川の果ての更に果てに

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ジョンベネ事件

2006-08-18 23:41:46 | 犯罪・刑事関係
美少女コンテストの優勝者6歳のジョンベネ・ラムジーちゃんが自宅の地下室で殺害されて10年。
もう忘れ去られていたわけですが、タイで犯人とおぼしき人物が逮捕されました。昨日の話ですね。
で、どうも逮捕されたカー容疑者、今日が誕生日だったのか昨日まで41歳だったのが今日の記事では42歳になっております(ただ、配信記事のうち毎日だけで、しかも同日の別の配信記事では41のままですから、あるいは毎日のミスなのかもしれませんが)。
いや、誕生日だからどうしたと言われればそれまでですけれど。

で、この時間になって、そのカー容疑者が日本に来たことがあるらしいという話なども出てきております。
コレ
何でも01年からしばらくの間ソウルにいたらしく、その間に大阪に来ていたりもしたのだそうです。
これまた個人的にはどうでもいいじゃないかという気もするんですけどね。
もちろん、前歴のある人物だけに大阪で何かやっていたかもしれないということはありますけれど。未解決事件があるならば参照すればあるいは…なんてことがあるのかもしれません。今頃ソウルの市警は色々慌しく洗い直しとかしているのかもしれないですね。
それがないのであれば、正直どうでもいいんじゃないのという気はします。

まあしかし、捜査の端緒についても、本当かいなというような話ですし、この手の犯罪者には多少の誇張癖などもあることを考えますと、あるいは今回も違ったりしてなんてこともあるのかもしれません。タイまで行って逮捕した以上さすがにそういうこともないだろうという気もしますが、何せアメリカ、大量破壊兵器があると信じて戦争までやったけれど、実は無かったよという実績を作ってしまった国ですから。
とりあえず行われるDNA鑑定の結果をまずは待つことになるのでしょうね。これで違ったりしたら、どうなるんだろうかという気もしますけれど。

考えて走る

2006-08-18 22:39:15 | サッカー
久方ぶりに戦術論といいますか、サッカー難しい?話。
イエメン戦についてのブログを幾つか見ていますと、「オシムになって何が変わったか、何が変わるのか」みたいな話が出ていますので、その部分についてちょっと考えてみたいと思います。

とりあえず過去(2月8日)のエントリを引っ張ってまいりました。
代表監督に求められるもの
ここで戦術について、以下のようなことを言ってみました。
この戦術という言葉も中々色々な意味に解釈できて面白いです。
例えば、カウンター、サイドアタック、ポストプレーなどは戦術用語ですし、他に雑誌などでは3センターがいいとか、サイド2枚の4-5-1がいいとか色々取り沙汰されています。
が、端的に言えば、色々な戦術というのは戦術的優勢を作り出すものということに尽きると思います。で、戦術的優勢というのは、
勝てる相手と(ドリブルで抜ける、マークでつぶせる)1対1の状況を作り出す(質のミスマッチ)
1対2の状況を作って2人で翻弄する状況を作り出す(量のミスマッチ)

のいずれかを作り出すということに帰結します。

バック何枚、中盤何枚というのは、結局多くの局面で1対1における質のミスマッチ、1対2という量のミスマッチを引き起こせるのにもっとも適したスタートラインということになるべきです。ミスマッチを引き起こせないのなら、3枚であろうと4枚であろうと意味がありません。
逆に言うと、これもまた最大公約数的な要素があるといえるでしょう。例えば右に優秀な選手がいるのなら、右を薄くして右は質で制し、左は人員で制する…など、

個を全く鍛えずとも、戦術だけで勝つことも理屈の上では可能だと思います。あらゆる局面で1対2、1対3の状況を作り出せばいいわけで。ただし、これを実現するためには、辞書数冊分くらいの理解が必要だろうとは思いますから、現実としては無理でしょう。
つまり、質のミスマッチをどこかで作り出さない限り、列強に安定して勝つためには辞書数冊分の戦術を覚えろということになります(笑)。そこまで戦術理解が高ければ、むしろ個の力と評価してよさそうなものですね。

個を鍛えることの重要性というのも、その部分にあるのでしょう。
個で勝てる局面が多ければ多いほど質でいけるので量の要請は減ります。ただし、個だけ鍛えても相手が量のミスマッチで対抗してくる可能性があるので、個を鍛えればそれだけでいいという問題でもない。このあたりが駆け引きです。
そこに集団スポーツの妙味があると言えます。


ミスマッチという言葉を使っていますけれど、監督に出来るのは結局そこまでなんですね。
シュートを入れる方法なんてのはまあ、形の良し悪しとか打つ本人の得意不得意もありますから、多少得意な形でチャンスを増やそうという努力はできるかもしれませんが、結果的には打つ本人にかかっているわけで、監督が祈れば点が入るというものでもありません。正直「打つ選手とボールに聞いてくれ」というようなものだと思います。結局監督の力量を測るにはどれだけチャンスを作れているか、シュートを打てているかで、何点入るかは議論の外ですからね。

