J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

山梨県上野原市「高柄山」を登る。その2

2016年12月09日 | ハイキング・山登り
タイトル写真は「高柄山」山頂から北側に見える「笹尾根」、真ん中付近は「生藤山」や「醍醐丸」右に行くに従い「陣馬山」から高尾山方面です。山梨県、神奈川県、東京都との三都県国境地帯の山塊です。

【訂正】「笹尾根」のリンクを「浅間尾根」と間違えていましたので修正しました。

何と言っても秋からは都市近郊の低山は歩きやすくなり12月に入っても多少の紅葉が楽しめる。夏の暑い盛りに登ると暑さで体力を消耗するが、此からは多少楽になる。登山道の木々も葉を落とし枯れ枝の間から遠くの山並みを垣間見る事が出来るようになります。

 前回の記事  「上野原市「高柄山」を登る。その1」 



前回、上野原市「高柄山」を登る。その1と同じ地図ですが、若干追加の書き込みをしました参考にして頂ければと思います。
全行程12km強を一枚の地図で示すとどうしても中の文字が小さく成りすぎ見にくくなってしまいますので多少書き加えてあります。コース最後の方の「御前山」は地元では「鶴島御前山」と言われているようですので、その様に表記しました。



写真は北側に広がる「上野原」の町です。山並みは「笹尾根」土俵岳当たりでは無いかと思います。右端に頭をちょこんと出しているのが奥多摩「大岳山」では無いかと思います。



写真は名も無いピーク(たぶん大丸)ですが標高730mを超えていると思います。この当たりの稜線上に来ると大小アップダウンが非常に多くなりへばる所です。ここを8時方向へ降りますが、虎ロープがあり非常に急傾斜で落ち葉の積もった所を慎重に下ります。




写真は上の写真から10分程降りてきた登山道を振り返って撮影したものですが、写真の様にここでも虎ロープに捕まりながら下りました。



写真は「千足峠」です。ここから「四方津」へ降りる道もあるようですが地図には「危」マークがあり要注意です。エスケープルートで使えそうです。反対側(南側)の「金山地区」へ降りるルートもありますが此方は道が荒れて不鮮明で要注意との表示が有りました。今回は先に進みます。



写真がその説明の表示で未だ真新しく、最近設置された様です。




写真は「高柄山」山頂間近の登りでこの先の急傾斜を登ると山頂に到着です。




「高柄山」山頂(標高733.2m)!11時26分到着。
山頂で大休止30分ほど昼食休憩です。この後5分程して例の一団が登って来ました。私と同世代と思える一団で十数名の男女で女性の方が多く居るようでした。



山頂のGPS地図、GPSも植林地帯などに入ると精度が落ちるようで誤差が大きくなります。後でデーターロガーの記録を見るとトレースが飛んでいたりします。



タイトルと同じ写真ですが北側の風景で雲一つ無い好天です。手前に写っている低い小さな山が此から下る「鶴島御前山」方面では無いかと思います。見るからにアップダウンの多そうな縦走路です。



更に右方向へカメラを回すと「高尾山」の山塊が良く見えます。




山頂で30分ほど昼食休憩した後、例の団体さんも後5分後に出発という声が聞こえましたので、此方はその前に出発する事にします。



「新矢ノ根峠」方面へ向けて下って行きます。下り初めは写真の様に穏やかに下っていますが次第に急傾斜のアップダウンが出て来ます。



写真は上野原市「高柄山」を登る。その1 にも有りましたが、ウッカリすると左のピークに行きそうですが写真では見にくいですが虎ロープが張ってあり右手のトラバースルートへ行くようになっています。



ふかふかの落ち葉の中を行くと蝶々が舞っていて道の真ん中へ止まりました。他にも小さな蝶々が沢山飛んでいましたが、知識が無い為種類は判りません。こんな寒さの中でも蝶々が飛んでいる事に驚きました。



又しても痩せ尾根です。しかしこうした晩秋の日差しの中、広葉樹の明るい平坦な場所はとても気持ちが良い。



振り返り撮った物ですが高柄山からはアップダウンを繰り返しながら一気に標高を下げます。




ここもウッカリすると真っ直ぐのピークへ行きそうですが、左手方向へ行きます。右のピークは全く別方向へ延びている枝尾根で行き詰まると思います。



鞍部にきたら写真の様な案内表示が有りました。良く見ると表示板の支柱に縦書きで「矢ノ目」と書いてあります。



上の写真から5分ほど登ると東屋があります。ここが「新矢野根峠」で昭文社の地図上でも休憩所となっています。時間も「矢ノ目」から5分で到着しました。ここの案内表示に「上野原」駅まで更に2時間と表示されています。この先当たりからゴルフ場のフェンスが続いていてそれに沿って歩きます。



登山道は次第に谷側に入って行きます。そんな中鹿の食害でしょうか?途中何本かこの様な皮を食べられた木がありました。



高柄山の標高が733.2mそこから次第に標高を下げ、休憩所の標高が大体550m程それを標高320m程まで下る。谷へ降りて沢に沿って歩くようになると、水がしみ出し落ち葉も濡れていてスベル!



