喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

愛媛県立三崎高等学校が制作した感動の動画 「あなたは、どんな大人になりたいですか?」

2019-02-24 | 感動
 すばらしい動画ができあがった。
たくさんの人が関わった感動作品。

 私も、私の父も、子どもたちも参加。

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愛媛県立三崎高校のミラクル

2019-02-23 | 教育
 愛媛県最西端に、実におもしろく、熱い高校「三崎高等学校」がある。

 分校化を回避するために、知恵を出し合い、行動し続ける。
それがきっかけだったが、いつしか、それとは無関係に魅力を出すための取組が次々と起こっている。

 こんな熱い教師たち。
 熱くさせる生徒たち。
そして地域。

 私の子どもたちは、3人とも三崎高校に通った。
うれしくなる。
子どもたちの未来に対しても、夢が広がる。

 ミラクルが起こりそうな三崎高校だ。

 
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明るい農村  ~じいちゃん・ばあちゃん思いの孫~

2019-02-19 | 感動
 思い出に残る言葉がある。
5年前の平成26(2014)年2月18日のブログ。


 「ふるさとを生き生きと語れる若者 ~今僕がここに居る理由~」が大好評。
常に人生を前向きに生きる少年の生き方が、多くの人に感動を与えている。

 幸徳君は、考えていたとおり、間もなく三崎高校を卒業し、農家の道を歩み始める。

 そんな彼のことを平礒の人はもちろん、多くの人が気にかけ応援している。




 写真は、昨年のお盆行事である孟霊(もうりょう)の様子 。
幸徳君は、感心なことに毎年じいちゃんといっしょにこの行事に参加し、先祖の霊を敬っている。

 中央で笹の葉をみなさんから集めているのが、彼のおじいちゃんの春原おっちゃん。
年齢は、80歳になる。
黒いTシャツを着ているのが幸徳君。

 白い体操服を着ているのは、私の息子。
息子は2つ年上の幸徳君を尊敬していて、仲良し。
平礒では、2人だけの貴重な高校生。


 うちに収穫作業の手伝いに来てくれている二名津の石井のおばちゃん。
石井さんは、二名津で理髪店をしていて、幸徳君のことを次のように話している。



「幼い頃からじいちゃんに連れられて散髪に来てくれていた幸徳君が、今日も来てくれました。
卒業式に答辞を述べることになったそうで、そのために散髪に来てくれたんです。
 幸徳君、答辞を任せられるなんてすごいなー、と言うと照れながら、
だからきちんとしておかなければいけないと思い散髪をお願いしますと言ってくれました。

 幸徳君、晴れ舞台やけん、じいちゃんとばあちゃんに卒業式に来てもらわんといけんな。
と言うと、みかん取りで忙しいけん言えません、とのこと。

 本当、じいちゃん、ばあちゃん思いの感心な子です。」



 みかんの収穫は、今が最も忙しいとき。
ほとんどの農家は誰かを雇って進めているが、春原おっちゃんはおばちゃんと2人だけで重労働をこなしている。
それを充分分かっている幸徳君は、自分の晴れ舞台でさえも来てほしいと言えないのかもしれない。

 このような若者が、ふるさとをもっともっと魅力あるものにしていくだろう。

 いっしょに手をとり合い、ふるさとを盛り上げていきたい。


 あれから5年が過ぎた。
彼は今、農業後継者、ふるさとを盛り上げる若衆としてなくてはならない存在となっている。



                            岬人(はなんちゅう)

春の石手寺散策 ~四国八十八カ所51番札所でのお接待~

2019-02-17 | 感動
 心に残る思い出がある。

 5年前の平成26年(2014年)、2月14日(金)。
世の中は、バレンタインデーということでうきうきしている日。
松山で愛媛県内から集まった150人の前で、プレゼンをすることになっていた。

