今市 女児殺害事件 勝又拓哉容疑者「吉田有希ちゃんが夢に出てくるから自供したい」 / 猟奇的なものを押収 2014/6/4

2014-06-04 | 死刑/重刑/生命犯

有希ちゃんが夢に…自供したい~勝又容疑者
 日本テレビ系(NNN) 6月4日(水)2時0分配信
 2005年、栃木県旧今市市で小学1年生の吉田有希ちゃんが連れ去られ殺害された事件で、警察は3日午後、32歳の男を逮捕した。捜査本部の置かれている今市警察署から右松健太キャスターが最新情報を伝える。
 逮捕された勝又拓哉容疑者は容疑について、「有希ちゃんが夢に出てくるから自供したい」と供述し、素直に取り調べに応じている。捜査関係者によると、勝又容疑者が当時所有していた白い車は特徴的な形をしていたが、有希ちゃんが最後に目撃された後に付近を猛スピードで走り去った白い車の特徴が一致したという。
 以前取材したときに、有希ちゃんが通っていた小学校では事件発生から8年以上も保護者付き添いのもと登下校を続けている。通学路で遊びながら帰る子どもたちの姿を見なくなったと地元に長く住む人は話をしていた。
 事件から8年6か月、容疑者逮捕の一報を受けて、地域では一日も早く子どもたちが笑って遊び回る日が戻ることを心待ちにしている。
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今市 女児殺害事件 取調べ映像の勝又拓哉被告 泣きながら「ずっと悪夢で目が覚める」第8回公判2016/3/10
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自宅で猟奇的なものを押収 今市女児殺害
  日テレNEWS24 2014年6月3日 17:48
 2005年、栃木県旧今市市の小学1年・吉田有希ちゃんが殺害された事件で、警察は3日夕方から記者会見を行っている。
 栃木県警の発表によると、3日午後1時過ぎに、今市警察署で殺人容疑で勝又拓哉容疑者(32)が逮捕された。勝又容疑者の容疑は、2005年12月1日の午後2時38分ごろから翌2日の午後2時ごろまでの間に、栃木県内またはその周辺で、吉田有希ちゃん(当時7)の胸を刃物のようなもので何度も突き刺し、失血死させた疑い。
 勝又容疑者は、警察の調べに対し容疑を認め、「私が有希ちゃんを殺したのは間違いありません。有希ちゃんに申し訳ありません」と話しているという。
 また、逮捕の経緯については、凶器の刃物は見つかっていないものの、「ビデオ画像などを緻密に分析した」としており、栃木県警は、茨城県警と協力し、検証や聞き込み捜査を慎重に行って、「自信をもって逮捕した」としている。
 さらに、勝又容疑者の自宅の捜索で、猟奇的でロリコンに関するものを押収していることを明らかにしている。
 また、有希ちゃんの遺族に対して、「8年6か月、心労かけて、おわび申し上げます」と述べた。
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容疑者「騒がれ山中で刺した」 栃木女児殺害で供述
 中日新聞 2014年6月4日 07時19分
 2005年に栃木県今市市(現日光市)の小学1年吉田有希ちゃん=当時(7)=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された勝又拓哉容疑者(32)が「(有希ちゃんに)騒がれたから殺した」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。
 勝又容疑者は「有希ちゃんを拉致した後、当時の自宅(栃木県鹿沼市)に連れ帰り、茨城県の遺棄現場までの途中の山で刺した」と供述している。有希ちゃんは十数カ所を刺されて失血死しており栃木、茨城両県警の合同捜査本部は、殺害に至る動機を慎重に調べる。
 捜査関係者によると、今市市から茨城県に向かう途中の防犯カメラに白い車が写っていた。(共同)
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今市事件、容疑者は偽ブランドで生計
 ハフィントンポスト 投稿日:2014年06月04日 08時19分|朝日新聞デジタル|執筆者:朝日新聞社提供
容疑者宅からビデオ押収、逮捕の決め手に 栃木・今市
 栃木県今市市(現日光市)で2005年、市立大沢小学校1年の吉田有希(ゆき)さん(当時7)が下校途中に連れ去られて刺殺された事件で、勝又拓哉容疑者(32)は事件後も栃木県内に住み続け、骨董(こっとう)市で偽ブランド品を売るなどして生計を立てていた。2005年12月の事件当時は23歳。車で関東近辺の骨董市などを転々としていた時期にあたる。
 「母親が客に対応し、息子(勝又容疑者)が店番をしていた」。勝又容疑者と母(55)=商標法違反罪で公判中=が十数年前から出入りしていた茨城県内の骨董市の関係者は振り返る。
 露店に並んでいたのは偽ルイ・ヴィトンのバッグや財布など。本物なら10万円を超えるものを、2万~3万円で売っていたという。偽ヴィトンのかばんを販売目的で所持していたとして母とともに今年1月、栃木県警に逮捕された。