下ってきた登山道を振り返った所ですが、この辺りの標高は320m程、標高を可成り下げた、ここから「御前山」分岐迄100m位登り返しが大変です。「御前山」直下の分岐点までハードな登りが続きます。このコースで一番キツイと感じます。更にその後又、100m程一気に下るという非常に過酷な道に成って居ます。



キツイ登りに悪戦苦闘して到着したのが「鶴島御前山」との分岐。御前山山頂は見晴らしも余り良くないようですし、今回御前山方向には行かず下りルートの「上野原駅」右方向へ向けて下ります。



写真12時方向は「鶴島御前山」への道。右1時方向は「上野原駅」です。檜の急傾斜の樹林帯の中を歩きます。



上の写真から40分ほど沢沿いに下ると登山口近くですが、最後は急傾斜の湿った落ち葉の道で虎ロープにつかまりながら慎重に下ります。



漸く登山口に着きました。14時13分!




5分ほど歩きこの坂を登ると人家が現れホッとする瞬間です。ガイドブックには近くに「鶴鉱泉」が在ると書いてありますが何処で見落としたか見つかりませんでした。



村落の中を下って行くと巨大な大木が有り「鶴島のムクノキ」と云う教育委員会の説明板がありました。

山梨県指定天然記念物
樹齢 700年
幹周り 6.3m
高さ  23.4m



鶴島地区を抜けると桂川に掛かる「桂川橋」を渡ります。四方津の「川合橋」から見る桂川と違い川幅は広く川の流れもゆったりしています。



JR「上野原駅」です。この駅は河岸段丘斜面の中腹に在り駅のホームに行くには階段を登らなければならないので、ここの50段位有る階段を登るのが非常に辛かった・・・・・・!

今回のコースは全行程12km強ですがアップダウンを考えると累積標高差が大きく、初心者向けのコースとは言い難い感じです。

14時46分下山完了。
この後15時06分発の高尾行き普通電車に乗り高尾駅下車、今回も温泉「フロッピー」に行きます。
ここで温泉に浸かり、ビール・お酒で一人反省会となりました。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
装備品を考えてみて (荒川っ子)
2016-12-10 23:34:44
何時ものJさんの詳細なコース紹介で、登山者のコース下調べには
有難い資料であると感心感じ入っています。

確かに都市近郊の山なら、この時期でもまだ歩ける
と言う事では山好きの者にはいいですよネ。

自分的には今回の12Km・7時間弱のこのコースを拝見すると、
先ずは、単独行では地図又はGPSや磁石が必需品と思われるものの、
何時も簡単なガイドブックの地図のみの携行の小生には、
特に、途中にあった分岐での判断等、怖い感じがします。
途中で遭遇されたグループでの山行なら少し安心かもです。^_^;

お天気が良く、それぞれの風景が綺麗で実際に歩いた感じの様でした。
何時もながら、健脚に感嘆です!(^◇^)

返信する
Unknown (J-Blue)
2016-12-11 07:14:46
>荒川っ子さん
こんにちは。
何時もコメント有り難う御座います。

この時期の都市近郊の山は一番歩きやすいですね。
年明けぐらいになると今度は雪が積もり、歩ける場所も限定されますが
静かな山歩きが出来ます。

私の場合どうしても単独行が多いのですが、安全安心の為には何人かで
行った方が良いですね。
単独行の場合用心の為に荷物も増える傾向に成って仕舞います。
まーしかし、気が楽と云えばその通りですが・・・・・・

健脚と云うより、途中で逃げ出す訳に行かないので、仕方なしに歩く
と言う感じですよ!
年々、体力の低下を感じながら歩いて居ます。
返信する
保護色みたいな蝶々 (垣根の魔女)
2016-12-11 22:14:01
いつも鮮やかな蝶々ばかり見ていますが、この写真の蝶々は丸印がしてなかったら枯葉に同化していますね(^^;。

桂川に反応しました(^o^)/。
渡月橋を流れる川も桂川ですね。
読みも同じなのでしょうか。
返信する
こんにちは。 (J-Blue)
2016-12-12 07:20:17
>垣根の魔女さん
この蝶々の他に白っぽい小さな蝶(シジミチョウぐらいの大きさ)が沢山
飛び回っていました。撮影しようと追いかけましたが動きが速く撮れませんでした。

桂川は上流の大月市内で笹子川、と桂川に別れます。
下流は相模川となり平塚当たりで相模湾に流れ出ます。
読みは同じと思います。同じ名前の川は結構多いのかなと思います。
返信する

コメントを投稿