義の狭食性か単食性なのです。

イヌシデとアカシデを冬芽で見分けるのは慣れないと大変なのですが、イヌシデメフクレフシとアカシデメムレマツカサフシのフシダニは単食性なのでこの虫えい(虫こぶ)がそれぞれの樹に着いていれば簡単に樹種同定が出来そうですね!

(当ブログ掲載133種類目)


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虫えい(虫こぶ):イヌシデメフクレフシ・・・

2017年03月17日 | 虫えい(虫こぶ)

木々が芽吹く前に最後の冬芽観察でもと思って校内を回っていると管理上の理由からなのかイヌシデの枝が無残にも切り落とされていました。


「イヌシデやアカシデは自然樹形が美しいのになぁ・・・それに樹木学実習にならないや!」と残った枝を見ていると白い毛に覆われ異常に膨れたものがたくさん着いていたので幾つかを高枝切りで採集して観察してみました。


ソロメフクレダニ(フシダニ科)によって芽が変形したイヌシデメフクレフシ(犬四手・芽・膨れ・五倍子)だったので、部屋に持ち帰ってルーペで観察・・・


大きさは8mm~25mmと様々、頂芽や側芽の一枚一枚の鱗片が肥大化して白い長毛を密生し球形になっています。


大き目なものを切断してみました。 右は正常な冬芽・・・


切断面のアップ・・・鱗片が肥大して重なり毛のようなものが絡み合っていて、その間にフシダニが無数にいるのだそうですが、小さいのでどこにいるのか分かりませんね・・・

葉が展開し始めればこの虫えい(虫こぶ)は見つけづらくなるので今の時期が見頃ということなのでしょうかね?


当ブログ掲載132種類目)


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虫えい(虫こぶ):テイカカズラミサキフクレフシ・・・

2017年03月08日 | 虫えい(虫こぶ)

ホームページに掲載してあって拙ブログに載せて無かった虫えい(虫こぶ)の再掲載シリーズです。 拙ブログで昨年書いたテイカカズラ(定家蔓)の果実に作られた虫えい(虫こぶ)でテイカカズラミサキフクレフシの記事です。

この写真(↓)は十数年前に妙義山の自然観察会の時に「大の字」付近で撮影したもので、その後テイカカズラミサキフクレフシには出会っていません。

テイカカズラは二股に分かれる集散花序にジャスミンに似た香りがする花を咲かせるので、果実も本来は2個の細長い実がV字型に付くのですが・・・


虫えい(虫こぶ)はこの果実が細長く伸びる前に先端部分でくっつき不規則な形に肥大してしまうのです。 

中には十数個の幼虫室が有ってテイカカズラミタマバエの幼虫が1匹ずつ入っています。


生活史の詳細は不明のようですが幼虫は地中で繭を作って越冬し、4月頃に成虫となって羽化するようです・・・

(当ブログ掲載131種類目)


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虫えい(虫こぶ):新種第一号はゴンズイミフクレフシ・・・

2017年03月03日 | 虫えい(虫こぶ)

今から15年も前のことになりますが、観音山で森林調査の時にゴンズイの果実(↑は正常な果実)に作られた(↓)の虫えい(虫こぶ)を見つけたのですが、色々な資料を調べましたが名前が分かりませんでした。

当時、東京環境工科専門学校の薄葉先生(故人)に問い合わせたところ「たぶん、新種だろう」との回答があり、ゴンズイミフクレフシと言う仮の名前が付けられました。

かくして、この虫えい(虫こぶ)が記念すべき私の新種発見第一号となったのでした。ホームページの方には掲載してあったのですがブログに掲載してなかったので、こちらにもアップしておきます。 (当ブログ掲載130種類目)

形成主もゴンズイミタマバエという名前になったようですが、詳しい生態は未だに解明はされていないようです。

 

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虫えい(虫こぶ):釣り餌としては一級品・・・

2017年02月27日 | 虫えい(虫こぶ)

以前はこの時期になると野山や川沿いを歩き回って採取していた渓流釣りの釣り餌の「ブトウの虫」ですが、最近は一日中歩き回っても1~2本しか採れなくなってしまい「養殖のブドウの虫」に頼ることがほとんどになってしまいました。

