J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

群馬県「谷川岳」一ノ倉沢を見る

2012年06月05日 | ドライブ・旅行
タイトルの写真は「谷川岳」一ノ倉沢の岸壁。
この時期山開きには1ヶ月程早く、観光客も比較的少ない。天神平までゴンドラリフトで上がりその
後降りて、今度はユビソ川沿いをマチガ沢を通り越し、一ノ倉沢出合い駐車場まで来る事が出来ました。
まだ残雪が多くこの日、下からズームレンズで見る限り「登攀者」は発見出来なかった。

昔、若い頃「谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳」を縦走した時一ノ倉岳稜線上から此所の岸壁を見下ろした
事が有りますが、その時カ~ン、カ~ンと岸壁にハーケンを打ち込む音が響いていたのを思い出します。
この一ノ倉沢出合い駐車場へ来たのは初めてで下から見上げる岸壁の迫力は凄い!
写真右1/3程に写っている岩場は一群の「衝立岩」この岩場で数々の悲劇が起こっています。
特に「衝立岩」中央部にオーバーハングして居る部分は最難関で「宙づり状態」で遭難した事故は今
でも覚えています。改めてご冥福を祈ります。
谷川岳は「魔の山」とも言われているようですが、西黒尾根を登っていて「森林限界」を超えた辺り
から「遭難碑」が並ぶように林立します。この山塊で780人以上が遭難死して居る事から、そんな不
名誉な言われ方をするんですね~



写真は谷川岳ロープウェー駅と駐車場やその他の施設。
中央に見える「道路」を遡ると一ノ倉沢出合まで行く事が出来る、この先2キロで「西黒尾根登山口」に出ます。
此所の手前の「JR土合駅」に着いたのが9:30頃で車では僅かな時間ですが、「JR土合駅」から歩く
となると可成り時間が掛かりそうです。



ロープウェーで登るとあっという間に天神平駅に着いてしまった。
登山道を上ると5時間近く掛かるのですが・・・・・
この日はロープウェーも乗客が殆ど居無く22人乗りのゴンドラには私達の他に二人居ただけで、や
はりシーズンオフは空いていて宜しい!
次に写真に写っているリフトを乗り継いで標高1.502mの「天神峠駅」迄行きます。




写真はリフト終点「天神峠駅」から見た「朝日岳、白毛門、笠ヶ岳」です。丁度「湯桧曽川」を挟ん
で谷川岳の反対側にあります。
この右手方面には尾瀬「至仏山」更に右方向には「武尊山」等が見えていました。




リフトに乗りながら、下を見ると山野草がちらほら見えます。写真は「水芭蕉」この他にもカタクリ
ショウジョウバカマなどが咲いていました。




写真は「谷川岳」本峰左のピークは「トマノ耳」1.963m、その右は「オキノ耳」1.977mで「双耳峰」
と言います。「トマノ耳」の左手に「肩の小屋」が見えていますが左手からの尾根筋が「天神尾根」で
撮影位置から登ると3時間程で山頂に着けるようです。




写真は「谷川岳」本峰から左方向に目をやると「万太郎山」1.954m「仙ノ倉山」2.026mと尾根が続き
ます。
国境の山々はようやく冬が終わろうとしていますが未だ標高の高い山や低緯度地方の山は残雪が多く
簡単に登山者を受け付けてはくれないようです。




写真は天神尾根と谷川岳、リフトの終点「天神峠」にはご覧のように残雪が未だ有り、写真中央右下
の登山者が居る所が天神尾根登山道で先の方へ行くと結構ヤセ尾根となっているようです。




写真は「西黒尾根」登山口。「土合駅」から2キロと少し歩いた所に在ります。
此所から行き成り胸突き八丁の急登が始まります。谷川岳は3回程登っていますが、今は無理かも?




写真は上の写真と同じ所を画角を替えて撮しました。
「西黒尾根」は2回程、3回目は「マチガ沢」から「厳剛新道」沿いでした。
この3回目の時35歳程、10代の若者と一緒でしたが山頂に着くまで、1時間程差が付き・・・・・
それ以来登山から身を引いていました・・・・・・




写真は「一ノ倉沢」へ先に行き、帰りがけに「マチガ沢」の写真を撮りました。
「一ノ倉沢」と比較して「マチガ沢」は幾らか穏やかな岸壁です。




さて、谷川岳を後にして昼食です。湯桧曽川沿いのそば屋さんに入りましたが、それが又凄い店で
そば屋さんなのに骨董屋さんに入った錯覚に捕らわれるような店内に思わず「絶句」!
70歳代と思われる店主は元国鉄職員で、55年間にわたり骨董品を収集したとか・・・・
是非見学して下さいと言われ、見学しましたが(ハッキリ言ってがらくた)・・・・・それより美味
しい蕎麦作りに精を出して欲しかった・・・・・・・!!(名誉の為に写真は載せません)

そんな訳で一路関越自動車道に戻り「水上IC」から「小出IC」進路を取り「入広瀬村」に直行し
ます。本当は此方が目的で「山菜採り」なのです。
其処の宿「休場」(昨年もBlog記事しましたので此方は割愛)
で・・・・・其処「休場」で「キビタキ」が窓ガラスに激突して動けなくなっているのを見つけ、
「休場」の大ばーちゃんの手に乗っている所の写真。
この後この鳥は、人間に触られるのを嫌ったのか、飛んで行きました。生きていれば
良いのだけれど・・・・




