KIMUKAZU blog

健康とiMacに関する情報
最近は天体観察と公園散策の情報

Mac OS X(10.6.8)環境でLynkeos

2019-05-30 19:11:34 | 写真
Mac OS X(10.6.8)環境[1]で、Lynkeos[2]を試用した結果をまとめる。
Lynkeosの最新版はv3.1で、OS X 10.6以降で動作すると記載[2]がある。
そこで、Mac OS X 10.6.8(2.16 GHz Intel Core 2 Duo、3 GB 667MHz DDR2 SDRAM)環境下にて使用を試みた。

(1)Lynkeos v3.1とv3.0は予期しない理由で終了
Lynkeos v3.1をダウンロードし、インストール手順に従いzip解凍後、Lynkeosアプリをアプリケーションフォルダに移動した。
その後、Lynkeosを起動したが、「Lynkeosが予期しない理由で終了しました」のメッセージが現れて終了し、起動することができなかった。
しかたがないので、OS X10.6以降で動作可能なバージョンを一つ下げ、Lynkeos v3.0のインストールを試みた。
しかしながら、同様にLynkeos起動後に「Lynkeosが予期しない理由で終了しました」のメッセージが現れて終了し、起動することができなかった。

(2)Lynkeos v2.10は正常に起動
上記の結果を踏まえ、さらにバージョンを一つ下げ、Lynkeos v2.10をインストールした。
その結果、今度は正常に起動し使用することができた。
今回の結果では、Mac OS X 10.6.8環境下で動作するLynkeosの最新版は、v2.10のようである。

(3)複数枚のjpeg星空写真のスタック処理
参考文献[3]記載の手順を参考に、デジタルカメラでインターバル撮影した10枚の星空写真(jpeg)のスタック処理を試みた。
Lists→Align→Analyse→Stack手順中のLynkeos v2.10の画面を次に示す。



また、上記の処理に引き続き、Unsharp mask[4-5]処理中の画面を次に示す。Gain値を上げることで、暗い星がより見やすくなった。



処理前の写真と処理後の写真を比較して示す。背景ノイズの低減、暗い星を見やすくできるなど、処理の効果を確認できた。




上が処理前、下が処理後

(4)まとめ
Mac OS X(10.6.8)環境下でLynkeosを試用した結果、前記環境下で正常に動作可能な最新版は、v2.10であった。
また、その基本機能について、動作を確認できた。

参考文献:
(1)macOS-Wikipedia
(2)Lynkeos home page
(3)天体撮影とLynkeos
(4)アンシャープマスクについて
(5)アンシャープマスク
(6)天体写真のスタック画像処理用フリーウエア-goo blog
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天体写真のスタック画像処理用フリーウエア

2019-05-28 19:44:18 | 写真
天体写真のスタック画像処理用フリーウエアについて調べてみた。

(1)RegiStax[1-3]
惑星写真のスタック処理用の定番フリーウエア。動作環境はWindows。
利用例は、参考文献[4-5]の通り。

(2)DeepSkyStacker[6]
基本スタック処理はもちろん、強力な前処理(ダーク、フラット処理など)が可能なフリーウエア。動作環境はWindows。
利用例は、参考文献[7-11]の通り。

(3)Sequator[12]
ノイズ除去能力が高く高速動作が特徴のスタック処理フリーウエア。動作環境はWindows。
利用例は、参考文献[13-17]の通り。

(4)Lynkeos[18-20]
Mac OSX環境で動作するスタック処理用フリーウエア。ベクトルSSE命令セット、マルチプロセッサおよびマルチコアコンピューター用に最適化。
利用例は、参考文献[21-23]の通り。

(参考)Keith's Image Stacker[24]
古いMac OSX環境でも動作するスタック処理用シェアウエア。
利用例は、参考文献[25]の通り。

参考文献:
(1)RegiStax-Free image processing software
(2)RegiStax Download
(3)RegiStax-Wikipedia
(4)Registax 6の使い方
(5)惑星写真の画像処理方法 Registax編
(6)DeepSkyStacker - Free
(7)DeepSkyStackerによる天の川画像処理 その1
(8)超都心でオリオン大星雲を撮る DeepSkyStackerの威力
(9)nyancotan といっしょ! DSS 画像処理
(10)raw現像を取り入れた画像処理の流れ
(11)DeepSkyStacker-星空つづり
(12)Sequator
(13)フリーソフトSequatorで手軽に星景写真!
(14)赤道儀不要の星景写真にSequatorを使ってみた
(15)Sequatorのすすめ
(16)天の川・星空写真のノイズを除去する無料合成ソフト『Sequator』の使い方
(17)赤道儀不要?ノイズ除去の合成ソフト「Sequator」
(18)Lynkeos home page
(19)Lynkeos / News
(20)Lynkeos 日本語情報提供トップページ-OSDN
(21)天体撮影とLynkeos
(22)Lovejoyの画像処理試行錯誤
(23)Mac用のRegiStax?
(24)Keith's Image Stacker
(25)MacでRegistax
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OLYMPUS E-PM2で木星を撮影

2019-05-27 00:54:58 | 木星

2019-05-27 00:09 [1-3]
OLYMPUS E-PM2, M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R[4]
マニュアルモード, ISO400, 150mm x2(デジタルテレコン), f/5.6, 1/2, MF, AWB[5-8]
※三脚、微動雲台[9]に固定し、リモコンコードレリーズ[10]を使用


2019-05-27 00:09 [1-3]
マニュアルモード, ISO400, 150mm x2(デジタルテレコン), f/5.6, 1/2, MF, AWB[5-8]
※iPhotoでトリミング[11]