養殖のブドウの虫はハチミツガという蜜蜂の巣を食い荒らす養蜂の害虫でまるっきり別の虫なのですが、この虫でもけっこう釣れて渓流の餌やワカサギの寄せ餌として使われていますね・・・

天然のブドウの虫が獲れなくなった理由はヤマブドウやノブドウ、エビヅルなどが開発によって少なくなってしまったこと、釣り餌としては一級品のため捕獲圧が高くなって獲り尽くされてしまったことなどのようです・・・

なのに拙ブログでは虫えい(虫こぶ)として掲載してなかったのでアップしておきます(ホームページは既掲載)。

「ブドウの虫」と呼ばれているものには正確に言うと2種類あって、ハチに擬態するムラサキスカシバがノブドウやエビヅルに作った「ノブドウツルフクレフシ」と、ブドウスカシバがブドウやヤマブドウ、エビヅルに作った「ブドウツルフクレフシ」に入っている幼虫があります。

まぁ、簡単に言えばブドウやヤマブドウ・ノブドウ・エビヅルに入って虫えい(虫こぶ)をつくる蜂に似たガの幼虫が「ブドウの虫」なのですね・・・

(当ブログ掲載127種類目)

クズの茎が膨れているクズクキツトフシも良く間違えられるのですが、こちらはオジロアシナガゾウムシによって作られたもので中にいる幼虫は釣り餌にはなりそうもありませんね・・・

(当ブログ掲載128種類目)

蔓性の植物に作られる虫えい(虫こぶ)にはヤマノイモツルフクレフシもありますが、これはヤマノイモウロコタマバエによって作られるもので形状的にも間違えませんよね・・・

(当ブログ掲載129種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ヨモギの虫えい(見直し編)・・・

2017年02月25日 | 虫えい(虫こぶ)

先日から開始した虫えい(虫こぶ)の画像整理・・・写真を整理していたら分類が違ったかな?と思われたものがあったり、拙ブログに掲載してないものがあったりしたので改めて掲載しておきます。

虫えい(虫こぶ)には寄生しやすい植物と寄生しづらい植物が有り、今回とりあげたヨモギは寄生しやすい方で、知られているものだけでも10種類以上あるようです。

まずは葉に作られた烏帽子のような形をしたヨモギハエボシフシで、ヨモギエボシタマバエによって作られる円錐形の虫えい(虫こぶ)で緑色~紫紅色、白色の微毛が密生します。 これは結構見ることが出来る虫えい(虫こぶ)ですね・・・

次も葉に作られた虫えい(虫こぶ)でヨモギハシロケタマフシ(↓)・・・名前のとおり白い毛が生えた球形の虫えい(虫こぶ)でヨモギシロケフシタマバエによって作られます。

紅色を帯びていたので違うものかなと思っていたのですが、陽当たりの良いところでは赤味を帯びるのだそうです。

(当ブログ掲載123種類目)

そして茎に作られたヨモギクキナガズイフシ(コクロヒメハナノミ:甲虫)・・・

(当ブログ掲載124種類目)

同じく茎に作られたヨモギクキコブフシ(ヨモギクキコブタマバエ)・・・

(当ブログ掲載125種類目)

これも茎に作られた虫えい(虫こぶ)でまるで綿のように見えるヨモギクキワタフシ(ヨモギワタタマバエ)・・・残念ながら群馬県内では無く長野県の駒ケ根市で撮影したものです。

(当ブログ掲載126種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ブナの虫えい3種追加・・・

2017年02月21日 | 虫えい(虫こぶ)

樹木学の資料で虫えい(虫こぶ)の写真を整理していて拙ブログで未だ記事にしていない写真が何枚か有ったので少しずつアップします。 まずはブナの虫えい(虫こぶ)の3種類・・・

2015年6月に群馬県憩の森で開催された森林観察会(虫こぶ)で観察したままで、その後マイ・コレクションNoを与えてなかったブナハカイガラフシ・・・

ブナカイガラタマバエによって葉の両面に作られる二枚貝状の虫えい(虫こぶ)です。 6月頃から目立ち始め落葉で地上に落下し越冬するそうです。

(当ブログ掲載120種類目)

