ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

らーめん亭 @名古屋市中区・栄 (※閉店)

2016年06月29日 | 名古屋(中区)

今年で50周年を迎えるという「中日ビル」。その地階にある中華料理の店「らーめん亭」。店は食品売り場フロアーの端にあり、コの字カウンターと壁向きのカウンター、それに小さいテーブル席。特に古い訳ではないが昭和の雰囲気のする店だ。大きく放たれた入口はすぐ目の前がカウンター。場所はいいし、オープンだから入り易いし、中休みが無いので外れた時間でも食事にありつけて便利なのだろう、昼時を外した時間だったがこの日も客入りは良く、人気の程が分かる。同じフロアに沖縄の食材を扱う店があるので何度か来ているが、店には入ったことがなかった。たしか「天津飯」が人気だと聞いていたので中へ。

カウンターに座り、迷うことなく「天津飯」を注文。カウンターの反対側ではビールと餃子をやっつけている輩が居るが、自分まだ用事があるので我慢、我慢。すると壁に貼られた品書きを見回している時間もないほど素早く、給仕のおばちゃんによって天津飯が運ばれた。レンゲで濃いめの色の甘酢餡がかかった玉子とご飯をひと口。最近はどこも”ふわとろ”などと称し、柔らかく玉子を焼いた天津飯が主流なので、昭和仕様のパンパンに硬めの玉子焼きに驚く。餡の量は少なめ。そういや昔の天津飯ってこんなのが多かった気がするナー。この調理時間と料理の熱さからいくと、いくらなんでも玉子焼き部分は作り置きしているかもしれない(未確認)。意外にも濃い見た目のインパクトとは違い、味付けは薄め。特に上品な作りではないので、もっとベタに分かり易い味の方が良さそうな気もするが…。添えてある紅生姜を挟みながらいただいた。どうしてこの天津飯が有名なのか分からないが、クラシックな造りと価格が郷愁を誘うのだろうか(笑)。次は「天・炒飯」(天津飯の中身が炒飯)か「中・炒飯」(中華飯の中身が炒飯)かな。(勘定は¥500)

※平成30年3月末を以って閉店しました

 

らーめん亭

愛知県名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル B1F

( 栄 さかえ 中日ビル 中日ビルディング 地下 地階 ラーメン亭 天津飯 てんしんはん 中華料理 ラーメン屋 )


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