ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

稲の家本店 @名古屋市千種区・吹上

2024年03月14日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

名古屋市内ってやたらとポルシェが目に付くよなァ、なんて思いながら車で走っていたある日、新栄~吹上の飯田街道沿いにある麺類食堂「稲の家」へ。以前に娘を車に乗せていた時に「あ、お父さんの好きそうな店!」と見破られていた店だ(苦笑)。実は以前に何度も訪れているが、なぜか定休日かコロナ休み?に来てしまったり、駐車場が見当たらずウロウロしたり。駐車場は道路を渡った反対側に数台分あると最近知ったが、満車で見送ったことも。今回やっとのことで訪問出来た。この屋号は市内にいくつもあるが、関係があるかどうかは不明。「愛知県めんるい組合」のHPからすると、昭和12年(1937)に東京で創業し、戦後昭和25年(1950)に名古屋に移転したのだとか。すごい歴史だ。

2つある入口のひとつから暖簾をくぐる。店内はテーブル席が沢山。使ってはいなさそうだが寿司屋のようなカウンター席もある。入口が2つだし、昔は中を仕切って使っていたのかも。階段もあるので上に座敷とかもあるんだろう。厨房も広く、中の様子は分からない。さっそく品書きを眺める。本当は麺類と絶滅危惧の「志の田丼」か「木の葉丼」を頼もうと思っていたが、すでに止めてしまっているようで品書きに記述が無い。そこでお願いしたのは「きしめん」と「いなり寿司」。

さほどかからず「きしめん」と「いなり寿司」が運ばれた。「きしめん」のつゆが真っ黒! ここまで色付きの濃いつゆは覚えが無い。四角い揚げが2枚と赤縁のカマボコがのっている。刻みネギは別皿で。さっそくつゆを飲んでみると、かなりの甘口。もちろんきしめんのつゆはうどんと比べて甘味が強いが、ここまで甘いつゆも経験が無いと思う。面白いなァ。麺は薄平打ち。茹で加減は軟らかめ。「いなり寿司」は揚げに黒胡麻が振ってあって甘酢生姜付き。ごはんの酢の加減は強くなく優しい口当たり。どちらも美味しくいただいた。(勘定は¥610)

 

稲の家本店

愛知県名古屋市千種区千種1-14-20

 

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コメント (2)
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