
今日、7月2日は半夏生(はんげしょう)。
あまり聞きなれない気もしますが、
“半夏生”とは雑節。
はて雑節とは?
と思われた方へ。
一般に雑節と呼ばれるのは、次の9つだそうです。
節分・彼岸・社日・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日・二百二十日
つい最近の入梅。
7月に迎える土用の丑の日なんかも雑節の一つから来ているのでしょうか。
で、この半夏生。
半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころのことで、
夏至から数えて11日目頃とされているそう。
また、農家にとっては大事な節目の日。
今日までに農作業を終え、今日から5日間は休みとする地方もあるとか。
さて、水産とも関係あるのですよ。
関西地方では特になのですが、
半夏生にはタコを食べるのです。

これは、古来より農耕民族のお祭りとして、
田植えが終了した時期に稲の根がタコのように地に吸い付き、根付くよう祈願して、食されてきた風習。
また、タコの八本の足は末広がりを意味し、
吸い付くように地を這うことで、
経営面での地盤ができる縁起の良い食物とされているのです。
栄養面でも、たんぱく質、タウリンが豊富に含まれていることから、
動脈硬化や肝臓病、視力低下の予防に効果があるといわれており、
暑い夏を健康的に乗り切るようにと願いを込めて食されてきたのですね。
半夏生の今日。
タコ、如何ですか?
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