次は、人から戴いた写真ですがブナハカイガラフシと比較のため載せておきます。ブナハカイガラフシと似ているのですが少し大きめで葉裏にだけ出来るのでブナハウラカイガラフシ(タマバエの一種)として区別した方が好いと言われている虫えい(虫こぶ)です。

(当ブログ掲載121種類目)

そして渓流釣りに行った時にたまたま見られたブナハアカゲタマフシ(タマバエの1種)です。 カメラを持たずに行ってしまい友人のカメラで撮影したものでピントがちょっと甘いですね。 淡紅色の綿毛に覆われて美しい虫えい(虫こぶ)ですがなかなか行き会えないですね・・・

(当ブログ掲載122種類目)

ブナハアカゲタマフシは4~6月に見られるのですが、もし見かけたらぜひ情報をお寄せください・・・もう一回写真を撮りたい!

 

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樹木学の最終資料は「虫えい」・・・

2017年02月10日 | 虫えい(虫こぶ)

早いもので後期の授業も残すところ今日の森林保護学と月曜日の樹木学&森林保護学の3コマのみ・・・来週末からは期末試験が始まります!

ところが何時もより早く進めたつもりもなかったのだけど樹木学(図鑑と私が作ったプリントで講義している)は予定していたプリントを一コマ残しで終了してしまいました。

学生たちを遊ばせるわけにもいかないので急遽「虫えい(虫こぶ・ゴール)」の資料を作成し、画像を見せながら講義をすることにしました・・・水曜日に画像の整理をしておいてよかった!


森林観察会や自然観察会で説明しているのでそれほど時間もかからずに何とか出来上がりました・・・


今までの観察会資料よりも詳細に作ったのでこの資料は今年の観察会にも使えそうです・・・


それにしても樹木学で「虫えい(虫こぶ・ゴール)」を講義する先生もそうはいないだろうな・・・(笑)

期末試験の採点が終わって成績表をつけ終われば3月は溜まっていた有給が取れるので松原や赤城に行けそうだな・・・

 

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虫えい(虫こぶ):新種だ! ボタンヅルメムレタマフシ

2016年11月12日 | 虫えい(虫こぶ)

11月5日(土)に群馬県憩の森で開催された「森林観察会」の時に所長のKさんとともに見つけたボタンヅルの芽に作られていた小さなブドウのような虫えい(虫こぶ)を湯川淳一 九州大学名誉教授に送って見て戴いたところ新種だったようです。


湯川先生からのコメントは以下のとおりです・・・

ボタンヅルの虫えいをお送り頂き、誠に有難うございました。長径 3mm、短径 2.5mm 位の楕円体の虫えいが芽の部分に群れて形成されていたようですので、ボタンヅルメムレタマフシ C-2665 とさせて頂きました。

早速、虫えいを解剖して検鏡させて頂きました。9個のうち5個は空でしたが、残りの4個のうち1個に、橙赤色のタマバエ3齢幼虫が入っていました。残りの虫えいには、先日の写真と同じような寄生蜂(外部寄生蜂)の幼虫が入っていました。タマバエの幼虫の胸骨から、Asphondylia(ハリオタマバエ類)や Lasioptera (ウロコタマバエ類,Rhopalomyia (ヨモギタマバエ類),Contarinia (幼虫がジャンプするタマバエの仲間),Rabdophaga (ヤナギタマバエ類)などの属ではないことだけが分かりました。

・・・と言うことでタマバエによる新種の虫えい(虫こぶ)だったようです。

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観察会当日に、家に持ち帰って方眼紙の上で撮影後、いくつかの虫えい(虫こぶ)を切断していたのでその時の画像を掲載しておきます・・・

私が虫えい(虫こぶ)の形成主(↓)だと思っていたのは寄生蜂だったようですね・・・


もう1個の切断画像を見直すと虫えい(虫こぶ)内にオレンジ色の物体が写っていました。 拡大してみてもピントが合っていなかったのでタマバエの幼虫かどうか不明です・・・


動画も撮ってあったので見直しましたが、虫えい内のオレンジ色の物体は動かないので、やっぱりタマバエの幼虫とは違うかな? それとも寄生蜂にやられてしまった残骸なのか?