で、「考えて走る」ということは、何を意味するか。簡単ですね。考えて走ることで量のミスマッチを引き出そうというものです。これは多分オシムに聞いたとしても、同じような答えが返ってくるのではないかと思います。
オシムの本音としては「ワールドカップくらいになれば1対1で勝てることはまずないんだから、常に1対2になるように工夫しなければいけないんだ」というようなところではないでしょうか。
だから山瀬をフリーマンにして数的優位を作るような練習をしているわけですし、色々考えさせる方法をとっているわけですね。
ただ、問題はこの部分を選手が理解しているかどうか。
理解しているのであれば、例えば「●×が調子がいいから、1対1でも勝てそうだ」という場合には無理をしてサポートの動きをしなくてもいい、などで手抜きできる場所も出てくるのではと思うわけですが、少なくともここニ試合、そういうアドリブを利かせている選手はいないように思います。

と言いつつ、好意的に見るならば現時点では自分達で一杯一杯なので、相手を見つつサッカーができていないのかなと。
これがある程度メンバーが固まってきて、相手の研究も出来るようになってくればこの部分では勝てそうだから勝てるのならサポートする選手を別のところに回そうなど、楽できる部分がでてくるのではと思います。無論、勝てると思いつつ勝てない場合もあるわけで、その場合は約束事を守らないといけないし、逆に相手が絶不調で予想外のところで勝てたりする場合もある。そういう場合にはそこで楽をしつつ…となってくることが望ましいのですが。

また、日本が良くない兆候として「バックラインでのんびり回していた」とか「アーリークロスが多かった」とかありますけれど、これも必ずしもそれが良くないとは思いません。
個人的にはバックラインでのんびり回していてもどこかでペースアップしてきちんとできるのならば全く構わないですし、アーリークロスをバンバンあげようと、その後で何らかのミスマッチを起こすべく動きをしてるのであればこれも全然問題ないんですね。もちろん、何もすることなく漫然と回していたり、アーリークロスをあげていたりするのでオシムがカンカンになっているわけですけれど(笑)
ただ、だからといって「~をしてはいけない」と言うのはマズいと思いますね。多分これは特に日本人選手あたりには一番言ってはいけない言葉だろうと思うんですね。それを言われると「ああ、これはやっちゃいけないんだ」と無邪気に考え、有効な場面でもやらなくなりますので。
ですので、「お前たちはバルセロナやブラジル代表のようにスローテンポから突然ペースをあげてチャンスを作ることもできなかったのにどうしてバックラインでのんびりとボールを回していたのか」あるいは「阿部も遠藤も中をフォローする動きも見せないのにどうしてアーリークロスをあげたのか」という風に指摘をすべきなのではと思います。

で、最後に二試合を見てのオシム評ですが、結果と全く関係なく、個人的には大いに誤算があります。
というのも、個人的にはオシムは日本代表の最大公約数的な戦術を見つけ出して、そこから発展させていく方法を取っていくのではないかな~と期待していましたが、どうもジーコとは違うものの、高い理想を携えてそこに向かって選手を導こうとしているよう。
それ自体は別に悪いことではありませんが、導く過程では脱落者も出るでしょうし、メンバー・適性などを踏まえて完成するのにかなり時間がかかりそうです。
多くの選手がこのあたりを理解できてくるのか、興味深く、また不安な部分でもあります。

牛乳…その未知なる世界

2006-08-18 19:21:02 | 日々のニュース
知の探求というものは時に恐ろしいものです。自らの研究が正しいと証明するためには、前に立ちはだかる人達の生活を覆して彼らを路頭に迷わせようが仕方の無いことなのであります。
ということで、日本の一部の研究者と酪農家との間で現在血で血を洗う壮絶な戦いが繰り広げられているのだとか。

<牛乳>「有害」本が波紋 でもやっぱり「有益」は多数派(毎日新聞)

●牛乳は骨を強くしない
●牛乳は環境ホルモンを含んでいる
●牛乳を飲むのは自然の摂理に反する
など、ありとあらゆる側面から牛乳の効用を否定しようとしているようです。あたかも、「子供の頃に給食で毎日飲みたくもない牛乳を飲まされたことに対する怨嗟の叫びではないか」と思いたくなるくらいに(笑) あれは確かに嫌でしたけどね。パン食もそうですが(笑)

もちろん、私は生物学者でも医学者でもありませんので、このあたりの効用が真実か否かということについては何とも言いかねるのでありますが、極端に害にはならないのではないかという気はしますけどね。普通に牛乳を飲み続けている人達の中で牛乳のせいで何か痛い目にあったという話などはないわけですし。

そもそも、栄養学で時に何かを極端に悪者にしたり、逆にいい者にしたりする動きなどがありますが、個人的には色々な要素が含まれているものだろうと思いますし、ある面ではマイナスでも別の部分でプラスになるならそれでいいんじゃないのかという気はしますけれどね。
サプリメントとなるとまた話も変わってくるでしょうけれど。

