ノムさん楽天“残留”のワケは   楽天コーチ大量刷新!不満噴出

2009-10-27 | 相撲・野球・・・など
古田の監督阻止? ノムさん楽天“残留”のワケは
10月26日16時56分配信 夕刊フジ
 楽天はクライマックスシリーズ(CS)第2ステージで日本ハムに1勝3敗で敗れ、今季限りでの解任が決まっている野村克也監督(74)は終戦を迎えた。今後、野村監督は何をするかと思えば、球団から3年契約で要請された名誉監督を受諾する考えだという。当初は、楽天との決別ムードが漂っていたが一転、“残留”へ。そこには、近い将来、元ヤクルト監督の古田敦也氏(44)を監督に据えたいとする球団側の思惑と関係があるようで…。
 終戦から一夜明けた25日、野村監督は、球団からの名誉監督就任要請について、「断る理由は何もない。解説をやっても、評論をやっても、何をやってもいいと言われているんでね」と近日中に受諾することを明かした。来季から3年間は名誉監督として球団に残ることになる。
 しかし、CS開幕前には、解任騒動真っただ中ということもあって、球団からの就任要請に「名誉に感じるような球団かよ。ふざけんなって」と言い捨てた野村監督。それが、180度転換の受諾の裏には何が? 21日に三木谷球団会長が礼を尽くして直々に要請した上、長男・克則バッテリーコーチ(36)の厚遇を約束したことで、心変わりしたようだ。
 野村監督自身が「名誉監督なんて肩書がついたら、楽天批判はできなくなるな。暴露本は出せなくなったな」と発言するなど表向きには、完全に丸め込まれた格好。球団にとっては、シメシメというところだが、実は「野村名誉監督誕生」で、今後、大きな難問が持ち上がりそうなのだ。
【不仲の師弟…】
 「次の監督が面白くないんじゃないか? 迷惑をかけるんじゃないかな。次期監督に聞いてくれとは言ってある」と懸念する野村監督。つまり、抜群の野球理論に加え、絶大な発言力を持つ知将が、上にいたのでは、現場の監督がやりにくくて仕方がないというワケだ。後任に内定している前広島監督のマーティー・ブラウン氏(46)なら、外国人ということで、しがらみもなく、野村名誉監督でも支障はないだろう。
 しかし問題なのは“次の次の監督”。野村監督も「(球団は)最終的には古田を狙っているんだろ? 古田はオレの後は嫌だと言って受けないらしいからな。ブラウンは中継ぎだよ」と、にらんでいるように、楽天の本命は元ヤクルト監督の古田氏の招へいだ。
 野村監督と古田氏といえば、ヤクルト時代の師弟コンビで知られるが、古田の成長とともに2人の間に溝が生まれた。いつまでも育ての親の感覚を持つ野村監督に対し、独り立ちした自負のある古田氏の確執が表面化。野村監督は常々「古田も偉くなったもんやな。ワシがヤクルトの監督を辞めたら、年賀状もよこさん」と古田批判を展開。不仲の師弟として、注目されるようになった。
 ブラウン氏には2年契約が提示される見込みで、Bクラスなら1年で契約を解除できる内容とみられる。球団はブラウン氏をワンポイントとし、すぐにでも「楽天・古田監督」を誕生させたい考え。後は古田氏の返事待ちの状況だ。
 しかし、古田氏も上に野村名誉監督がいるうちは、楽天の要請にクビをタテに振る可能性は低い。野村監督の名誉監督受諾が、結果的に古田監督誕生の大きな障害になってしまったのだ。まさか、「楽天・古田監督誕生阻止」のため、野村監督は名誉監督就任を受諾するわけではないだろうが…。
 もっとも、野村監督は「万が一(他球団から監督要請の)話があったら(楽天と)相談するしかない」と現場復帰への色気は十分。高齢が解任の理由のひとつとされるが、24日の試合後は、午後8時から札幌のススキノに出撃し、「ごくろうさん会をやっていた」と宿舎に戻ったのは午前3時すぎ。74歳とは思えない底知れぬスタミナをみせつけた。「年はとっているけど、体は元気だから。オレから野球を取ったら何もない」と、まだまだユニホームへの情熱は衰えていない。
 古田氏とすれば、野村監督に他球団から声がかかり、楽天から惜しまれながら去ってもらうのを願うしかない?!
 それにしても、楽天は、一難去ってまた一難。今後も野村名誉監督をめぐって、ひと騒動起きるのは間違いない。(塚沢健太郎)最終更新:10月26日20時27分
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楽天コーチ大量刷新!「遅すぎる」と不満噴出
10月26日7時0分配信 スポニチアネックス
 野村監督のラストゲームから一夜明け、楽天がコーチ陣の大刷新を断行した。橋上秀樹ヘッドコーチ(43)、池山隆寛打撃コーチ(43)ら1軍コーチ9人中6人を解任。
 仙台市内のホテルで通告した米田球団代表は「監督が代わること自体が次のステージへという意味が強い。それを人事に関してもしようという意志」と説明した。球団初のAクラス、2位の成績では異例の粛清。野村監督同様、この時期での解任通告にコーチ陣からは不満も噴出した。橋上コーチは「初めてのCSで球団も経験がないのは分かる。でも、この時期はどの球団も陣容は決まっている。次の仕事に関してはどれだけ不利になるか」と話した。
 佐藤義則投手コーチ(55)と山田勝彦バッテリーコーチ(40)は留任し、野村克則バッテリーコーチ(36)は育成コーチ就任の要請を保留した。

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