荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

由布院の巻。

2015年05月09日 | 無聊な生活にさすらいの旅を




銀座のオンナのコと2泊3日で、由布院に行って参りました

過去の記事。
銀座の巻。

『東京在住の僕らがなぜ由布院?』と思わないでもありませんが、オンナのコが『由布院に行ってみたい』と言うんで、これは仕方ありません。

僕は【あぶ刑事】の鷹山俊樹レベルで、オンナのコの意見を尊重しますから。

おまけに彼女は飛行機が苦手との事。

鉄道で行けるトコには鉄道で行きたい、と。

これに関しては僕も同意見なので、かなりの長時間移動を覚悟して出発する事と相成りました。

6時50分東京発【のぞみ7号】

東京駅近くに在住しているので、こういった時はまことに便利であります。

ウィークデイなので、乗客の多くはサラリーマンとおぼしき方々。

そんな中、朝っぱらから缶ビールをグビグビ飲むわ、イチャイチャするわ、銀座のクラブがそのまま新幹線にスライドした様なもんです。

身体もそろそろ痛くなって来たなぁ、と感じた頃にようやく博多着。

博多でトランジット、一路由布院へ。

ようやくの由布院着は14時41分でした。

駅には宿のマイクロバスが迎えに来てくれており、そこから15分程度走ったトコに宿はあります。

【御宿 八遇來】。

部屋数10室。各部屋に露天風呂が付いております。

その代り、いわゆる大浴場はありませんでした。

事前にネットで評判をキャッチしておりましたが、まことに評価が高いので期待に胸がふくらみます。

チェックイン後、いきなり、と言うか再びビールを飲みました。

そして、ふたりで入浴

いきなり、と言うか再びイチャイチャとなります。

のぼせる寸前までイチャイチャ…いや入浴した後は、旅のメインイベント・夕食。

正直、特筆すべきほどの珍しさはありません。

その辺は他の宿となんら変わりはないわけです。

【だんご汁】なるお椀は珍しかったけど

食後、さすがに疲れたのか、テレビを観ていたら眠くなったので就寝する事にしました



2日めは朝食後、近所の【庄屋の館】という立寄り湯に行きました。

コバルトブルーの良いお湯です。

この日もウィークデイなので、客は2~3人しかいません。

その後、タクシーで由布院駅に行くのですが、途中【アメリカンサファリ】なる動物公園が宇佐市の山の上にある事を運ちゃんから聞きました。

オンナのコはどうやら大層動物が好きそうなので、急遽【アメリカンサファリ】に行く事に。

由布院から鉄道で別府へ約1時間。

別府からバスで【アメリカンサファリ】へ約50分。

鉄道はともかく、バスの乗車時間が長時間なのには閉口しました。

【アメリカンサファリ】に到着した時、乗客は僕らふたりしかいないという状態です。

ここには【ジャングルバス】という金網が施されたバスに乗り、園内を移動、そのセクションごとにいる動物たちにエサをあげるアトラクションが人気の様です。

動物たちが眼の前にいるわけでして、これがなかなかの迫力。

ヤギ・象・キリン、そしてライオン等々…。

おおむね50分のクルーズを終えますと、今度はライオンの赤ちゃんとの撮影会です。

ウィークデイなので、待ち時間もほとんどなく撮影に臨めました。

ライオンの赤ちゃんはお疲れのせいか、少々ムズがったと思ったら寝ちゃいそうになったりとホントに可愛い。

スタッフのおねえさんたちもライオンの赤ちゃんのご機嫌取りに大わらわです。

さて、帰路はタクシーで宿を目指します。

なんと乗車時間30分弱。

いったい、なんのために鉄道とバスを2時間以上乗り継いだのでしょう?



3日めは10時にチェックアウト。

なにぶん、由布院発博多行の鉄道が14時16分なので、時間は有り余っております。

まずは金鱗湖なる名所へ。

…湖ってより池でした。

そこから由布院駅まで、ずーっと土産物屋が軒を連ねます。

この光景、どこか軽井沢や鎌倉を彷彿させます。

由布院は観光地化を推進する際に、いわゆる歓楽街を設けないというコンセプトを掲げたそうです。

結果、ファミリーや女性客の取り込みに成功したとの事。

確かに街を見ますとキャバクラどころかスナックすらありません。

徹底して街のイメージアップを施して来た感が良く分かります。

一方で、大資本が流入しやすい構造を作ってしまった、とも聞きました。

確かに土産物屋街には、明らかに地場とは無縁とおぼしきお店が結構多かったです。

さて、我々は時間潰しのため馬車に乗る事にしました。

ひいてくれるのは白馬の“ゆきちゃん”。

なんでも【サザエさん】のオープニングにも登場したそうです。

80万円で食用として売られていたのを買取り、馬車馬に育て上げたとの事。

馬車そのものはポーランド製。

パッカパッカと道を行きますと、観光客が写メを撮りまくります。

ちなみに、御者さんは普段もゆきちゃんに乗って、友人のお店に行ったりするそうです。

のどかですね。



とまぁ、ゆったりした旅を満喫出来ました。

オンナのコも大層ご機嫌です。

今度は宮古島にでも行くべとヘラヘラ笑いながら東京に向かいましたとさ。




【ゆふいん驛】。駅舎設計は磯崎新だそうです。


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