それこそ、100メートルで9秒76を出さなければならないというくらいまでいくアスリートのように「自分の筋力のためにマイナスになる要素は何一つ許されない」という立場とか、あるいは自分には一片の環境ホルモンも許されないというような病状でも抱えている方ならともかく、そうでないなら、普通に食べればいいんじゃない、という気楽な方がいいのではという気もしますし。
そうでないなら、気持ちよく食べるのが一番いいのではという気もします。「これは体にどうこう」、「これは発がん性でどうこう」とか一々気にしていたら長生きできても楽しくないのでは(笑) もちろん、快楽のみを求めて偏食にいたるのはそれはそれで問題でしょうけれどね。

投手戦

2006-08-18 15:53:00 | 野球
ここまでホームラン記録をあっさり塗り替えるなど打撃優位の傾向の強い高校野球。
準々決勝まできて、ようやく投手戦とも言うべきゲームが出てきました。
まずは早稲田実業と日大山形。
序盤リードを奪った日大山形が終盤まで2-1というリードを守っていましたが、そこはやはり早実というべきか。8回に集中打を集めて5-2と試合をひっくり返してしまいました。
日大山形は山形県勢として初めてのベスト8で、きっちりと試合を作っていたのですが、最後はやはり地力の差が出てしまったでしょうか。

第二試合は福知山成美と鹿児島工業。両方とも見るのは初めてでしたが、これまたいい試合でした。
初回に両チームが早々に点を取りましたが、そこからは鹿児島工の榎下、成美の駒谷両投手がすいすいと投げていきます。
鹿児島工は三回にリードを奪われましたが、7回に11番の今吉選手が代打で出てきてショート強襲のヒットで出塁。ここでド派手なガッツポーズ。今時、ここまで強烈な印象のあるムードメーカーもいるのかとちょっと驚きましたが、そのパフォーマンスが実ったか後が続いて同点。ショート強襲安打は弾いた後に冷静に処理していればアウトのタイミングに見えました。結果的にムードメーカーを出してしまったことで鹿児島工のリズムになったという点では大きなプレーだったかもしれません。
終盤には成美にスクイズ失敗などもあり、また両チームの投手が力投してスコアが動かず延長に突入。
10回表、2アウトまであっさりいった後に、四番の鮫島選手がバックスクリーンへのホームラン! 裏の攻撃を押さえきり、鹿児島工業が4強に進みました。
試合後のインタヴューで監督が泣いているのが何とも印象的でありました。

この両チームが準決勝の第二試合。攻守にバランスのとれていて、斉藤がいる早稲田実業が有利な気もしますが、逆にここからは連投になるだけに斉藤投手が崩れた場合に早稲田実業がどうなるかというのがあります。
第一試合の智弁和歌山と駒大苫小牧が乱打戦になる可能性が高いだけに、第二試合はレベルの高い投手戦になってほしいものです。

テルが復帰?

2006-08-18 14:19:27 | サッカー
岩本輝雄、福岡復帰?
引退から2年。岩本輝雄が再びピッチに立つのではという話があるのだそう。チームは攻撃力が致命的に不足しているアビスパなのだとか。
技術はさび付くものではないと思いますが、試合勘などが克服できるのかというところがありますね。あと、仙台を出て以降はほとんど活躍できていなかったキャリア晩年のことも不安要素ですが。

スペイン・スーパーカップ
スペイン・スーパーカップの第一レグがモンジュイックで行われて、1-0でバルサがエスパニョールを下したそう。
ただ、これに対してエスパニョール側は「コンディション不良ということでアイスランド戦を辞退したシャビとプジョールが試合に出ているのはおかしい」と意義申立をするつもりなのだとか。
スペイン・サッカーについてはイタリア以上に個人的には色々と思うところがあるのですが、そのあたりは今度のユーロ予選展望でデンマークやスウェーデンと一緒に取り扱うことにします。

オーウェンはシーズン絶望の恐れも
新監督のローダーが「今シーズンプレーできるかどうかも分からない」というようなことを言ったのだとか。

ディルク・カイトがリヴァプールのメディカルチェックへ
フェイエノールトとの間で移籍金22億で合意したのだそう。苦労の末にようやく…というところですね。
ただ、実績はともかく、そこまでして獲らなければいけない選手ではないのかもという漠然とした不安があるのも事実なのですが。正直カイトは頑張りやで好感のもてる選手ですが、PSVにいた頃のファン・ニステルローイの凄みと比較すると…。
シーズン10得点のFWでいいのならカイトでいいでしょうけれど、10点なら自信をつけつつあるクラウチやファウラーでも取れるんじゃないかという気もしますし。それに獲得したのがこの時期になると馴れるための時間が足りないのではという気もします。

なお、他にポーツマスが元ナイジェリア代表のヌワンコ・カヌーを獲得する模様で。

レッジーナは減点処分
ミラン、フィオ、ラツィオがわがまま言い放題のゴネ通しで残留をしただけに、レッジーナだけ落とすのは不公平という判断がさすがに働いた模様。
本当はレッジーナも含めて全部落ちるべきなんですけどね(笑) イタリアは罪を憎んで人を憎まず、刑罰はできるだけ軽くしようという方向へと進むのでしょう(笑)