 道中、長浜・双海あたりでは北西の風がきびしく、護岸に打ちつけられた波しぶきがあがっていた。
そして見上げれば、山の上のあたりはうっすら雪化粧。





 プレゼン内容を巻き返しくり返し、シュミレーションし準備した。
何とも重いバレンタインデー。
 でもその甲斐あってか、本番ではあまり緊張することなく、
かえって熱くなるような場面さえあった。
 こうして何とか務めを終えることができ、肩の荷もおりた。

 その夜は、関係者といっしょに松山の夜を満喫した。
昼間の延長のような熱い時間だった。
 そのせいか、いつものように酔うことなくベッドに。
そして疲れのせいか、ぐっすり。

 翌朝は、さわやかな目ざめだった。
天気も落ち着き、プチ旅行気分を味わいに道後を散策することにした。
まず向かったのは、一度行ってみたかった「石手寺」。
 四国八十八カ所51番札所で、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されている壮観さ。
それに寺宝を常時展示している宝物館を備えており、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院。

 それらに見とれていると、ひとりのおばあちゃんに声をかけられた。
「お接待、いただきませんか。」
地元のお大師さん信者のみなさんが、白装束に身をつつみ、お接待をしていた。
何とこの日は、お釈迦様の命日ということだった。
 
 せっかくなので、お接待のあられをいただき、お参りをした。
信者のみなさんは、それからもお参りに来られた多くの人に声をかけ、お接待。




 お堂の中から鉦の音色といっしょにご詠歌が聞こえてくる。
それに心ひかれたのか、一人の女性が見入っていた。
その女性におばあちゃんが何やら話しをされている。
背中には「南無大師遍照金剛」の尊い文字。
おばあちゃんの話しにうなづきながら耳を傾ける女性。
ふたりの女性の美しい光景だった。


 そんな温かい思いで、寺の隅々、回廊にいたるまで歩いた。
次に向かったのは、伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)。



 下から見上げる美しい階段。
国の重要文化財に指定されている社殿は、全国に3例しかない八幡造。
 その後、昨年の夏の火災でなくなってはいたが、一遍上人が生まれた宝厳寺にも足をのばした。

 かなり歩きお腹も減ったところで、これまた一度行ってみたかった「道後やや」のお昼をいただくことにした。



 全てを愛媛県内の地産地消にこだわりつくしたもの。
ビュッフェ形式を取り入れているのだが、デザートの柑橘だけでも
みかん、伊予柑、デコポン、はるみ、清見…など8種類ほどあった。
器は、砥部焼。

 少しずつ取って食べてもお腹いっぱい。

 心もお腹も満たされた道後散策。
前日のプレゼンのごほうびのようだった。

 私のふるさとも、このような温かい、こだわりのあるふるさとにしていきたい。 


                       岬人(はなんちゅう)


第48回伊方町駅伝大会 ~先端から未来へ襷をつなぐ~

2019-02-17 | 地域づくり
 2月17日(日)、第48回伊方町駅伝大会が実施された。
他に比べ、時期としては少し遅い。
その分、暖かい中で行われ、多くの応援があった。

 参加チーム数は、30チーム。
コース変更、区間変更があり、昨年までが20チームほどだったので、よかったのではないかと思う。

 役場前の橋を9:30分スタート。
一斉に飛び出して行く。

 

 大浜を折り返し、再び役場前を通過。
 三崎高等学校3年生で編成された「圧倒的ランナーズ」。
三崎中学校の時から走ることを楽しめる子どもたちだった。
全体で2位通過。


 その他、知り合いのランナーもがんばっていた。




 三崎高校からは、この他教員チームが2チームも参加。
大会を盛り上げていた。
 娘たちも加わったチーム「三崎高校ヤンガーズ」もやって来た。


 昨日、娘たちがコースを知らないということで、夕方から一緒に試走をした。
父と娘たちが一緒に走ることも、もうないかもしれない。
とても楽しい時間だった。


 応援にも熱が入る。


 この後、川永田を折り返し、役場前がゴール。
 三崎高校の「圧倒的ランナーズ」がアンカーで2人抜き、トップでゴール。


 三崎高校教員のアンカーは、教頭先生。


 地域を愛し、地域から愛される三崎高校。
生徒も先生もすばらしい。



 先端から未来へ襷をつなぐ駅伝大会だった。

 
         岬人(はなんちゅう)


