神戸連続児童殺傷事件 家裁決定全文掲載 井垣氏はなぜ元少年を静かに置いてやらないのか…来栖の独白

2015-04-11 | 神戸 連続児童殺傷事件 酒鬼薔薇聖斗

 神戸新聞NEXT 2015/4/11 07:00
神戸連続児童殺傷事件 遺族が不快感 家裁決定全文掲載
 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時中学3年の加害男性(32)を「医療少年院送致」とした神戸家裁の決定全文が、10日発売の月刊「文芸春秋」5月号に掲載されたことを受け、殺害された児童2人の遺族が「理解できない」と不快感を示した。
 家裁は97年10月、加害男性の医療少年院送致を決定。異例の措置として、審判の決定要旨を公開したが、男性の生育歴や精神鑑定の主要部分は明かされなかった。
 事件で亡くなった山下彩花ちゃん=当時(10)=の母京子さん(59)は「なぜこの時期の掲載なのか理解できないし、社会にとって意味のあることなのかも疑問」と述べ、「退職したとはいえ、元判事が個人の意思で勝手に公表するのはいかがなものか。事件の教訓は別の形で伝えられるのでは」と話す。
 次男の淳君=当時(11)=を失った土師守さん(59)は「遺族の心情を無視した掲載」と批判。「あの事件は非常に特殊なケースで、他の少年事件の参考にもならない」とし、「一般の人たちに興味本位で読まれるのはつらい」と話した。
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〈来栖の独白〉
 遺族は遺族の心情として、どんなに堪え難いだろう。
 私は第三者だけれど、気になる事がある。加害元少年は現在、この地平に生活している。更生と償いの日々を懸命に生きている。常人として生活している。過去の罪科とはいえ、今なおこれほどに騒がれて静穏に居られるものだろうか。人間とは脆いものである。騒いではいけない。井垣氏も佐々木も、そして文藝春秋も、なぜ元少年を静かに置いてやらないのか。人は脆いものである。
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家裁決定の全文掲載問題、提供の元裁判官に抗議
 読売新聞 4月11日(土)14時11分配信
 1997年に起きた神戸市連続児童殺傷事件に絡み、中学3年だった加害男性(32)を医療少年院送致とした神戸家裁決定の全文が「文芸春秋」5月号に掲載された問題で、同家裁の岡原剛(たけし)所長は10日、文芸春秋や全文を提供した元裁判官の井垣康弘弁護士らに文書で抗議した。
  その上で、「少年法で非公開とされる少年審判の信頼を著しく損ない、関係者に多大な苦痛を与えかねず、誠に遺憾だ」との談話を発表した。
  決定全文は、共同通信の編集委員が、97年10月に決定を出した井垣弁護士から提供を受けて寄稿する形で掲載。抗議文は編集委員にも送られ、井垣弁護士に対しては「裁判官が退職後も負っている守秘義務に反する行為で、適切な対応を求める」とした。  最終更新:4月11日(土)14時11分
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〈来栖の独白 2015/4/10 Fri. 〉
  「力ある者」の守秘義務云々よりも私の気になるのは、加害元少年の精神安寧である…。
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「神戸連続児童殺傷」審判決定全文掲載で 神戸家裁が文藝春秋・佐々木央氏・井垣康弘弁護士に抗議文 


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