ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

錦 @愛知県春日井市 (※閉店)

2017年01月19日 | 愛知県(尾張)

今までに振られること数度。一度なんかは営業中を確かめて、用事を済ませて12時50分に戻ってきたら準備中になっていた(涙)という春日井市の「ヒレカツ・ハンバーグの店 錦」。タイル壁に、破れたままのテント、空虚なガラス・ショーケースと、思いっきり寂れた昭和の洋食屋の風情だが、実は時分どきともなると外に待ちも出ているほどの人気店。営業時間は11時~13時、17時~19時と短く、不定休でもあるのでハードルは高い。この日はしっかり営業開始時間直後に到着したが、店に入るとすでに客はいっぱいで、自分の後ですぐに満席になってしまい断られる客も出るほど。もちろん相席でテーブル席に腰を下ろした。中は小上がり席が2つ、テーブル席が4つあり、ご高齢の夫婦で賄っている。昭和の店らしく喫煙可なので、料理を待つ間にも結構みんな吸っていらっしゃる。

品書きから「ハンバーグ定食」を注文。「時間がかかります」と断りが入った。すでに席に着いている先客の調理はまだこれからなので仕方がない。厨房の中の主人は次から次へと入る注文の調理に大忙し。ハンバーグを注文している人が多いがしっかりと”手捏ね”だし、揚げ物を頼む人も居るから大変だ。営業時間が短いのは激務だからだろうか。

しばらくして順番が進み、自分の「ハンバーグ定食」が運ばれた。熱せられた鉄板の上にのったハンバーグは、幅20cmはあろうかというデカさ。大迫力。型崩れを防ぐためか金串が刺してあり、付け合わせは、ポテトフライ、ケチャップスパ、赤ウインナー、ミックスベジタブル、焼きピーマンと盛り沢山。これに味噌汁と平皿のライスが付く。串を抜いて、意気揚々とナイフ、フォークを構え、ひと口。ナイフが必要ない位の柔らかさで、ソースは思いのほかマイルド。故にしっかりと肉の旨さが味わえ、旨い。大きくカットして放り込むと口中が幸せに。付け合わせも次々と食べていくが、ライスも多めなこともあってかなりのヴォリューム。それでも一気に食べ終え、満腹。一部の人が頼んでいたフライ物も旨そうだったが、次もハンバーグを注文してしまいそうだ。(勘定は¥1,000)

この日相席だった人は、少し香水の香りをさせる(この時点でイラッと…)20代後半くらいの若い男性だったが、スマホにイヤホンを差し、テーブルの手前に置いたままずっと動画を見続け、結局食べる間も動画を見っ放し。しかも自分で音が聞こえていないからだろうか、クチャクチャと音をさせ、挙句の果てに付け合わせを残す、という鼻持ちならない輩だった。世も末。

※2017年2月を以て閉店されたようです

 


 

↓ 定光寺の「城嶺橋(しろがねばし)」(昭和12年・1937・建造)。親柱や欄干に灯篭のような灯りが配してあり、かつての参拝客や、宿泊客で賑わったろう繁栄ぶりを思わせる。

 

↓ かつては有名な観光大型旅館だった「千歳楼」(写真下右)。廃業後の今は廃墟として有名になってしまった。この山すそのさらに奥に煉瓦造りのトンネルが隠れていようとは。

 

 


 

 

ヒレカツ・ハンバーグの店 錦

愛知県春日井市旭町4丁目16

 

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コメント (2)
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