無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

10月分

2016年11月03日 01時03分55秒 | 感想
2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2651ページ
ナイス数:41ナイス

女が、さむらい (角川文庫)女が、さむらい (角川文庫)感想
まぁなんかいつもの風野節で楽しくは読めたけど、ちょっと薄いっちゃ薄い感じもしたかなぁ。キャラはともかく話ももう少しパンチが欲しかったような。章立てしてその中でエピソードを終わらせつつ、メインを引いてくってスタイルだとやっぱりちょっと分量が少ないのか。とはいえ、この感じで大分量だとちょっと飽きる気もしなくもなく…。とはいえ、続巻は期待して読むんだけどもw
読了日:10月1日 著者:風野真知雄
ガリレオの苦悩 (文春文庫)ガリレオの苦悩 (文春文庫)感想
この前に読んだ「聖女の~」のが長編の割りに読み応えが足りなかったんだけど、ハナから短編と分かって読む分には「おはなし」として読めるので十分楽しかったかな。湯川が容疑者X引きずってるのが人間ぽくていいね。
読了日:10月6日 著者:東野圭吾
遺恨―鬼役〈4〉 (光文社時代小説文庫)遺恨―鬼役〈4〉 (光文社時代小説文庫)
読了日:10月8日 著者:坂岡真
空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (文春文庫)空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (文春文庫)感想
飢狼にならなかった餓狼伝的な。フツーのひとはまぁこーゆー感じなんだろうね。サブキャラの道場主の秋葉勘九郎あたりは、ソッチ方面に行く感じ無きにしも非ずだけど。おっさんの成長譚なんで、まぁしょっぱい思いの二大イベント恋と喧嘩ってのが昭和だなぁという印象。正直、このタイトルでそーゆー色恋は別に要らないとは思ったんだけど、キマイラとか主軸がキマイラって何なの?って部分以外は、獏ちゃん先生の作品だと清明とか空海のアレな人でないと、恋と喧嘩がモチーフになってるのは定番だからある意味鉄板の安定マンネリとも言えるかもw
読了日:10月12日 著者:夢枕獏
惜別―鬼役〈5〉 (光文社時代小説文庫)惜別―鬼役〈5〉 (光文社時代小説文庫)
読了日:10月13日 著者:坂岡真
間者―鬼役〈6〉 (光文社時代小説文庫)間者―鬼役〈6〉 (光文社時代小説文庫)感想
どうも主人公のキャラが今一掴めねぇなーとかずっと思ってて。凄腕なんだかヘナチン野郎なんだか反骨なのかサッパリなんだけど、結局剣術の腕は立つサラリーマンてコトでいいのかしら。許せぬ悪って誰よ?って一番わかってるのに、ソコはスルーというかわが社の社長のは手は出せませんトホホって本当よくわからん。頭が挿げ替わっても一緒でしょとか、現代の政治もちょっと皮肉ってるのか結局ヘタレじゃんとか。まーうーん、取り敢えず続きは読むかなぁ。ヤマモトさんのカバー絵がいいね。
読了日:10月24日 著者:坂岡真
大名やくざ8 将軍、死んでもらいます (幻冬舎時代小説文庫)大名やくざ8 将軍、死んでもらいます (幻冬舎時代小説文庫)感想
どんでん返しと言えばどんでん返しだけど、話のスジというより史実をって感じw 赤穂浪士のはまぁ諸説諸々あるから正解をフィクションでってのも分かるけど、さすがに綱吉はなぁw ヤクザの方も大勝利で快進撃のまま第一部完てなったけど、ココでお終いなのはちょっと尻切れって感じだけど、さりとて続くのはどうなのかなぁってのもある。紀伊国屋は風野作品の中ではシェアワールドじゃないけど大体人物像は固定なのかな。競馬の有馬記念が虎の系譜の末裔なのねwとか、そこまで膨らませて面白く繋げなくてもwというのも風野節なのかw
読了日:10月24日 著者:風野真知雄
隠密 味見方同心(六) 鵺の闇鍋 (講談社文庫)隠密 味見方同心(六) 鵺の闇鍋 (講談社文庫)感想
いつもの流れはそのままに、もうさすがに6冊目だから兄の死の真相にも近づかないとって感じではあるんで、もうちょっとヒキの強さがあってもいいのかもしれないけど、意外にあっさり食い物も黒幕も次巻であっさり判明して、次々巻にて完結ってペースなのかしら。話は面白いのでもうちょっと間があってもいいけど、メインの縦スジがソレだからソコからの引っ張りは無理だろうしなぁ。グルメ同心ってのは面白いんで、その方向ではシリーズは続けて欲しいけど…難しいなw 後はちょっとお静とどうなるのかって目が出て来たのかなぁw
読了日:10月31日 著者:風野真知雄

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