・対物レンズ口径:26.8mm(=150mm/5.6)
・ドーズの分解能:4.32"[8]
・イメージセンサ分解能:3.68"相当[8]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[8])

参考文献:
(1)今日のほしぞら
(2)木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)
(3)Javascript Jupiter
(4)OLYMPUS PEN mini E-PM2 主な仕様
(5)OLYMPUS E-PM2で月を撮影-goo blog
(6)望遠コンデジ:FinePix S4000での木星撮影-goo blog
(7)コンデジ(COOLPIX L120)で木星を撮影-goo blog
(8)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(9)デジタルカメラグランプリ2015 「星空雲台 ポラリエ」「微動雲台」金賞受賞
(10)【ロワジャパン】OLYMPUS オリンパス RM-UC1 対応 シャッター リモコン コード レリーズ -TC200X
(11)iPhoto ‘11: 写真を補正する
コメント (2)
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コンデジ(COOLPIX L120)で木星を撮影

2019-05-25 06:41:09 | 木星

2019-05-24 22:20 [1-3]
Nikon COOLPIX L120, NIKKOR 21x WIDE OPTICAL ZOOM VR 4.5-94.5mm F3.1-5.8 [4]
夜景モード, ISO400, 378mm (94.5mm x4デジタルズーム), f/5.8, 1/2, +2EV, AWB[5,6]
※三脚、微動雲台に固定し、シャッター時のぶれ防止のためセルフタイマーを使用[6]


2019-05-24 22:23 [1-3]
夜景モード, ISO400, 94.5mm, f/5.8, 1/2, +2EV, AWB [4-6]
※iPhotoでトリミング[7,8]

・対物レンズ口径:16.3mm(=94.5mm/5.8)
・ドーズの分解能:7.10"[8]
・イメージセンサ分解能:6.20"相当[8]
(イメージセンサ画素ピッチ:1.42μm[8])

参考文献:
(1)今日のほしぞら
(2)木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)
(3)Javascript Jupiter
(4)COOLPIX L120
(5)コンデジ(COOLPIX L120)で月を撮影-goo blog
(6)望遠コンデジ:FinePix S4000での木星撮影-goo blog
(7)OLYMPUS E-PM2で月を撮影-goo blog
(8)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
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望遠デジタルカメラの分解能

2019-05-18 23:21:38 | 写真
望遠デジタルカメラを用いて月を撮影[14,15]したが、その分解能はどの辺にあり、どれくらいの天体ならば撮影可能なのか調べてみた。

(1)ドーズの分解能
まずは、天体望遠鏡の分解能について、調べてみたところ、次のドーズの分解能の式[1-5]で得られるようである。
 ドーズの分解能(")=115.8/D ここで、D:対物レンズ口径(mm)
具体的にblogに記載した、COOLPIX L120[6]と、OLYMPUS E-PM2[7]の望遠レンズの口径を調べると、いずれも30mmなので、ドーズの分解能は、3.86”となった。

(2)焦点面でのスポットサイズ
上記の分解能を、焦点面でのスポットサイズに換算すると、
 焦点距離:94.5mmのCOOLPIX L120[6]では、1.77μmになる。同様に、
 焦点距離:150mmのOLYMPUS E-PM2[7]では、2.81μmとなる。

(3)イメージセンサの画素ピッチ
次にイメージセンサ[9-10]の画素ピッチを調べてみた[11-12]。
画素ピッチは、イメージセンサの縦、横サイズと画素数から試算できる。
具体的には、次の通りである。
 COOLPIX L120:1/2.33型CCD (6.2mm x 4.7mm)、14.48Mpixel[6]なので、画素ピッチは1.42μmとなる。同様に、
 OLYMPUS E-PM2:4/3型Live MOSセンサ(17.3mm x 13.0mm)、16.05Mpixel[7]なので、画素ピッチは3.74μmとなる。
イメージセンサから導出される分解能は、サンプリング定理[13]から画素ピッチの2倍になるので、
 COOLPIX L120:2.84μm (6.20"相当)
 OLYMPUS E-PM2:7.48μm (10.3"相当)
と試算できる。

(4)天体の角直径
一方で、身近な天体の角直径[8]を調べて見ると、月は1740"〜1980"、木星は32"〜49"、土星は16"〜20"、金星は10"〜58"、火星は4"〜16"であった。

(5)まとめ
上記の望遠デジタルカメラの例では、望遠レンズの口径よりもイメージセンサの画素ピッチが分解能のボトルネックになり、金星あたりが撮影の限界になりそうである。
より角直径の小さな天体を解像するためには、より口径の大きな望遠レンズ、および、画素ピッチのより小さいイメージセンサが必要になりそうだ。

参考文献:
(1)分解能-Wikipedia
(2)超入門 望遠鏡光学 (その11) 分解能について
(3)天体望遠鏡の基礎知識
(4)天体望遠鏡の選び方
(5)ならぬことはならぬもの(撮影機材の能力)-goo blog
(6)COOLPIX L120 主な仕様
(7)OLYMPUS E-PM2 主な仕様
(8)角直径-Wikipedia
(9)CMOSイメージセンサ-Wikipedia
(10)CCDイメージセンサ-Wikipedia
(11)デジモの雑学撮像素子
(12)1インチ?APS-C?フルサイズ?カメラのセンサーサイズの違いとそのメリット・デメリット
(13)標本化定理-Wikipedia
(14)コンデジ(COOLPIX L120)で月を撮影-goo blog
(15)OLYMPUS E-PM2で月を撮影-goo blog
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