ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

赤のれん @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2015年07月04日 | 岐阜県(岐阜)

往時に岐阜県の岐阜市と美濃市を結んだ名鉄美濃町線(廃線)に乗った事がある人なら一度ならず見かけた事があるだろう、旧・琴塚駅前の「赤のれん」。昔からずっと変わらずある店だ。路面電車が走っていた頃の形跡はだんだんと消滅していっているが、この店の佇まいは全然変わらない。昔と違って電車の客は無いし、目の前の道路もバイパスが出来たお陰で、以前と比べて交通量が少なくなっていると思うが、店は健在。若かりし頃は自分には関係のない店だと思っていたが、ずっと気になってはいた。相応の年齢になったので(笑)、近くに行った際に寄ってみた。店は長細いカウンターのみ。大鍋にはラーメン用のスープをとっているのだろう、野菜などがたっぷり入って火にかけられている。主人と給仕の女性の2人で切り盛り。メニューはシンプルに、ラーメン3種、餃子、おでん、串かつ、どて。この後に食事の予定があったので、ラーメンは断念して、ビールと、どて(どて煮)を注文する。

実直そうな主人からコップと、キリンの中瓶を渡され、まず一杯。すぐに皿に盛られたどてが置かれた。八丁味噌でしっかり色濃く煮込まれたどては王道の古い東海地方仕様(よりも濃いかも…)。千切りのキャベツが添えられている。単一のモツではなく、色々な部位が入っているので食感も楽しめるし、味付けも旨い。ビールでも日本酒でもいける味。主人が他の客の注文した中華そば(ラーメン)を作る所作を眺めながら、ゆっくりとつまむ。「昔ながらの」と形容されるだろうタイプの中華そばで、丁寧に湯切りされ、これも旨そうだ。どてと同様に濃い味噌ダレに漬かったおでんもそそるが、残念ながらここでタイム・アップ。次は近いうちに中華そばとおでん目当てで来ようっと。 (勘定は¥850)

(※残念ながら2015年夏をもって閉店されました)

※経営者の変わった新しい店の記事はこちら

赤のれん

岐阜県岐阜市琴塚1

 ( 岐阜 琴塚 あかのれん どて どて焼 中華そば ラーメン 美濃町線 路面電車 )


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ソレックス)
2016-05-17 18:46:27
初めまして。
今年6月10日に、「1丁目 赤のれん」として復活します!
ただ、前の味を継承するのか、詳細は不明ですが、新たに店主を迎え、再開するそうですw
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Unknown (ハリー)
2016-05-17 20:21:54
ソレックスさん、こんにちは!

>「1丁目 赤のれん」として復活

おぉ、そうなんですね。一度のぞいてみたいと思います。
情報ありがとうございました。
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