ボタンヅルメムレタマフシの動画

これ以外の標本はすべて湯川先生に送ってしまって手元には無いので、もう一回憩の森を探索してみましょうかね?

(当ブログ掲載119種類目)


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虫えい(虫こぶ):カワヤナギハウラタマフシ・・・

2016年10月19日 | 虫えい(虫こぶ)

先日の赤城・黒檜山での自然観察会で大沼まで降りて湖畔の道を歩いているときにカワヤナギの葉裏に黄緑色の虫えい(虫こぶ)が作られているのに気付き一枝採取し、駐車場へ着いてからゆっくりと観察してみました。

直径1cmほどの球形で褐色の皮目のようなものが点在し、切断すると中は空洞で虫糞が詰まっていて白色の幼虫が蠢いていました。


拡大するとコブハバチの幼虫のようでした。


そして駐車場脇のカワヤナギには同様の虫えい(虫こぶ)で紅色を帯びたものがありました。こちらはもう少し成熟したもののようですね・・・


家に帰って調べてみるとコブハバチの一種がカワヤナギなどの葉裏に作った虫えい(虫こぶ)でカワヤナギハウラタマフシだと思われます。

春に産卵した後、虫えい(虫こぶ)が作られ、幼虫は虫えいの内部を摂食して大きくなり、11月初めに脱出して土中で蛹になるのだそうです。

(当ブログ掲載118種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):ヤマアジサイハグキフクレフシ・・・

2016年10月07日 | 虫えい(虫こぶ)

2週間近くも前の話ですが・・・伊香保森林公園での自然観察会でお昼を食べ終わって、オンマ谷へ戻る下り坂でヤマアジサイとクサアジサイが一緒に生えていたので説明し始めたらヤマアジサイの主脈に球形の虫えい(虫こぶ)が作られていました。

「あれっ、これは初めて見る虫えい(虫こぶ)だな!」と思って写真を撮ってサンプルを戴いてきました。

図鑑を調べるとヤマアジサイハグキフクレフシでした・・・葉裏に大きく膨れて虫えいの表面には短い毛が生えています!

大き目なものを切断すると幼虫室が1室あって白色のタマバエらしき幼虫が見られました・・・

形成主はタマバエの一種で4月頃に産卵され幼虫となって夏を過ごし枯れた虫えいの中で冬を過ごし早春に蛹化するのだそうです。

(当ブログ掲載117種類目)

 

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虫えい(虫こぶ):シロヨメナハナフクレフシ・・・

2016年10月04日 | 虫えい(虫こぶ)

昨年、伊香保森林公園のオンマ谷で新種発見となったシロヨメナハナフクレフシが今年もたくさん見られましたのでサンプルを3本ほど採取してきました。

大きめの虫えい(虫こぶ)の一つを切断して覗き込んでみました・・・

体長2mmほどのオレンジ色のタマバエの幼虫が蠢いていました。このタマバエはまだ未同定で生態環も不明なのです・・・

動画も撮ったのでアップしておきます⇒動画1

 もう一つ⇒動画2

 

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虫えい(虫こぶ):ヌルデミミフシ(五倍子)・・・

2016年09月06日 | 虫えい(虫こぶ)

私のホームページ「かわ遊び・やま遊びのページ」では取り上げてあったのですが、当ブログではちゃんとした記事にしてなかった虫えい(虫こぶ)の宗主ともいえるヌルデミミフシのお話しです・・・

碓氷川沿いの斜面で、そろそろヌルデの花も終わりだなと眺めていたヌルデに沢山のヌルデミミフシが付いていました・・・

ヌルデミミフシは多量のタンニンを含み、染料・皮なめし・漢方薬として利用され、乾燥されたものは五倍子(ふし/附子)と呼ばれていて虫えい(虫こぶ)の代表選手なのです。それというのも虫えい(虫こぶ)の和名の最後には「フシ」を付ける約束になっていて「植物名+部位+形+フシ」という構成になります・・・って観察会では説明しているのです。

虫えい(虫こぶ)に多く含まれるタンニンはインクや染料などで使われるのですが、日本の場合はインクは発達せずに染料としての道を歩み、古くは既婚の女性が歯を黒く染めたお歯黒に使われたことが有名ですね・・・

