貿易収支の推移

財務省が２５日に発表した1月の貿易統計収支は、４ヶ月連続しての赤字でした。
単月としては第２次オイルショック時（１９８０年１月）の８２４８億円を超える９５２６億円という過去最大の赤字です。

資源の少ない日本では、エネルギーと食料だけは少なくとも輸入に頼らざるを得ませんので、大儲けはしなくともその分位は輸出で稼がねばなりません。
ゼロサム社会では、儲けすぎは他国の損失になりますから、“ほどほど”がこれからのトレンドです。
そういう目で日本の貿易収支の推移をロングランに眺めてみると、案外冷静に現状が見えてきます。

　【年】　　　　　　　【輸出】　　　　　　　　【輸入】
１９９０　　　　　４１兆４５６９億円　　３３兆８５５２億円　　
１９９１　　　　　４２兆３５９８億円　　３１兆９００１億円
１９９２　　　　　４３兆０１２２億円　　２９兆５２７４億円
１９９３　　　　　４０兆２０２４億円　　２６兆８２６３億円
１９９４　　　　　４０兆４９７５億円　　２８兆１０４３億円
１９９５　　　　　４１兆５３０８億円　　３１兆５４８７億円
１９９６　　　　　４４兆７３１３億円　　３７兆９９３４億円
１９９７　　　　　５０兆９３７９億円　　４０兆９５６１億円
１９９８　　　　　５０兆６４５０億円　　３６兆６５３６億円
１９９９　　　　　４７兆５４７５億円　　３５兆２６８０億円
２０００　　　　　５１兆６５４１億円　　４０兆９３８４億円
２００１　　　　　４８兆９７９２億円　　４２兆４１５５億円
２００２　　　　　５２兆１０８９億円　　４２兆２２７５億円
２００３　　　　　５４兆５４８３億円　　４４兆３６２０億円
２００４　　　　　６１兆１６９９億円　　４９兆２１６６億円
２００５　　　　　６５兆６５６５億円　　５６兆９４９３億円
２００６　　　　　７５兆２４６１億円　　６７兆３４４２億円
２００７　　　　　８３兆９３１４億円　　７３兆１３５９億円
２００８　　　　　８１兆０４９１億円　　７８兆８９１６億円・・・（速報値）