花に会うのも楽しみだけれど
栂池行きの楽しみはそこで働いていらっしゃる方との一年ぶりの再会の楽しみもある
最初の年、貸し切りだったロープウエイでガイドを担当されていた赤羽さんとは
いつも帰路のロープウエイでお会い出来たけれど、先年退職されたそうだ
去年、下りに撮らせた頂いた記念写真はお渡し出来ていない
定宿にしている「栂池山荘」のフロント担当ももう顔見知りだし
二日目の午後に出会ったカメラマンお二人が、秋にも紅葉の風景写真を撮ろうとおっしゃったので
それじゃ山荘泊まりで朝日の写真ですよ…などと紹介したものだから
特製ノイチゴソフトを特別割引価格?で食べることが出来た
同じ年、雨の中を宿泊者だけのガイドを担当された松沢さんとは
お会い出来なかった年も何度かあるけれど、今年はお元気なお顔に会えた
雨の中、葉裏に咲く花を紹介して頂いたタケシマラン、オオバタケシマランは
その後、毎年楽しみな花になっているし
今年は思いがけないほど至る所がこの花を撮り尽くしていた
山を下りる朝にもお会いし、薄桃色がかったミヤマツボスミレを撮っていたら
『何かまた珍しいもの??』、そう声掛けられたから
「えぇ、ここのは少し薄桃がかっていて、撮ってます…」
『そうか、良い情報をありがと…』
懐かしい山には、やはり懐かしい人たちの笑顔がもっと楽しさを増やしてくれる
トップ画像はオオバタケシマラン
三日間で最も枚数撮った花
「こちらから撮ると葉裏の花柄と葉がきれいに撮れる…」
そう言って場所を譲っておきながらしっかりと反対側でカメラ構えるから
こんな画像になったよ…と、抗議の画像…である
オオバタケシマランよりは少なかったけれど充分に撮れたタケシマラン
去年は咲いた花を撮っていない
数は極端に少ないから覚えている場所で撮るしか無いミヤマカラマツ
☆
オオバミゾホウズキを囲むように咲いていた園外のミヤマツボスミレ
三日間共に殆ど姿を現さなかった白馬大雪渓
二日目の午後、展望湿原からヤセ尾根側の展望台への途中、笹の間から撮った画像
数分でまたガスの中に隠れた
毎年一番遅くまで残る残雪
ここにハクサンコザクラが咲くのだが、イワイチョウの葉に隠れて年々少なくなっている気がする
残雪の左端に小さな橋が架けられている辺りにも咲いていたが
今年は全く何も残っていない
カメラの設定変更後のリベンジ作品
遠すぎて撮れないけれど、ズームいっぱいでやっとこの程度まで
それでも良し…としよう
ヤチスゲ、今まで一枚も撮っていない
今年は何枚も撮った
モウセンゴケも年々少なくなっている気がする
やっと花芽が上がり始めた程度だったけれど、葉の先端の粘液は光っていた
ニッコウキスゲは不作(?)のようだったけれど、ワタスゲはかなり広がっていた
尤も、雨に打たれてしまっていたから真ん丸には広がっていない
ホソバノキソチドリは目が慣れるとかなり見つかる
コバノトンボソウは目が慣れても殆ど見つからない
☆
二日目の午後になってやっと、ツマトリソウのしべが真っ直ぐに伸びた画像が撮れた
日射しは余り期待しなかったけれど、明るい場所の花も撮れた
チングルマは花が幾つも咲いていた
残念ながら雄しべがだらしなく垂れてしまっていたけれど、果実はしっかりと水滴つけていつもの姿
☆
ヒロハユキザサが雌雄別株だと気付いた
そう言えば果実の出来ているものとそうでないものがあるなぁ…程度だったから
ガイドブックもたまにはしっかりと読んでいないといけない
「風穴」のミツバオウレンはまだ蕾が幾つか、葉も広がっていなかった
所が、他の場所では普通に咲いている
そうか、いつもの年は最後に残った花を撮っていたのだ…、そう言うことだった
(2012.07.22-24 栂池)
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六年目の栂池(2011.07.24-26 栂池)・保存版1 保存版2
栂池というとタケシマラン・オオバタケシマランがすぐに浮かんできます。
タケシマランのこんなに美しい花はまだ見たことがないです。
懐かしい方たちとお話が弾んでよいひとときを過ごすことができましたね。
白馬大雪渓をいっとき見ることもでき大収穫だと思います。
展望湿原の遠くのほうにわずかにピンク色を見たことがあります。
ハクサンコザクラだよ!と決めることにして拝んできたのでした。
咲いているのを確認できただけでも価値が大きい!
同じ場所を同じように回られてもその年によって違いがありますね。
環境の変化で消えうせることのないよう祈るばかりです。
オオバタケシマランが驚くほどに残っていましたから、二人で100枚は越えてしまいました。
タケシマランも数は少なかったですが、良い状態で残っていましたる
もう一つ、ミツバオウレンが至る所に咲いていましたからこちらも大満足。
毎年、遅くまで残雪のあるハクサンコザクラが咲く場所は、イワイチョウが広がってしまって少し心配です。
もう一つ、モウセンゴケが少しずつ減っているようでこちらも気がかりです。
広い園内に観光バスのツアー客が大勢送り込まれるので、山道の一部では大混雑、
これも少し困った状況になりつつあります。
木道から平気で外れる人たちも時折見かけました。
いずれにしても、植物に影響がなければそれで良し…でしょうか。