ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Funk 45 Sessions / Various Artists

2012年12月19日 | ソウル・ファンク・R&B

Funk

Funk 45 Sessions / Various Artists (2005)

オークションでふと見つけた2枚組CD。70年代ファンクの中でシングル発売された曲の選りすぐり。ジャケにもあるようにジェームス・ブラウン(James Brown)などの有名どころから、自分が全然名前を知らないアーティストまでたっぷり2時間強、ご機嫌な曲が楽しめる。ほとんどの曲が70年代前半の最盛期の音源。思えば60年代後半にファンクというジャンルが確立されてから、ディスコ・ブームで一般的になった70年代後半まで、たったの10年。もちろんその多くは消えていったが、ファンクの浸透は一気に起こった訳だ。こうして改めて聴くと本当にかっこいい。

1-01 James Brown - Get Up, Get Into It, Get Involved   
1-02 Cyril Neville - Tell Me What's On Your Mind   
1-03 Harvey And The Phenomenals - Soul And Sunshine   
1-04 Honey Drippers - Impeach The President   
1-05 Kool And The Gang - 1-2-3-4-5-6-7-8   
1-06 Black Nasty - Party On 4th Street (Pt.1)   
1-07 Marvin Gaye - You’re The Man (Pt.1)   
1-08 Rimshots - Dance Girl   
1-09 Huck Daniels Co., The - oolish Man (Pt.2)   
1-10 Andre Williams  - Do The Popcorn   
1-11 Ann Sexton - You're Losing Me   
1-12 Majestics - Funky Chick   
1-13 Unemployed - They Won't Let Me   
1-14 Lee Sain - Them Hot Pants (Pt.2)   
1-15 David Batiste & The Gladiators - Funky Soul (Pt.1)   
1-16 ZZ Hill - Think People   
1-17 Mainstreeters - It’s My Life   
1-18 Maceo And All The King's Men - Thank You For Letting Me Be Myself Again   

2-01 Chuck Carbo - Can I Be Your Squeeze ?   
2-02 Meters - I Need More Time   
2-03 Fred Wesley & The JB's - Watermelon Man   
2-04 Latin Breed - I Turn You On   
2-05 Backyard Heavies - Chitlin' Strut   
2-06 Lynn Day - Bit Off More (Than I Can Chew)   
2-07 Identities - Hey Brother   
2-08 Fabulous Originals - It Ain’t Fair But It’s Fun   
2-09 Pace-Setters - Push On Jesse Jackson   
2-10 (Big) Al Downing - Gimme Good Loving   
2-11 Mobile Blue - Puffin'   
2-12 Chuck Brooks  Behind Closed Doors   
2-13 Mary Jane Hooper - Don't Change Nothin'   
2-14 T.S.U. Toronados - The Toronado   
2-15 Moody Scott - (We Gotta) Bust Outta The Ghetto   
2-16 Sterling Harrison - P's & Q's   
2-17 Ambassadors - Searchi-n' (Pt.1)   
2-18 JJ Malone - Whatever It Is 

こういったコンピのいいところはどこからつまんでも楽しめるところ。単独アーティストのコンピはどうしてもその歴史と対峙することになり、個人的にはヴァージョン違いやなんやばかりに気がいってしまって無条件で楽しめないことが多いし、同じ曲調が並ぶ事が多いのでやはり通して聴くには飽きがくる。このCDは特に年代順に並んでいる訳ではないし、バラエティに富んでいるので流し聴きには最高。もし個々のアーティストが気になっても詳細な曲紹介とデータがライナーに載っているので言うことなし。コンピにありがちなデータ不足という弱点も克服されているので文句なくお勧めできる。

この「Sessions」というシリーズは他にもたくさん出ているようなのでいくつか探してみよう。

オークションにて購入(¥586)

  • CD (2005/9/27)
  • Disc: 2
  • Format: Import
  • Label: Sessions
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Bootleg-Vol. Ⅲ: Live Around the World / Johnny Cash

2012年12月19日 | カントリー

Cash

Bootleg-Vol. Ⅲ: Live Around the World / Johnny Cash (2011)

このアルバムに関しては店頭で見るまで発売を全然知らなかった。Ⅲって事はもう前に2作出ているってことか。自分がジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)を好きになったのはリック・ルービン(Rick Rubin)のAmerican Recordingsの一連の作品でAlternative系のアーティスト作品をカヴァーしだした頃から。もう齢60を超えていたはずだがなんて頭の柔らかい人なんだと関心を持ち、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のカヴァー「Hurt」のビデオと「Johnny Cash at Folsom Prison」と「Johnny Cash at San Quentin」の2枚のライヴ・アルバムを聴いて完全にノック・アウトされた。

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YouTube: Johnny Cash - Hurt 1080p Upscale *Best Audio on Youtube*

ストーンズ(The Rolling Stones)を聴いていたおかげでカントリーも少しはかじっていたし、アメリカでの体験から、日本では考えられない程のカントリー音楽の絶大な影響力を知ってはいたが、好きになるアーティストが出るとは思ってもみなかった。ジョニー・キャッシュこそ真のパンクであり、真の異端だ。当時封切られた伝記映画は少しラヴ・ストーリーに寄り過ぎだったがそれでも面白く見る事が出来た。

このアルバムは彼の未発表ライヴ・パフォーマンスを年代毎に切り取ったコンピ。いささか詰め込み過ぎて焦点がぼやけている感もあるが、やはり最も先鋭だった60年代から70年代のライヴが白眉だと思う。アメリカの政治(刑務所慰問も含めて)と密接だった彼の音楽をもっと早く理解しておくべきだったな。

中古店にて購入(¥1300)

  • CD (2011/10/11)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Import, from UK
  • Label: Sony Legacy
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