写真は夕食時に出た、鮎の塩焼き、後からOさんが釣って来た「イワナの塩焼き」が出ましたが
すでに食べ過ぎ、飲み過ぎでイワナは食べられ無かった・・・残念!
(2012/06/09に写真と文章を追加)





写真は翌朝まだアルコールが多少残って居る感じの時間に「休場」から見える景色を撮影した物です。
山菜料理と川魚の塩焼き、「休場」のご主人の美味しい手打ち蕎麦を食べ。私が持って来た地酒を飲
み満足の夕食でした。(しかし山菜天ぷらを食べたせいで蕎麦が余り入らなかった)




写真は帰りがけ、関越道「堀之内IC」近くの「奥只見レクリエーション都市公園」で開催されて
いる「芝桜祭り」を見学。次に近くに在る「永林寺」に「石川雲蝶」の彫刻を見に行きました。
写真遠くに見える山並みは越後三山「越後駒ヶ岳」「八海山」「中ノ岳」です。

此所は昨年行った、曹洞宗赤城山(せきじょうさん)西福寺と近くですが此所にも「石川雲蝶」の
足跡があります。
この二つのお寺参りで「石川雲蝶」の作品を見て回るのも良いと思います。


今回此の旅はメインが「山菜採り」で近年毎年の行事に成って居ます。
今回は山菜採りをする時間が殆ど無く、何時もの友人に分けて頂く結果になりました。
K君有り難うございました。ワラビのあく抜きには失敗しましたが他は全部上手く調理出来ました。
又次回も楽しみにしております。







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6 コメント

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キビタキが可愛い♪ (垣根の魔女)
2012-06-05 20:09:45
キビタキって、とても綺麗な鳥ですね。動けなかったのですか?随分と慣れた野鳥だなと思いました。
バックがごても綺麗にボケていますね。
AやPモードで挑戦していますが、なかなか上手にボケません(^_^;)。

登山口も角度が違うだけで、全く別の場所みたいですね(@_@。

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怖いイメージでした! (荒川っ子)
2012-06-05 21:08:33
谷川岳は、一度だけ、初心者コースのロープウェイを使って
オキノ耳まで登りました。
谷川岳と言うと、一ノ倉沢での遭難事故を想像して怖いイメージが
ありましたが、夏山でしたので気持ち良く登れた思い出があります。

この時期になると、水芭蕉をはじめ山野草の季節ですネ。
入広瀬村での、つなぎにトロロを使った蕎麦が美味しそうです。
…一度、私も頂いてみたいです。(*^_^*)
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キビタキに付いて (J-Blue)
2012-06-06 08:24:09
☆垣根の魔女さん
本来の野鳥は手に乗るような事は無いです。
民宿の透明な窓ガラスが大きかったので、見えなかったのでしょうね、窓ガラスに激突の跡が
残って居ました。篭に保護しようとしたら飛んで行きましたがダメ-ジは大きいようでした。

写真のバックを綺麗にボカす基本は望遠レンズで接近して撮影する事です。
ボケ具合は距離と絞り値で決まります。


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天候が第一です。 (J-Blue)
2012-06-06 08:26:21
☆荒川っ子さん

谷川岳は「川端康成」の小説でも有名ですが「国境の山」で気流の関係なんだと思いますが
関越トンネルの入り口と出口で天候が全く違う事が良く有ります。
天候が急変しやすく特に秋口など注意するべき時がありますが。
私が2回目に登ったのは11月初旬初雪が降った後でした。こんな時期が危ないのでしょうね!
その他は登攀中の事故などが多そうです。

リフトの脇にカタクリが沢山咲いていましたが、撮影した物の全てピンボケでした!
カメラガ動いてしまってはやはり難しい・・・・・ですネ!

民宿「休場」(やすんば)は入広瀬村のホームページに載っています。
そばと山菜料理は絶品です。山菜料理は今の時期が一番ですね。
近くの「浅草岳」や「守門岳」登山の後などに立ち寄ると良いかもしれません。
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残雪が少ないのかな? (シゲ)
2012-06-08 23:43:43
豪雪で有名な山域なのでどうだったのだろうかなと気にしていましたが、思いの他の好天で良かったですね。

写真も綺麗に光が廻っていて素敵です。

いつ見ても一の倉沢衝立岩正面壁とコップ状岸壁は怖いよね。
眺めるだけで僕には充分過ぎる山域です。
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例年より多めかも! (J-Blue)
2012-06-09 06:45:28
☆シゲさん
残雪は例年より多少多いのでは無いかと思います。(入広瀬村では)
谷川岳の残雪量は判断出来ませんが見た限り多く感じますね~
山頂近く天神尾根から肩の小屋へのルート上は雪だらけでアイゼンが無いと登れませんね
山開きまでには溶けると思いますが。夏場、天神平から山頂の往復なら何とか日帰りでも
出来そうです。

写真はRAW現像する時露出などを修正して居ます。
谷川岳縦走ルートから万太郎山方面を見ると、これまた美しい山容ですよ!
肩の小屋泊まりで土樽に降りる縦走ルートは下りがキツイですが大丈夫と思います。
一度行ってみる価値は十二分にあります。

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