ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

華光軒 @岡山県岡山市

2017年08月31日 | 岡山県

広島での取引先との研修旅行が終わり、翌日は休みを取って1人で岡山で途中下車(むしろここからが本番だという感じ・笑)。岡山駅を出て、予約したホテルにチェックインする前に向かったのは、創業が戦後すぐだという中華料理の「華光軒」。住所を頼りに店に向かうと、駅からすぐのアーケードのある商店街に行き当り、店と店の間のごくごく細い路地の先に赤い小さなテント屋根が見える(写真下左)。この荒れた看板の”通り抜けできます”(読めないが…)の先に店があるのだ。なんだかワクワク。

 

この路地がかなり細く店先の写真が上手く撮れないほど。赤い暖簾をくぐって中に入るとテーブルが2つ、カウンター席が6つ程の予想通り小さな店。優しそうなご高齢の主人と奥さんでやっていらっしゃる。外れた時間ではあったが先客は2組ほど。カウンターに座り、沢山のメニューから迷うことなく注文したのは「じゃじゃめん」。こちらの名物メニューだそうで、辛いもの好きにも人気がある岡山市民のソウルフードのひとつだとか。事前情報によると辛さを決める時に味見もあったりするそうだが、だいたい見当を付けて「2辛」でお願いしたらすんなりと注文が通った。大きな中華鍋に「じゃじゃめん」の餡がふつふつと煮立っている。しばらくして「じゃじゃめん」が登場。

とろみのついた餡が全面を覆い尽くしていて赤い。用心しながら餡を口に運ぶが、心配するほどのことはないじんわりとくる辛さ。箸で下から麺を返して混ぜる。汁気はなく軟らかめの麺の上に餡だけがかかっているのでボテっとしていて、麺は絡まる餡と共に持ち上がってくる感じ。しっかり熱いのでフーフー言いながら口に運ぶ。もやしと刻んだきゅうりがいい食感になっていて旨い。だんだん辛さがやってきてじわじわと汗が。この餡の辛さと旨味がクセになる気持ち、分かるなァ。頼めばもっと辛くもしてくれるようだ。主人の物腰も柔らかいし、奥さんはすぐにコップの水を足してくれ、とてもいい雰囲気。こんな店に「ヤァ」って入れるくらい通いたいなァ。他のメニューも旨そうだったが、ここで終わってしまう訳にはいかないので、綺麗に平らげて店を後にした。(勘定は¥800)

 


 

↓ 路面電車(岡山電気軌道)で「城下駅」まで行き、ずっと見てみたかった「岡山禁酒會館」(大正12年・1923・建造 ※登録有形文化財)へ。木造3階のこんな建物が空襲を逃れることが出来たなんて…。

 

 

↓ 大正の不況時に酒に溺れる人を救うために起こった”禁酒運動”の拠点となった特異な建物。1階はキリスト教系の店とカフェになっていた。中に入ってみればよかったナとちょっと後悔。

 

 


 

華光軒

岡山県岡山市北区駅前町1-1-11

 

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