 捜査関係者らによると、母の手伝いで偽ブランドの販売を始めたのは02年ごろ。母が仕入れや販売を手がけ、勝又容疑者は自宅に隣接する保管倉庫から骨董市まで車で運んでいた。自ら中国まで買い付けに行くこともあったという。
 有希さんの遺体が見つかった茨城県常陸大宮市の現場付近も骨董市巡りで訪れ、土地勘があったというのが捜査本部の見立てだ。
 知人や捜査関係者らによると、勝又容疑者は父の古里の台湾と日本とを行き来して育った。その後、有希さんと同じ栃木県今市市(現日光市)の市立大沢小に転入し、1995年に卒業。宇都宮市内の中学校に転校するまで、連れ去り現場の近くで暮らしていた。
 「転入時はほとんど日本語が話せず、絵本を教材に基礎的な言葉を勉強していた」と勝又容疑者を知る元教員。中学卒業後、日光市内のホテルで働いたがすぐに辞めた。その後もコンビニのアルバイトや派遣労働に就いた。いずれも長続きしなかったという。
 栃木県警の勝又容疑者宅の家宅捜索では所持が禁じられている刃物が複数、押収された。幼児性愛に関するものや猟奇的なものが映った画像も見つかったという。
 事件前後に容疑者が暮らしていたのは、連れ去り現場から数キロの鹿沼市内。近隣住民は「物腰が柔らかく、とても重大な犯罪を起こすようには見えない」と驚きを隠さなかった。知人の男性は「家でゲームをして過ごすことが多く、社交的ではなかった。事件のことは全く心当たりがない」と話した。
■警察「自信を持って逮捕」
 「慎重かつ粘り強い捜査を継続し、自信を持って逮捕するに至った」
 栃木、茨城両県警の合同捜査本部が置かれている栃木県警今市署で3日午後5時から開かれた会見で、栃木県警の阿部暢夫(のぶお)刑事部長はそう語った。一方で、「逮捕まで長期間を要し、ご遺族にご心労をおかけし、多くの県民の皆様にもご心配をおかけしたことをおわびする」とも述べた。
 事件から8年半が過ぎたが、捜査本部は約200人の態勢を維持して捜査を続けてきた。勝又拓哉容疑者(32)が捜査線上に浮かんだのは、事件発生から数カ月後だった。住民から、連れ去り現場の近くに「不審者がいる」との情報が寄せられた。連れ去り現場と遺棄現場に土地勘がある▽平日の日中に車で移動できる▽刃物や幼女などに興味を持つマニア――事件の特徴から犯人像を描く「プロファイリング」の結果とも一致した。
 ただ、捜査関係者によると、勝又容疑者から複数回、任意で事情を聴いたが、当時、本人は関与を否定。遺留物なども少なく、逮捕には至らなかった。
 転機は今年1月。内偵捜査を続けるなか、偽ブランド品を販売目的で所持していたとして、勝又容疑者を商標法違反容疑で現行犯逮捕。家宅捜索で、多くの画像などを押収した。分析を進めた結果、その中に、有希さんとみられる女児が映ったビデオ画像があることを確認。「容疑性を高める証拠」になると判断し、殺人容疑で逮捕した。
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栃木女児殺害:母子で骨董売る…容疑者、台湾から移住
 毎日新聞 2014年06月04日 07時30分
 栃木県日光市(旧今市市)で2005年12月、市立大沢小1年の吉田有希(ゆき)ちゃん(当時7歳)が行方不明になり、茨城県常陸(ひたち)大宮市で他殺体で見つかった事件で、栃木、茨城両県警の合同捜査本部は3日、栃木県鹿沼市西沢町、無職、勝又拓哉被告(32)=商標法違反などで公判中=を殺人容疑で逮捕した。勝又容疑者は容疑を認めており、動機や詳しい経緯を調べる。
 勝又容疑者は台湾出身で、3歳ごろから6歳ごろまで、今も台北近郊の新北市に住む祖父母に育てられたという。祖母(77)は3日、事件で逮捕されたことを聞くと「あの子が人を、しかも女の子を殺したなんて信じられない。何も考えられない」と声を詰まらせた。
 幼少の勝又容疑者について祖母は「公園で『お友だちと遊びな』と言っても『やだ』といって私の脇から離れないような人見知りだった」と振り返った。友だちは少なかったが、下のきょうだいの面倒見が良く、「頼れる兄ちゃん」だったという。
 祖母などによると、小学6年のころ、先に来日し、日本人男性と再婚していた母親の元に移り、有希ちゃんも通った栃木県日光市(旧今市市)の大沢小学校で6年生をやり直した。同級生は「日本語に不自由しており、登校を拒否していた」と当時の印象を語る。
 2000年ごろから、母子は偽ブランド品や骨董(こっとう)品を各地の骨董市などで売り歩き、生計を立てていたらしい。捜査関係者によると、主に母親が中国や日本国内の業者から偽ブランド品などを仕入れ、勝又容疑者が乗用車で商品を運んだ。祖母は「朝から晩まで働き、時には車で寝泊まりしていた」と語った。
 一方、捜査関係者によると、親子は茨城県那珂市での骨董市で、主催する古美術店の男性店主と偽ブランド品の露天販売を巡ってトラブルを起こし、02年ごろ出入り禁止になったという。勝又容疑者は09年5月に日本国籍を取得している。【加藤佑輔、台北・鈴木玲子】
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