伊方中学校のお宝  ~志賀重昂が残した一筆~

2019-02-14 | 教育
 伊方中学校には、古めいた額が大切に掲げられている。
額には、
「一黌一家園  大正九年十二月十八日 於伊方 志賀重昂」

と書かれている。
 気になったのでこのお宝について調べてみた。

 黌(こう)とは、学び舎つまり学校のこと。
 志賀重昂(しげたか)は、幕末1863年、愛知県岡崎藩士の子として生まれ、1884年(明治17)札幌農学校を卒業。
世界的な地理学者として知られ、衆議院議員・政治評論家・ジャーナリスト・教育者としても活躍し、多くの著書を残している。


 地球を10周半も回るほどの旅をし、
「日本風景論」という著書では、日本の風景は世界でも群を抜いて美しいと自然科学で解明しながら、
情熱的な文章でつづっている。

 このようなすごい人が、大正9年(1920)12月18日に私立伊方実践農業学校(地元の佐々木長治が創立)
へ視察に来られた。
 そして以前からの友人であった初代校長小島喜作と懇談し、
一筆残された書が掲げられている額のようだ。
今からおおよそ100年前のこと。


 佐々木長治、小島喜作、志賀重昂らの共通点は、教育そしてその学び舎である学校をとても大切にしたこと。
教育が、未来を拓く。
しっかりと学び、夢のある未来を創っていきたい。


             岬人(はなんちゅう)

伊方中生と社会人野球チーム「伊方魂」との交流

2019-02-13 | 教育
 11日(月)の休日、大会を3月に控えた野球部は、地域のOB(伊方魂チーム)と練習試合をしてもらうことになっていました。
ところが、前日深夜から降り続いた雨で、グランド内野には水が浮いている状態。

 7時半過ぎに代表者と話し合った結果、中止。
「試合は無理そうですね。でも伊方魂チームも来られる人は中学生と一緒に練習するように連絡を回します。」
と言ってもらいました。
 8時に集合した野球部は、練習するためにスポンジで水抜きし、土を入れていました。
そこへ伊方魂チームのメンバーが続々と集まり、一緒に水抜きをしてくれ始めたのです。

「今日集まる予定だったメンバーは全員集合しました。練習の協力をしますので何でも言ってください。」
とのありがたい言葉。
 それから一緒に練習してもらったり、アドバイスをしてもらったり。
 中学生は、OBの高い技術に驚きながら、生き生きと練習しました。

 天気も回復し、何とか試合ができそうな状態になりました。
野球部保護者会の連絡網で連絡も回してもらい、審判や応援の保護者も続々と集まってきました。
おかげで、予定通り練習試合も行うことができ、たいへん有意義な時間となりました。

 地域の中学生を家庭、学校、そして地域の人たちみんなで育てる。
こんなつながりをとてもうれしく思いました。 
 子どもたちは、そんな大人たちを見て、立派に育っていくことでしょう。
  
 伊方魂チームとの3回目の練習試合は、2月23日(土)9時スタート。
 

三崎高等学校の生徒の成長 ~「えひめスーパーハイスクールコンソーシアム」参加より~

2019-02-11 | 教育
 2月9日(土)愛媛県内のキャリア教育分野では、かなり大きなイベントがあった。
娘たち三崎高等学校の生徒も「えひめスーパーハイスクールコンソーシアム」に参加した。

 三崎高校の取組をポスターセッションしたようだが、
回数を重ねるたびにすばらしいプレゼンができたようだ。

 その模様を以下に紹介する。

 



       岬人(はなんちゅう)