生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

ヴァイオリンを弾き始めると誰もが悩むこと? その1 あご当てカバー

2016-10-23 23:02:38 | 思うこと

 ヴィオラもそうだと思いますが、ヴァイオリンとは何とも不自然な姿勢を強いられる楽器だと思います。最近ではヴァイオリン本体にあご当てと肩当てを付けた上で、顎で楽器を支えつつ出来るだけ左手では楽器を支えないようにして運指が軽く行えるようにするものの様です。

 とはいえ始めたばかりの初心者にとっては楽器を顎で支えることは出来る瞬間もあるものの、大抵は左手でもしっかり支えています。しかし左手で楽器を支えながらでは運指が思うように行きません。と言うことで肩当てとあご当てのフィッティングが重要になるようですが、独学では合っているのかいないのかも判断できないだろうと思います。そこで初心者ほど楽器のフィッティングについて指導者が注意を払うべきだと思います。とは言え最初に出来るのは肩当ての高さとネジ穴を変えることぐらいでしょうか。私の場合はたまたまヴァイオリン専門店でのレッスンであったため、店舗に置いてあった様々な肩当てを試させてもらいましたが、殆どレッスン代2回分のためせっかく自分に合うと思われた肩当ても購入せずに帰ってしまいました。

 先生のヴァイオリンも構えさせてもらいましたが、恐れ多くて感想もなにもありませんでした。何れにしてもヴァイオリンの構え方としては殆ど楽器の中心軸辺りを顎で挟むそうです。また顎と肩で上下に挟むというよりは、肩に載せた肩当てを支点にしてあご当てを自分の顎で手前に引くつもりの方が良さそうです。とは言え、プロになっても肩当て・あご当てに諸々悩み続ける方も少なくないとか。

 例えば地震対策の粘着ゲルをあご当てに貼っている人もいるとか。また、ハンカチやスカーフを挟んだり、専用のあご当てカバー等も絹やセーム皮製等で二千五百円程度から市販されているようです。さて本日百円均一ショップのキャンドウを覗いてみたら、「保湿用リップマスク」というものが売られているのをたまたま見つけました。所謂普通のマスクの形状ですが内側はガーゼで外側は起毛の厚手の布で出来ているようです。値段は当然税別100円=税込み108円。目に入った瞬間にヴァイオリンのあご当てカバーに良いかも、と思い即購入しました。

 帰宅後直ぐにヴァイオリンに装着してみましたが、二つ折りにしてあご当てを上下に挟むようにすると、ちょうど手前側に耳掛けのゴム紐が来ます。そのゴム紐をヴァイオリンのボディの下側に回して肩当てに引っ掛けられます。これ、良いです。非常に良いです。何と言っても108円。汚れたら使い捨てでも気になりませんが洗濯もできそうです。これほどコストパフォーマンスの良いヴァイオリンのアクセサリーは、他には見当たらないと思います。


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