一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

「人口戦略会議」の分析結果の公表、そして当市の現状について考える

2024-05-13 11:10:58 | 日記

4月24日、民間の有識者グループ「人口戦略会議」が、人口戦略シンポジウムにおいて、

「持続可能性自治体」などのリストを発表しました。公表がいいのか悪いのか、様々な

意見はあると思いますが、10年前に行われた同様の分析結果との比較もあり、非常に関心

が高く、市民の皆さんの反響も大きいものがありました。市長は、市の最も大きな課題として

人口減少対策が最重要であるとして、様々な施策に取り組んでいますが、簡単に解決できない

非常に難解な課題であり、その成果も時間がかるためその評価も難しいと思います。特にも、

当市においては、消滅可能性自治体として、10年前より悪化したと報告されています。改善に

努力しても直ちに数字に現れにくい数字であり、一定の時間と努力が必要と思われます。

2月通常会議終了後多くの公務が続きました。3月18日には、岩手・宮城県際議長会として、

復興政務官、農林政務官、厚生労働省、文科省、議員会館等をめぐり、県際議長会で承認された

要望項目の陳情に伺いました。農林省では、特にも一関市議会で条例制定した「地元の森林を

活かす一関市林業振興条例」の思いを議会を代表して、農林水産大臣政務官・舞立参議院議員

に思いを伝えてきました。また、文科省では文科大臣政務官・復興大臣政務官を兼務している

本田参議院議員にILC誘致、そして復興に関連して県際市町村の課題である、国道343号線の

新笹ノ田トンネルの整備、国道284号線の高規格道路の整備について、懇談をしてきました。

省庁や議員会館での要望活動は、時間が限られますが、地元の思いを対面で、そして熱量を持って

国会議員や官僚の方々と意見交換できるため、貴重で重要な時間であり、大切な仕事と認識しています。

特にも舞立議員、本田議員はそれぞれ鳥取、熊本選出の国会議員であり、地方そして被災自治体の

現状に詳しく、真摯に意見に耳を傾けてくださいました。選挙区の見直しや人口減により岩手の

国会議員はかなり少ない状況となっています。宮城県と比べてもその差は歴然です。地方の声を

いかにして国政に生かしていくのか?このままの制度で正しいのか疑問が残ります。

そして、一関市議会の代表として出席する各種総会においては、出来る限り当市の現状を示し、

要望項目の理解を深めていただく他、議会が抱える課題についても岩手県内の議長さん方に同意を

求めて発言を行なっています。

    

 

3月29日には、退職者をお送りする会に議会代表で出席し、退職者、定年延長者、若くして職場

を去る人、ここ数年の様子を見ると退職する職員も様々であり、時代の変化の時であることを実感します。

4月は、多くの総会や議会対応などが続き、ほぼ毎日の公務が続きました。そのような中、県際議長会、

そして栗原市さんとともに3市交流を続けている登米市議会から、2月定期議会の結果を中心とした

議会報が届きましたので、目を通しました。開いて驚いたのは、「委員会審査活かされず」、そして

「スケートボード場整備事業・整備費5500万円を削除」という見出しでした。一関市では、昨年予算化

され整備が完了して「水辺プラザスケートボード場広場・船着場オープン記念イベント」が先日開催

されたばかりですが、隣の市では、「ちょっと待った」が議会審査であったようです。登米市、栗原市は

市長選挙で接戦が続いた経緯もあり、議会と当局の緊張感があるようです(想像)。また、一関市議会でも

委員会審査と違う議決が行われることがありますが、記憶ではそれは請願審査であり、条例案の委員会採決が、

変わる議決はかなり気にかかります。

議長として、全国の議長さんと意見交換を行う機会がかなり増えましたが、地方政治は地域それぞれの

事情があり、各地域で多くの様々な課題を抱えていることを知ります。人口減少問題は、ほぼどの地域に

おいても大きな課題であり、その対応に苦慮しています。

   

6月議会を前に、「農地調査特別委員会」の開催、清掃センター建設、駅東口・・・市政課題が山積する

中、議会が果たす役割の重要性を市民の皆さんに認識していただく事の重要性を改めて肝に銘じて

前に進んでいきたいと思います。

 

 

 

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