5月5日の朝日新聞の記事からです。
「山梨にゆかりはない。・・・
・・・人事や予算の権限はない。非常勤の館長で、できる事は限られる。
だが、直木賞作家の知名度を生かし、山梨の売り込みを期待されている
ことは自覚する。・・・
・・・司書が丁寧に本を選び、地域の書店から仕入れるように注文するつもりだ。
「地元の書店をつぶしちゃいけない」。書店と図書館がともに発展しないと、
地域文化が廃れてしまうと危機感を抱く。・・・」
新一関図書館の建設がまもなく始まります。
私は、議員になった当初からこの問題に関して、様々な意見提案をさせていただいてきました。
その結果、市民による「新一関図書館整備計画委員会」が設置され、様々な先進図書館の視察や
研修を行いながら、会議を重ねてきました。
整備検討委員会は、常に公開されていますし、毎回、多くの意見が出され、市(生涯学習文化課が担当)
は、それをしっかりと活かしてきたように思います。
その結果が、大幅な図書費の増額による図書の購入費であり、学校司書の充実に
つながっています。
この問題で、私が当初から一般質問を通じて意見提案を行ってきた、図書館長の招聘に関して
は、なかなかうまくいきませんでした。
市長や教育員会は、有名館長を招聘し、一定の成果を残した後、去られる事を懸念している
ようでした。間違った考えではないので、この問題に関しては平行線をたどりましたが、
今年4月に、本屋さんの業界では、特に有名な「伊藤清彦」さんを大東館長に選んだ事は、
私にとってうれしい事でした。
私は、伊藤清彦さんの手腕を楽しみにしています。
伊藤さんの手腕で、司書が本を選べる図書館になる事も期待しています。
山梨県立図書館長の就任は、オープン半年前で、私は少し遅いと感じています。
新一関図書館長は、少なくとも1年前には就任していただきいものです。