ヌルデミミフシが大量に求められるようになったのは実は昭和に入ってからで化学工業の発展に伴ってタンニン酸が必要になったからなのです。ヌルデミミフシの乾燥した虫えい(虫こぶ)にはタンニンが乾重量の70%もあって現在も漢方薬として使われているのです。

ヌルデミミフシの有用性が認められ安定生産が求められ、その生態を調べる必要性が生まれて生活環が解明されたのだそうです。ヌルデミミフシの形成者はヌルデシロアブラムシで複葉の翼葉に作られます。形状は袋状の不定形で人間の耳にも見えることからミミフシの名が付いたと言われています。夏に虫えい(虫こぶ)が形成され有翅成虫は10~11月に出現してチョウチンゴケなどに移住して幼虫を産み越冬し、6月頃にヌルデに戻るという生活をしているのです。

いろいろな研究で分かったことには、ヌルデは様々な虫に加害されやすい樹木なのですが、それらの虫もタンニンの多いヌルデミミフシには加害しないのだそうです。ヌルデシロアブラムシに加害されヌルデはそれに対抗するため虫えい(虫こぶ)にタンニンを集中させたのでしょうが、それが他の虫からヌルデミミフシを守るという皮肉な結果になったようですね・・・


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虫えい(虫こぶ):ヌルデハベニサンゴフシ・・・

2016年08月26日 | 虫えい(虫こぶ)

以前から見てみたいなぁ~とヌルデの木が有れば見上げていたほど探し続けていた「ヌルデハベニサンゴフシ」・・・

冬の間などは葉も無く虫えい(虫こぶ)の残骸が黒くなっているので見つけやすいのですが、この時期は葉隠れ状態でなかなか見つけることが出来ませんでした。


ところが先日寄ったコンビニの駐車場わきに生えていたヌルデに見事な「ヌルデハベニサンゴフシ」が作られていました・・・


しかし、高いところにあるので高枝切りや鎌などは持っていないので望遠で撮影するしかなく、残念ながら手に取って詳しく観察というわけにはいきませんでした・・・


珊瑚状になるヌルデの虫えい(虫こぶ)には2種類あって名前もよく似ているのですが、今回のものは翼葉に作られているのでヤノハナフシアブラムシによって形成されたヌルデハベニサンゴフシでしょう。もう一つは葉軸に作られるものでヌルデハサンゴフシと呼ばれハナフシアブラムシによって作られるのだそうです。正確にはアブラムシを見比べないと分からないようですが・・・

拡大すると確かに紅珊瑚ですね・・・


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虫えい(虫こぶ):残念ながら虫えい(虫こぶ)じゃなかった・・・

2016年08月19日 | 虫えい(虫こぶ)

「虫えい(虫こぶ)の新種発見か!」と騒いでしまったクロマメノキの果実・・・


日本原色虫えい図鑑の著者、湯川先生に送って見てもらったところ次のような回答を戴きました。

「早速検鏡させていただきました。動いている幼虫は、どうやら、鱗翅目の幼虫のようです。中を食い荒らして、糞らしきものを残している実もありました。
実の中の白くて大きいものは、動きもありませんし、口器も見られません。潰しても、何も出てきませんので、植物質のようです。また、オレンジ色のものも、タマバエの幼虫のように見えましたが、これも、植物質のようです。実もゴール化していないようですので、鱗翅目の幼虫が侵入した実ということでしょうか。
私の見逃しで、何か見つかるかもしれませんので、しばらく、容器に入れたまま保存してみます。」(一部省略)

・・・と言うことで残念ながら虫えい(虫こぶ)ではなく鱗翅目(ガなど)の幼虫が侵入して加害した果実のようです。

タマバエによる虫えい(虫こぶ)で新たに見つけた ①ゴンズイミフクレフシ ②アオダモハグキフクレフシ ③ナツツバキハフクレフシ ④キオンツボミフクレフシ ⑤シロヨメナハナフクレフシ ⑥ササハマキフシ に続き7番目になるかと思ったのですが「そうは問屋が卸さない・・・」でしたね。 トホホ


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